2017/01/12

新感染ファイナル・エクスプレス(原題부산행/TRAIN TO BUSAN)

新感染ファイナル・エクスプレス

話が単純明快で、世界中に通じる韓国のゾンビアクション映画。同じパニック映画でもシン・ゴジラの何倍も面白いです。50点(100点満点)

あらすじ

ある日突然未知のウイルスが韓国中を襲い、人々がゾンビと化してしまう。ウイルスに感染したゾンビに噛まれると、その人までゾンビとなり、その数は一気に拡大し、パンデミックとなる。

そんな中、異常事態に気づかずに釜山行きの列車に乗り込んだ乗客たち。その中に一人の感染者が紛れ込む。列車の中はたちまち感染者で溢れ、乗客たちは必死で逃げ惑うことに。

すでに韓国全土に被害が広がり、唯一残された安全な都市は釜山だけ。そこを目指し、乗客たちの命がけの旅が今始まろうとしていた。


文句

世界中で話題となっている韓国発ゾンビ映画。ストーリーが単純明快で、ハラハラドキドキの展開を作ることに成功しているサバイバルアクションです。

基本的に僕はゾンビ映画は嫌いです。ゾンビ映画はすでに色々あるし、出尽くした感が拭えないジャンルだからです。それでもこの映画は笑いながらそこそこ楽しめました。

別に世界観が新しいわけでもないし、映像技術がすごいわけでもないんですが、すでに誰もが知っていて、見たことのある世界の中で様々なアイデアを駆使しながらエキサイティングに仕上げていました。

ストーリーは、やり手のファンドマネージャーの主人公ソグ(コン・ユ)が別れた妻のもとに娘のスアン(キム・スアン)を連れて行くことになり、そのとき乗った釜山行きの列車にゾンビが紛れ込んで来る、といった展開になっています。

話の流れがスピーディーで、設定上のルールも「ゾンビに噛まれたらアウト」といったシンプルなところが世界中で受けた要因でしょう。

アホなSF映画みたいにいちいちなんで人々がゾンビになったのか、そのウイルスはどんな性質を持つのか、といったことを何十分も使ってダラダラ言葉で説明しないところに好感が持てます。

ゾンビに噛まれたらその人もゾンビになり、ゾンビがどんどん増えていって大変なことになるんですが、その光景が怖いというより笑えます。笑いながらハラハラするっていう普通のパニックものとは違ったテイストがありました。

ゾンビを演じたエキストラ俳優たちの頑張りもあるでしょう。彼らの動きがカクカクしていて面白く、映像もそれほどCGに頼っていないのが素敵です。

なんていっても一番の功労者は、強面でゴツい男サンファ(マ・ドンソク)でしょう。動きも体もプロレスラーそのもので、一体一人で何人のゾンビを抑えられるんだよってほどのパワーファイターでした。ああいうキャラ一人いるといいですねぇ。

ただ、後半になるとちょっとダレますね。話がつまんなくなるのは生き延びるために様々な行動を取る乗客を通じて人間の自己犠牲やら利己主義やらにフォーカスしだしてからです。

それまではただ生き延びることに焦点をあてていたのが、急に道徳臭くなるのがいけません。あんな状況でモラルうんぬんいらないからって話なんです。

ラストのオチもどうなのかなぁと。そもそも韓国全体があんな状況にあって、釜山に着いたところでどうなるってことでもないですもんね。

もしかしてこれ続編作るんですかね。リメイクは作るらしいんですが、どっちを作ったとしてもほとんどの人がこれだけで、すでにお腹一杯だと思いますよ。

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