レイズド・バイ・ウルブスはホラーとしては見れる!感想とネタバレ

この記事は 約5 分で読めます。

SFとしてはベタだけど、ホラーとしてはまあまあ見れちゃうドラマ。ストーリーが若干ややこしいです。55点

レイズド・バイ・ウルブス・神なき惑星のあらすじ

『レイズド・バイ・ウルブス / 神なき惑星』予告編 – HBO Max/U-NEXT (2021)

22世紀、アンドロイドのマザーとファザーは宗教戦争で破壊された地球を逃れ、惑星ケプラー22bに到着する。

マザーとファザーは人間の受精卵を持ち、その場所で子供たちを生み、育てようとしていた。そして新たな人類を一から築き上げようという計画だった。

無事、6人の子供が生まれたが、12年後になっても生き延びていたのは息子のキャンピオンだけだった。

そんなある日、ケイレブ率いるミトラ教徒たちがケプラー22bにやってくる。彼らは人間であるキャンピオンをアンドロイドのマザーから救おうとするが、マザーがネクロマンサーに変身し、ミトラ教徒たちを見な殺しにしてしまう。

そしてマザーはケイレブの顔に姿を変え、箱舟・ヘヴンへと行き、そこにいたミトラ教徒たちも全滅させてしまう。さらに箱舟を墜落される命令をコンピューターに指示し、自分はミトラ教徒の子どもたちを連れて、ケプラー22bに戻っていった。

レイズド・バイ・ウルブス・神なき惑星のキャスト

  • アマンダ・コリン
  • アブバカー・サリム
  • ウィンタ・マクグラス
  • ニアフ・アルガー
  • トラヴィス・フィメル
  • ジョーダン・ロックラン

レイズド・バイ・ウルブス・神なき惑星の感想と評価

エイリアン」、「エイリアン: コヴェナント 」、「ブラックレイン」、「悪の法則 」、「オデッセイ」、「ゲティ家の身代金 」、「ブレードランナー」でお馴染みのリドリー・スコットがプロデューサーと監督として参加してるSFドラマシリーズ。

アンドロイド、宗教、戦争、科学、近未来、ハイテクといった要素をふんだんに詰め込み、色んなSF映画をごちゃ混ぜにしたような世界観ではあるものの、まあ最後までは見れる作品になっていました。

ホラーテイストもかなり含まれていて、同シリーズの面白い部分はほぼほぼグロテスクなホラーシーンから来ている、といっても過言ではないでしょう。

特にマザーと呼ばれるアンドロイドの破壊兵器っぷりには驚かされるし、キャーと一言叫ぶだけで人間たちを一瞬にしてグチャっと殺すことのできるパワーは圧巻でした。あそこまで強いと気持ちいいね。

マザーの空の飛び方も面白いし、なんで空飛ぶと体の色が変わるんだよって突っこみたくなるところが多々あって、笑いと興奮交じりの感情が沸き起こりました。

一方でストーリー構成が悪く、なかなか話が読めないのが難点です。シーズン1は全5話で終わりますが、最終話まで見て初めてなんだそうだったのか、とストーリーラインがやっと見えてくる作りになっていました。

構成としては最終話が一話でもいいぐらいでしたね。SFは特に専門用語や固有名詞や架空の設定尽くしなので、できるだけ最初のほうで理解させてあげる親切さも必要ですね。

だから我慢できない人は、なんだか訳わからねえなあ、と言って途中で断念しちゃうんじゃないでしょうか。僕ももうすぐで脱落するところでした。マザーが前半部分で暴れてくれてなかったら無理だったでしょうね。

物語の舞台は主に架空の惑星、ケプラー22bが中心です。それにちょっとだけ地球のシーンと宇宙のシーンがあるぐらいで、基本的にはケプラー22bで新しい人類の誕生を視聴者は見届けることになります。

なんでも地球は無神論者とミトラ教徒たちの間で宗教戦争が起こったためほぼ絶滅状態にあり、人類には新しい生活拠点が必要となったそうなのです。それに選ばれたのがケプラー22bで、そこで人類を真っ先に再建しようとしたのは人間ではなく、皮肉にもアンドロイドの夫婦でした。

そしてアンドロイドの夫婦に育てられた人間の子供たちを、今度は人間たちが救出、あるいは奪いにやって来ます。そしてそれをアンドロイドが阻止する、というのがおおよその流れになっています。

言葉で説明するとシンプルなのに、これを精一杯複雑に語って聞かせているふしがあって、箱舟やらミトラ教徒の神・ソルやら、ネクロマンサー(アンドロイドの殺人兵器)といったネーミングの悪さも物語を分かりにくくさせることに一役買ってますね。

それに対し、地球が滅亡するほどの戦争に関しては、無神論者とミトラ教徒という1対1の戦いになっているのもちょっとバランスが悪いですねぇ。宗教戦争こそもっと複雑な関係性があるはずなのにAとBしかいないって。

また、エピソード1から気になってしょうがなかったのは、コスチュームデザインのセンスのなさです。SFではこれが重要度5割じゃないかなぁ。それほど大事なパートですが、いきなり全身タイツの登場人物がでてきたのには面喰いました。

ミトラ教徒の宗教服も紋章もださいし、あの辺ももっとセンス良くできたら、すごいシリーズになっていたんですけどね。

あと、アンドロイドは無表情っていう固定観念をそろそろぶち壊したほうがいいよね。もうずっと変わってないじゃん。むしろ未来の人間よりアンドロイドのほうが情に厚く、表情豊かで、心優しい、とかのほうがいいと思うんだけどなぁ。

宣伝方法にも一つ問題があってまるでリドリー・スコットが一人で監督してるみたいな伝え方をしてませんか。リドリー・スコットが監督しているのはエピソード1と2だけだからね。それなのに毎回リドリー・スコット監督ってテロップ出すのもちょっとずるいよなぁ。基本的にハリウッドドラマはエピソードごとに監督変わるからね。

コメント