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ベルリン・アイラブユーは微妙な群像劇!感想とネタバレ

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旅行者がベルリンで恋をする話をまとめただけのドイツの雰囲気をあまり感じられない恋愛劇。見れないことはないけど、わざわざ見る必要もない作品です。42点 

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ベルリン・アイラブユーのあらすじ

ドイツの首都ベルリンには世界中から様々人々が様々な理由で集まってくる。夢を叶えるためにやってくる者。旅行に来る者。そして恋をしに来る者など。

ジャレッドは最愛の恋人を自分の兄に取られ、人を信用できなくなっていた。彼はベルリンで酒に溺れて死ぬ気だった。できるだけ人との交流を避けて生活した。

ある日、ジャレッドはヴァネッサと呼ばれる人口知能のついた中古車を購入する。ジャレッドはただの人工知能ではなく、ジャレッドの抱える悩みまで理解した。

ジャレッドが車ごと川に突っ込んで自殺を図るとヴァネッサがそれを止めた。そしてヴァネッサは素晴らしいベルリンを見せてあげるといって、ジャレッドを案内した。ジャレッドは再び生きる活力を見出し、隣人の女性と恋に落ちた。

一方、ストリートパフォーマーのダミエルは、背中に翼をつけて道でパフォーマンスをしていたところ、ストリートミュージシャンのサラと出会う。

最初はサラのことを疎ましく思ったダミエルだったが、コンビニの会計を払ってもらったことをきっかけに仲良くなっていく。

サラはイスラエル人で、かつて第二次世界大戦中にベルリンで祖母が収容されていた場所を訪れようとしていた。そんな中、ダミエルはベルリンから去ろうとしていた。

ベルリン・アイラブユーのキャスト

  • ロベルト・シュタットローバー
  • ラファエル・コーエン
  • キーラ・ナイトレイ
  • ミッキー・ローク
  • ディエゴ・ルナ
  • トニ・ガーン

ベルリン・アイラブユーの感想と評価

ダイアナ・アグロン、ピーター・チェルソム、クラウス・クラウセン、フェルナンド・エインビッケ、ジャスティン・フランクリン、デニス・ガンゼル、ダニー・レヴィ、ステファニー・マーティン、ジョセフ・ラスナック ティル・シュヴァイガー、マッシー・タジェディンなどの複数の監督によるオムニバス映画。

「パリ、ジュテーム」、「ニューヨーク・アイラブユー」、「リオ・アイラブユー」に続く、ベルリンを舞台にした恋愛群像劇です。

世界各国の大都市を拠点に、ひょんなことから若い男女が知り合い、恋に落ちている様子を描いた同シリーズですが、ベルリン編はほかの作品と比べてもひとつひとつのエピソードが弱かったです。

ベルリン編がほかの作品と違うのは、登場人物のほとんどが外国人になっている点ですね。みんな何かを目指してベルリンに集まってきた、という設定の下にストーリーが進むため、基本全編英語です。早い話が観光客目線のベルリンを描いています。

もちろんちょろちょろっとドイツ人がドイツ語を話したりしますが、ドイツらしさが出ているかというとそうでもないですね。せっかくドイツ人によるドイツの恋愛風景を見たかったのにもったいないなぁ。

キーラ・ナイトレイ、ミッキー・ローク、ディエゴ・ルナなど有名俳優たちも出演しています。しかし登場シーンが少ないこともあり、またストーリーが平凡のためそれぞれそれほどインパクトを残せていないですね。

ミッキー・ロークの顔の変形ぶりはちょっと驚きました。「レスラー」の頃から比べても、また整形したのかなと思わせる人工的な顔で登場していて、筋肉質で整形顔だからAV男優にしか見えなかったです。

それに対し、ディエゴ・ルナのオネエ役には気づかなかった人も多かったんじゃないでしょうか。マフィア役をやったかと思ったら、オネエ役もやったり、やっぱりハリウッド俳優は演技の幅が広いですね。

一番印象に残ったキャストは、ドイツ人モデルのトニ・ガーンです。いかにもモデル体型で、色気もあって、悪女っぽい顔もたまりませんね。あの存在感とビジュアルがあったら女優としても人気出そうだけどなぁ。

田舎景色もいいけど、都市には都市で、映画に適した絵にスポットがあるもんだなぁ、と思わせる風景や場所を見るのはそれなりに楽しかったです。

また、ショートストーリーを一つに束ねた構成になっているので、あるストーリーがつまらなくてもすぐに終わってくれるため、なんだかんだで最後まで見れてしまう作りになっているのがオムニバスのいいところです。

これでもうちょっと面白いストーリーがあったらいいんですけどね。思い切り笑える話とか、色気むんむんなドラマとか、なにか一つでも振り切ったエピソードがあったら良かったんですけどねぇ。

どれも中途半端ないい話系感動ドラマのようなチョイスになっているのが残念です。いくつか意味不明な話もありました。

女性タクシー運転手のオチはあれなんだったんですかね。男が連れて行かれたのになんで彼女は何もしないんですか。お喋りなくせに、あの事件のことは誰にも言わないつもりなんでしょうか。

最後にテロでも起こるのかと思ったけど悲劇もなく、複数のカップルが誕生して終わっていきましたね。これを見て視聴者はベルリンに行きたくなるのかなぁ? ならないかもなぁ。少なくとも僕はなりませんでした。

どうでもいいけど、早く「東京、愛してる」を作ってください。

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