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グリーンマイルは面白くないし、泣けないし、ネズミがうざい!感想

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この記事は 約5 分で読めます。

スティーブン・キング原作映画で史上最高の興行成績をたたき出した作品。でも実際は長くて、退屈で、泣けない映画です。34点(100点満点)

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グリーンマイルのあらすじ

1999年のルイジアナ州、ポールは老人ホームでほかの老人たちと昔の映画を見ていた時に突然号泣する。

彼の友人のエラインが何があったのかと聞くと、ポールはかつて死刑囚を集めた棟の看守主任で、死刑執行にも関わっていたことを明かす。

ポールが勤務していた死刑囚棟は、ラストマイル(最後の通路)にちなんで、床が色あせていたことからグリーンマイルと呼ばれていた。

1935年、ポールはひどい膀胱感染症に襲われていた。毎回死ぬような痛みを我慢しながら小便をする毎日だった。

そんなある日、コールドマウンテン刑務所に一人の大男が送還されてくる。彼の名はジョン・コーフィー。巨大な彼の肉体は筋肉に包まれている一方で、知能は知恵遅れ気味だった。

ジョン・コーフィーは二人の少女を殺害した罪で、死刑判決を受けていた。看守たちはあまりの巨大な体に圧倒され、強く警戒した。

しかしジョン・コーフィーを知っていくうちに乱暴な人間ではないことが分かると、ポールはジョン・コーフィーが本当に事件を犯したのかどうかを疑うようになる。

グリーンマイルのキャスト

  • トム・ハンクス
  • デヴィッド・モース
  • ボニー・ハント
  • マイケル・クラーク・ダンカン
  • サム・ロックウェル
  • バリー・ペッパー

グリーンマイルの感想と評価

読者のzaviさんのリクエストです。ありがとうございます。

ショーシャンクの空に」、「ミスト」などでお馴染みのフランク・ダラボン監督による、甘ったるい刑務所ドラマ。

ショーシャンクの空に」にファンタジーテイストを加え、10倍感動狙いで描いた結果がこの映画です。

ショーシャンクの空に」もこの映画も原作はスティーブン・キングなんですねぇ。どちらもホラー要素がないのが残念で、特にこの作品はスイートに作ってあるのがひっかかりました。

まず、上映時間が3時間を超える長さで、最初と最後のおじいちゃんの下りとか、ネズミのエピソードとか、じゃんじゃんカットしてもらいたかったシーンがありすぎて困ります。

おそらくできるだけ原作の内容に忠実に描こうという試みなんだろうけど、ジョン・コーフィー以外の囚人のバックストーリーはなかったし、刑務所内での些細なトラブルをダラダラ描かれてもって感じですね。

僕がまず違和感を覚えたのは、看守が一人を除いてみんな死刑囚に対して優しすぎるところです。

そしてハリウッドで優しい男役といったら右に出る者のいないトム・ハンクス扮する ポールがずっと優しいだけで、舞台は刑務所なのに小説を通り越して、絵本の世界の話になっていたのがダメダメです。

あれで家に帰ったら奥さんにはめちゃくちゃ冷たいとかならまだバランスが取れていいんですけど、ただのいい人って魅力ないんだよね。

それに刑務所にネズミが入り込んできたのを見て、みんなでネズミをペットみたいに大事にする下りとか、全然理解できないんですよ。いくらミッキーマウスの国の人たちだからって野良ネズミにそんなに愛着わかないでしょ。やめようよ、そういう嘘つくの。

物語の基本精神は、生き物を大切にしよう、誰にでも人権がある、死刑囚も俺たちもみんな同じ人間なんだ、みたいなノリで、下手したら囚人から殺されるリスクのある極悪人を集めた棟で、なにを看守たちが甘っちょろいこと言ってたんだよって思いましたね。

そもそも看守が受刑者に個人的にあそこまで介入することなんて許されないし、看守と囚人のクソみたいな友情を見せられたら、本物の看守も受刑者も鼻で笑うんじゃないかな。

おそらく映画を見て泣くのが生きがいだ、という人は、ラストの死刑執行シーンで号泣するのでしょう。

無実の男の無念の死。奇跡の力を授けられた男の最期。あらゆる人々の苦しみを見て来たジョン・コーフィーの死刑執行を目前に看守たちが号泣していたのには、たまげましたね。

自分の大切な娘を亡くした遺族も来ている場所で、看守たちが公私混同させて涙を見せるとか絶対ダメだろ。

本当に無実を信じてるんだったら、裁判のやり直しのために奔走するべきであって、何を涙を見せて「俺たち優しいでしょ?」アピールしてるの、あいつらは。鬱陶しい。

そもそも死体解剖すれば、犯人がジョン・コーフィーでないことぐらい簡単に分かるからね。検視官、舐めんなよって。だってあれだけ犯人と体の大きさが違うんだから子宮の裂け具合で証明できるでしょ。

それとも巨体のくせにチンコは極小サイズっていう設定なんですか。舞台を1930年代にしたのもDNA鑑定がまだ存在しなかった時代にしたかったわけでしょ。

全体的にベースをファンタジーにしたら、あとのことは適当でいいでしょ的な感じがするんですよ。

特別、面白い刑務所エピソードもないし、なんでこれが売れたのかいまだに理解できません。僕にとってはマジで泣けない。何度見直しても泣けない。そんな映画です。

コメント

  1. zavi より:

    リクエストに応えていただきありがとうございました。

    やはりここまで売れたのが理解できなかったもので、ほぼ同じ感想で安心しました笑
    別に御都合主義は嫌いじゃないのですが、あまりにもダラダラと引っ張り過ぎではないかと…。
    「どうだ、泣けるだろ!」的な物にも素直に乗るほうなんですが結局最後までスカされっぱなしの作品でした。

    • 映画男 より:

      リクエストありがとうございます。感想を書くまでだいぶ時間がかかってしまってすみません。確かに、どうだ、泣けるだろ演出が多かったですね。こういう映画は苦手です。

  2. vava より:

    映画男さんの批評、興味深く拝見させていただきました。
    一応私は映画男さんと反対の意見なので、お目通し願えれば光栄です。

    まず、この映画は
    『自分の価値観がなによりも全て!』『フィクションで自分の物差しで測って誤りがあるなら見る気も起きない』
    と思ってる人からすると噴飯ものの映画だと思います。

    設定の矛盾点を見つけて鬼の首を取ったように騒ぐと気分が良いですもんね。矛盾点がほんとうに矛盾しているかどうかの明確な根拠もないのに。
    それに一度没入感がなくなるとつまらなくなるのも事実です。

    本題に入ると、グリーンマイルは物凄く宗教的な映画だと思います。
    罪と罰、生と死などのモチーフが明瞭に示されていますし、
    死を目前にした人間は、何を求めるのか、周りは何をしてあげられるのか。という人間誰しもが関わる局面を描いているのも、この映画が宗教的な側面を強くもっている根拠になると思います。

    この宗教的な部分がグリーンマイルをつまらないと思うか、感動するかの分岐点となっています。なので宗教を信じない人はつまらなく感じるでしょうし、何かしら信じている人は琴線に触れたのでしょう。
    人の死と宗教は切っても切れない関係にあります。つまり人の死をリアルに感じられない人はこの映画を見てもリアルに感じられないし、人の死をリアルに感じられる人はこの映画に感動するのでしょう。

    長文失礼しました

    • 映画男 より:

      宗教心があるかないかで、面白く感じるか、あるいはつまらなく感じるか、という違いは確かにありそうですね。この映画に限らず、宗教観が出る映画は多いですもんね。

    • KK より:

      私も映画男さんと反対意見なので、vavaさんのご意見が読めて嬉しかったです。
      宗教的、という観点、大賛成です。
      私は仏教徒ですが、この映画に惚れこみました。
      好きな映画のトップ3に入ります。

  3. アオヤンマ より:

    これは観ていて途中でやめてしまい、続きをそのうち観ようと思ってそれきりになっていた映画だと思います。
    なんか刑務所でやたらと優しくて、変過ぎてやめてしまったんじゃなかったかな。
    この度の感想を読み、そうだったのかと思えました。
    しかし、新型コロナで外出できない中、ただ文句が言いたくては、最高です!!

  4. より:

    個人的にはこの映画くそ面白かったし周りの人も感動したって言ってるけど神映画をわざわざ批判してわたし他の人とは感性違いますよアピール痛いよおばさん。面白かったって言って検索したやつがこのブログ上の方に出てきて見たらどう思う?。お前の記事のせいで余韻冷めたわ。検索の上位に出てくんなよまじで。Twitterで書けよ。子宮からやり直してどうぞ。

    • 映画好きの名無し より:

      面白いと感じた作品をけちょんけちょんに貶されるのが嫌なのはわかるが、一個人の「面白くなかった」という意見を否定するお前こそ子宮からやり直したほうがいいと思う。

      • 名無し より:

        ジョン・コーフィーは能力で様々な人の苦痛を感じ取ってしまうことが苦痛で自ら処刑されたがっていた
        その辛さの一端が分かるからポールはなにもできなかった
        これは読解力全く無いとかでない限り分かると思いますけどね?

        看守が号泣してるのがおかしいのはそうかもしれませんが筆者の方は泣きたくなくとも堪えきれない涙を流した事が無いようですね
        すごい!

      • より:

        あーあ笑完全論破されちゃったねぇ〜笑
        自分を俯瞰した批判記事出せば?wwww

      • より:

        確かに、誰がどんなことを言っていてもその人個人の考えなのでこれに関しては否定するほうに問題があります。

  5. きのこ食べすぎ より:

    公開当時、「感動の嵐!」とかCMやっていたんで観に行きましたが、全く泣けませんでした。同じ刑務所ものなら、ケビン・ベーコンとかが出ていた「告発」の方がよほど泣けます。

  6. お珍歩 より:

    1930年代は黒人だからと言う理由で冤罪で死刑になる事は珍しくないし
    そこに文句を付けてもどうかと思うよ
    主人公が何故免罪を主張しないの?
    と疑問に思ったようだけど当時は世界恐慌で仕事を失えば野垂れ死にするしかない
    彼は明日のご飯の為に哀れな死刑囚を殺すしかなかったのよ

  7. より:

    随分と幼稚でイタい記事だなw聖書を読めばこの映画の意味が理解できるようになるよw

  8. より:

    自分の嗜好や期待に沿わないものは一般に価値がないと思い込んでる人間ほんと嫌い

  9. お前つまんない人間だな より:

    君が何を言おうと勝手だがこの映画は大ヒットしたし、たくさんの人を感動させた。俺も感動した。まぁ君はつまらなかったのだろう。少数派を潰すわけではないが、たくさんの人が感動したこの映画が良い映画じゃないとは思えない。確かにコーフィーの能力は起源が謎だしその能力自体も詳しくは謎のまま終わってる。だけどそれでいいじゃないか。詳しく説明しなきゃいけないのか?「どんな能力だろう」と視聴者の想像を掻き立てさせるものではないのか。
    全てを想像せずに知りたいならキッズ向けのアニメや映画を見るといい。君がこのような映画を見ても毒だ。

    長々と書いたが要は「お前の方がつまんないし可哀想な人間だな」と文を見ただけで思ったってことだ。