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To Leslieトゥ・レスリーはアル中女のダメ物語!ネタバレ感想

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アンドレア・ライズボローがノーメイクで小汚い女を演じた人間ドラマ。小汚くてもやっぱり美人が出てしまってて汚れ具合が足りなかったです。43点

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To Leslie トゥ・レスリーのあらすじ

アル中でシングルマザーのレスリーはかつて宝くじで大金を当てたこともあった。しかし酒と薬で全て使い果たしてしまい、今では無一文だった。彼女はモーテルの滞在費を滞納していたことから退去を命じられ、仕方なく20歳の息子ジェームズのアパートに転がり込むことに。

しかし酒だけは飲むなと息子に言われたのにも関わらず、レスリーはすぐに約束を破って酒に走ってしまい、ジェームズのアパートからも追い出されてしまう。

レスリーは仕方なく地元の昔の友人ナンシーとダッチのところに引き取られることになった。しかしそこでも彼女はすぐにトラブルを起こし、家にいられなくなってしまう。

レスリーが町をさまよっていると、彼女はモーテルのオーナーの一人、スウィーニーに拾われる。彼の配慮からレスリーはモーテルの従業員として住み込みで働けるようになる。

しかし事態は変わらなかった。彼女は相変わらず酒に溺れ、仕事もまともにやらず、ついには親切なスウィーニーすらも失望させてしまうのだった。

To Leslie トゥ・レスリーのキャスト

  • アンドレア・ライズボロー
  • オーウェン・ティーグ
  • マーク・マロン
  • アリソン・ジャネイ
  • アンドレ・ロヨ

To Leslie トゥ・レスリーの感想と評価

「13の理由」、「ハウス オブ カード 野望の階段」などのエピソードを監督したマイケル・モリスによる中年アル中女の再起ドラマ。いわゆるダメ女が散々やらかして、やっとのことで頑張ろうとする姿を見守る感動狙いの話です。

ダメ女の物語にしては笑いが一切なく、「レッド・ロケット」などの主人公のポンコツっぷりを見て笑う映画とは一線を画します。本作の場合、視聴者が得られるのは主人公に対する哀れみだけで、2時間散々ヒロインの自分勝手で無責任な行動を我慢した末に最後ちょこっとだけ感動できるかどうか、という作りになっています。

基本、ヒロインが誰かに助けられてはやらかして追放され、またほかの人に助けられてはトラブルを起こし追い出され、というのの繰り返しです。この展開が1時間以上続きます。

ヒロインのダメっぷりは、アルコール中毒という「病気」と形容することもできるでしょう。病気だから仕方がない。病気だからやめられない。病気だから理性が効かない、などと理解を示してあげられる人もいるかもしれません。僕は無理でしたね。

もっとヒロインが申し訳なさそうに生きているならまだしも、散々迷惑かけまくって開き直ってるのが癪だし、自分を正当化することに関しては超人レベルのスキルを発揮するのが許せません。ただ、いそうだけどね、ああいう人。

息子からしたらあんな母親、最悪だろうし、面倒も見たくないですよね。情けないだけじゃなくお金盗んだりするんだから。

中毒だからアルコールがないと生きていけない。アルコールのためなら犯罪でも犯すし、モラルもへったくれもないっていうんだったら、アルコールを得るために売春とかしそうなもんだけど、なぜかヒロインは性に関してはガードが滅茶苦茶固く、理性が働きまくるっていう設定になっていて、あれ?ってなりましたね。

もっと下半身もゆるゆるじゃないと辻褄合わないじゃん。酒のためなら誰とでもやるぐらいのハングリー精神があったらストーリーに色気も出てきたことでしょう。でもそれもないからね。

周囲の人々が優しすぎるのも違和感がありました。みんなどれだけレスリーを許してあげるんだよって。アメリカ人はあんなにお節介じゃないだろって思いましたね。家族、親族ならまだ分かるんだけどモーテルのオーナーがなんで酔っ払いを雇うよ。メリットないじゃん。それも元妻がアル中だったっていう経緯があるならなおさらアル中の女と関わるのはやめておこうってなるでしょ。

下心から雇ったっていうならもっと早くから手を出して、下心を満たそうとする獣にならないとただの利用されてるだけのおっさんじゃん。そもそもあんな面倒くさい女に惚れる意味が分からないし、どこに魅力を感じたのか不思議です。

そんななんでも許してくれる人々に囲まれアル中ヒロインは、ある日ふとモーテルの敷地内に放置されたアイスクリーム屋があるのを目にして、「あ、私も自分の店やろう」みたいなことを思いつきます。いわゆる女子大生が「将来は自分のカフェを開けたいの」とか言い出すのと同じノリです。

簡単なホテルの清掃もできない奴が、自分の店を持ちたいなどとほざき、それに対するコストなどは一切無視して数か月後に見事レストランをオープンさせます。リフォーム代、機材コスト、その他もろもろの費用、どれだけかかってるんだよって。それを全部男に払わせたんですかね。

それでラストは喧嘩別れした息子が登場で感動、といった流れになっていて、最後だけはまあまあいい話にして終わっていきます。ただ、あの女が治療も受けずに自らの意思だけでアルコール止められるとは思えないんだけどね。中毒ってそんなに甘くないでしょ。

コメント

  1. ちー より:

    宝くじを使い果たす、というリアリティがありそうなアイデアの割にはストーリーはあまりリアリティはありませんでしたねー。

    奢ってもらうために男に声をかけていたのでああ、当然売春の流れになるよねーと思って見ていたので、えぇ!やらないの?と拍子抜けしましたw
    モーテルオーナーも彼女のどこがよかったのがさっぱりわからなかったですよね。
    アル中の元妻を助けられなかったという罪悪感がスタートなんでしょうかねぇ。