グリーンマイルは面白くないし、泣けないし、ネズミがうざい!感想

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スティーブン・キング原作映画で史上最高の興行成績をたたき出した作品。でも実際は長くて、退屈で、泣けない映画です。34点(100点満点)

グリーンマイルのあらすじ

The Green Mile (1999) Official Trailer – Tom Hanks Movie HD

1999年のルイジアナ州、ポールは老人ホームでほかの老人たちと昔の映画を見ていた時に突然号泣する。

彼の友人のエラインが何があったのかと聞くと、ポールはかつて死刑囚を集めた棟の看守主任で、死刑執行にも関わっていたことを明かす。

ポールが勤務していた死刑囚棟は、ラストマイル(最後の通路)にちなんで、床が色あせていたことからグリーンマイルと呼ばれていた。

1935年、ポールはひどい膀胱感染症に襲われていた。毎回死ぬような痛みを我慢しながら小便をする毎日だった。

そんなある日、コールドマウンテン刑務所に一人の大男が送還されてくる。彼の名はジョン・コーフィー。巨大な彼の肉体は筋肉に包まれている一方で、知能は知恵遅れ気味だった。

ジョン・コーフィーは二人の少女をレイプし殺害した罪で、死刑判決を受けていた。看守たちはあまりの巨大な体に圧倒され、強く警戒した。

しかしジョン・コーフィーを知っていくうちに乱暴な人間ではないことが分かると、ポールはジョン・コーフィーが本当に事件を犯したのかどうかを疑うようになる。

グリーンマイルのキャスト

  • トム・ハンクス
  • デヴィッド・モース
  • ボニー・ハント
  • マイケル・クラーク・ダンカン
  • サム・ロックウェル
  • バリー・ペッパー

グリーンマイルの感想と評価

読者のzaviさんのリクエストです。ありがとうございます。

ショーシャンクの空に」、「ミスト」などでお馴染みのフランク・ダラボン監督による、甘ったるい刑務所ドラマ。

ショーシャンクの空に」にファンタジーテイストを加え、10倍感動狙いで描いた結果がこの映画です。

ショーシャンクの空に」もこの映画も原作はスティーブン・キングなんですねぇ。どちらもホラー要素がないのが残念で、特にこの作品はスイートに作ってあるのがひっかかりました。

まず、上映時間が3時間を超える長さで、最初と最後のおじいちゃんの下りとか、ネズミのエピソードとか、じゃんじゃんカットしてもらいたかったシーンがありすぎて困ります。

おそらくできるだけ原作の内容に忠実に描こうという試みなんだろうけど、ジョン・コーフィー以外の囚人のバックストーリーはなかったし、刑務所内での些細なトラブルをダラダラ描かれてもって感じですね。

僕がまず違和感を覚えたのは、看守が一人を除いてみんな死刑囚に対して優しすぎるところです。

そしてハリウッドで優しい男役といったら右に出る者のいないトム・ハンクス扮する ポールがずっと優しいだけで、舞台は刑務所なのに小説を通り越して、絵本の世界の話になっていたのがダメダメです。

あれで家に帰ったら奥さんにはめちゃくちゃ冷たいとかならまだバランスが取れていいんですけど、ただのいい人って魅力ないんだよね。

それに刑務所にネズミが入り込んできたのを見て、みんなでネズミをペットみたいに大事にする下りとか、全然理解できないんですよ。いくらミッキーマウスの国の人たちだからって野良ネズミにそんなに愛着わかないでしょ。やめようよ、そういう嘘つくの。

物語の基本精神は、生き物を大切にしよう、誰にでも人権がある、死刑囚も俺たちもみんな同じ人間なんだ、みたいなノリで、下手したら囚人から殺されるリスクのある極悪人を集めた棟で、なにを看守たちが甘っちょろいこと言ってたんだよって思いましたね。

そもそも看守が受刑者に個人的にあそこまで介入することなんて許されないし、看守と囚人のクソみたいな友情を見せられたら、本物の看守も受刑者も鼻で笑うんじゃないかな。

おそらく映画を見て泣くのが生きがいだ、という人は、ラストの死刑執行シーンで号泣するのでしょう。

無実の男の無念の死。奇跡の力を授けられた男の最期。あらゆる人々の苦しみを見て来たジョン・コーフィーの死刑執行を目前に看守たちが号泣していたのには、たまげましたね。

自分の大切な娘を亡くした遺族も来ている場所で、看守たちが公私混同させて涙を見せるとか絶対ダメだろ。

本当に無実を信じてるんだったら、裁判のやり直しのために奔走するべきであって、何を涙を見せて「俺たち優しいでしょ?」アピールしてるの、あいつらは。鬱陶しい。

そもそも死体解剖すれば、レイプしたのがジョン・コーフィーでないことぐらい簡単に分かるからね。検視官、舐めんなよって。だってあれだけ犯人と体の大きさが違うんだから子宮の裂け具合で証明できるでしょ。

それとも巨体のくせにチンコは極小サイズっていう設定なんですか。舞台を1930年代にしたのもDNA鑑定がまだ存在しなかった時代にしたかったわけでしょ。

全体的にベースをファンタジーにしたら、あとのことは適当でいいでしょ的な感じがするんですよ。

特別、面白い刑務所エピソードもないし、なんでこれが売れたのかいまだに理解できません。僕にとってはマジで泣けない。何度見直しても泣けない。そんな映画です。

コメント

  1. zavi より:

    リクエストに応えていただきありがとうございました。

    やはりここまで売れたのが理解できなかったもので、ほぼ同じ感想で安心しました笑
    別に御都合主義は嫌いじゃないのですが、あまりにもダラダラと引っ張り過ぎではないかと…。
    「どうだ、泣けるだろ!」的な物にも素直に乗るほうなんですが結局最後までスカされっぱなしの作品でした。

    • 映画男 映画男 より:

      リクエストありがとうございます。感想を書くまでだいぶ時間がかかってしまってすみません。確かに、どうだ、泣けるだろ演出が多かったですね。こういう映画は苦手です。