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韓国映画「生きている」が面白いのは最初の30分!感想とネタバレ

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最後まで見れないことはないけど、見れば見るほどつまらなくなり、特にオチもなく終わっていく韓国映画。ゾンビ役の俳優たちはいいのに、肝心な主人公二人がダメダメでした。45点

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韓国映画「生きている」のあらすじ

ある日、いつものように目覚めてからオンラインゲームをやろうとしたジュヌはなにやら外で異変が起こっていることを知る。

ニュースを見ると、原因不明の感染症が広がり、人々を狂暴化させているようだった。感染したものはゾンビと化し、また別の人を襲う、という事態がまさに今、ジュヌの目の前で起きていた。外はゾンビで溢れ、とてもアパートから出ていける状況じゃなかった。

そんなとき隣人を名乗る男がジュヌのアパートに逃げ込んで来る。彼もまたゾンビたちに襲われそうになり、命からがら逃げて来たのだ。しかしまもなくすると隣人の男の様子までおかしくなり、ジュヌに襲い掛かるのだった。

それからジュヌはアパートに一人閉じ込められ、食料も水もないまま何日も過ごすことになる。もはや生き残れる希望を失いかけ、自殺を図ろうとしたとき、彼の向かいのビルに住むユビンがレーザービームで合図を送ってきた。

ジュヌは頼もしい女性の生存者と知り合い、もう一度ゾンビが溢れる絶望の中で戦い、生き延びることを誓う。

韓国映画「生きている」のキャスト

  • ユ・アイン
  • パク・シネ

韓国映画「生きている」の感想と評価

チョ・イルヒョン監督による、韓国発ゾンビアクション。出だしはかなり良く、ゾンビ映画にしては結構面白いかと思いきや、後半からの失速具合がおびただしく、全体的に惜しい作品です。

世界各国で散々製作されたゾンビ映画に今あえて挑戦するなら、それこそ斬新なアイデアに溢れいないときついですよね。

この映画の場合、ゾンビに囲まれてアパートから出れなくなった、というシチュエーションにしていて、それはそれで密室ゾンビスリラーというアイデアを生み出していて、興味をそそられました。

水も食べ物もない中で主人公が一体どうやってゾンビの牙を交わしながら外部との接点のないアパートで生き延びていくか、というのは十分なエンタメになっていて、序盤はそこそこ楽しめました。

ところが主人公ともう一人の女性生存者が出会ってぐらいから急にそれまでの怒涛のストーリー展開が遅くなり、美男美女の仲良し脱出劇になっていく様子にはがっかりさせられましたね。

そもそもユ・アインもパク・シネも大した役作りができておらず、数十日飲まず食わずで耐えてきたという設定なのに、げっそりもしていなければ、肌艶も良く、お風呂に入っていないはずなのに、とにかく綺麗なんですよね。

洋服もその都度いちいち新品みたいな服に着替えてオシャレしているし、あまり深刻さが伝わってきませんね。

あのままアパートの中だけで話が完結されればすごいなぁ、と思えたんだけど、途中から勇気を振り絞ってアパートの外に出て、そうかと思えばまた別のアパートに入るという流れは残念でしかなかったです。

早い話がアイデア不足で、1時間半もたせるだけのネタがなかったとしか考えられないです。最初の20,30分はすごくいいんですけどね。やっぱりゾンビから登場人物が逃げるだけのストーリーじゃあ、まず途中で飽きるよね。

だから途中でどうでもいいラーメンを食べるシーンとかに長い時間を使うんですよ。飲み水がない状況で、あいつらときたら水をふんだんに使ってラーメン作ってるんですよ。アホなんですかね。固形のラーメンぐらい直で食べたらいいじゃないですか。なにをこの期に及んで食事を楽しんじゃってるんだよって。

それでトランシーバーで喋りながら二人してキャッキャキャッキャって言ってるんですよ。それでなにがなんでも生き延びるみたいに言われてもね。執念を感じなかったなぁ。

ゾンビ映画嫌いの僕がこの映画を見た理由は、同じく韓国の「新感染ファイナル・エクスプレス」がなかなか面白かったからです。

新感染ファイナル・エクスプレス」はゾンビに列車というシチュエーションをかけ算しているのが良かったですよね。あれこそ密室ゾンビスリラーの好例だし、これから出てくるゾンビ映画もなかなかあのエンタメ度は越えられないんじゃないかなぁ。

でももちろん本作ではもう同じネタは使えないから、今度はどんな話になるんだろう、と覗いてみたくなった視聴者も少なくなかったはずです。

そういう意味では、「新感染ファイナル・エクスプレス」の関連作品といえなくもないし、「新感染ファイナル・エクスプレス」から多大な恩恵を受けていますよね。どうせなら途中から無理やりでも列車に乗っちゃえばよかったのにね。

コメント

  1. きのこ食べすぎ より:

    ブードゥー教の「オカルト・ゾンビ」、ロメロの「感染ゾンビ」、ダニー・ボイルの「走るゾンビ」、映画「コリン」に始まる「セルフ・ゾンビ」等々、ゾンビという鉱脈はもう掘り尽くされた感があります。
    「天災」や「巨大事故」の様な、物語の背景要素として用いるにしても、敢えてゾンビを使う必然性を見出すのが難しいし。

  2. 名無し より:

    ラーメンのシーンは「最後の晩餐」って付箋貼って、本当にヤバくなった時の為に取っておこうって決めてたのにCMでそそられて食べちゃったっていう個人的には人間の誘惑への弱さとか色々考える事ができて中々いい場面だったと思うよ?その後の付箋を見て後悔してる部分も併せればよく出来ていると思う。少なくとも監督もただ意味もなくラーメン啜ってるシーン見せたかったわけじゃないと思うけど?水に関してはその後の蛇口を捻って水が出てこない事に驚いている事からラーメン食ってた時は出てたって事でしょ。さすがに有限の水使ってまで非常時にラーメン作るほどバカな人はいない。ちょっと記事読んでて思ったんだけど、なんかこう浅はかじゃない?映画を見る姿勢が。しかも間違ったストーリー書いてるし(水の部分ね)。
    映画を評価する立場なんだからもっと真剣に見たら?まぁ、どんな感想を抱くかはそれぞれだから後半がイチャイチャだとか書いてるのはまだいいとして、実際のストーリーと違うこと書くのは論外ってやつでしょ。