ゴジラ・キング・オブ・モンスターズは怪獣が大迫力!感想とネタバレ

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ストーリーはしょうもないけど、映像とアクションだけでそこそこ楽しめるゴジラ映画。特に前半はノンストップでエキサイティングなシーンが続いて面白かったです。55点(100点満点)

ゴジラ キング・オブ・モンスターズのあらすじ

映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』【予告3(日本語吹替ver.)】

前作から5年後、ゴジラの戦いによって息子を失ったエマとマークは心に傷を負い、別々の道を歩んでいた。娘のマディソンは母親のエマが引き取っていた。

エマとマークはかつて怪獣の調査を行う秘密機関モナークで共に働いていたが、マークはモナークを去り、エマはモスラとの交信中に環境テロ組織に連れ去られてしまう。

テロリストの狙いはエマが開発した怪獣と交信する装置”オルカ”だった。エマはテロリストに言われるがままにオルカを使って眠っている怪獣たちを次々と起こし、地球は大混乱に陥る。

また、エマはあろうことか自らキング・ギドラことモンスターゼロを目覚めさせるのだった。その目的とは一体何なのか。

モンスターゼロが暴れたことにより、ゴジラまで出現し、軍隊はゴジラとモンスターゼロを退治するために新兵器オキシジェン・デストロイヤを使って攻撃する。すると、思わぬ事態が待っていた。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズのキャスト

  • カイル・チャンドラー
  • ヴェラ・ファーミガ
  • ミリー・ボビー・ブラウン
  • ブラッドリー・ウィットフォード
  • サリー・ホーキンス
  • 渡辺謙
  • チャン・ツィイー

ゴジラ キング・オブ・モンスターズの感想と評価

X-MEN: アポカリプス」の脚本家マイケル・ドハティが監督したハリウッド版「GODZILLAゴジラ」の続編。

前作と比べると、映像、デザイン、アクションがかなり改善されているし、「シン・ゴジラ」などとは比べ物にならないほど迫力のある映画になっていました。

物語は、科学者の夫婦が息子を亡くしたことによって対立するようになり、残された娘をめぐって夫婦喧嘩する様子にゴジラと怪獣の戦いを加えた、テーマや思想だけはやたらデカいのに、やってることは個人的ないざこざ、というはちゃめちゃストーリーになっています。

ストーリー的には突っ込みどころが多く、まともに話を追う映画ではないです。さも正しいかのように架空の科学的、生物学的根拠を並べて、やれ地球のバランスがおかしくなったとか、怪獣たちがそれを正しに来たとか、人間こそがウイルスだとか、地球規模の人類の壮大なテーマについて語っていましたが、実際のところは夫婦喧嘩がしたいだけ、というのが笑えますね。

地球が破壊されまくって大変なときに小娘一人救出するために軍隊が軍用機を出動させるとかギャグじゃないですか。

エマは強い思想の持主で、地球全体のことまで考えてるアピールを散々してた割には、最後は「私はすでに息子を失ったから、娘まで失うことは絶対できない」とか言いながら、個人的な問題を解決しようとするのがバカですね。地球のバランスを取り戻すためなら犠牲を払うのは仕方ないって言ってなかったっけ?

ゴジラに対してシンパシーを覚えるキャラクターと殺そうとするキャラクターに分かれる下りは、キングコングやジュラシックパークなどでも散々使われてきたパターンですよね。

ああいうのもいらないと思うんですよ。それでなぜかゴジラが、自分にシンパシーを覚えている人間たちのことを分かっていて、そいつらのことは襲わないみたいな展開は都合が良すぎますね。

あれだけビルや町を無差別に破壊する怪獣に良心とかいらないから、いっそのことエマもマークも芹沢猪四郎博士も全員踏みつぶしてもらいたかったですね。

芹沢猪四郎博士が原子爆弾を抱えて、ゴジラを起こしに行くシーンとか完全にコントじゃないですか。タイマーをもっと先の時間にセットしたら生きて帰れたじゃん。なんで死ぬ必要があるのよ。

自己犠牲をして涙を誘う演出とかパニック映画にはそもそもいらないんですよ。緊急時はみんな自分勝手な行動したほうが真実だと思うんだけどなぁ。それも決め台詞が「さらば友よ」って。

なにより最大のギャグは、怪獣と交信する装置”オルカ”ですね。いわゆるリモコンで怪獣たちを操作できるらしく、暴れん坊のモンスターたちがボタン一つで言うことを聞いていたのには爆笑しちゃいました。

どこまで電波が届くんだよっていうぐらいオルカの交信範囲が広すぎて、そのくせ子供でも操作できちゃうっていうテクノロジー的に優れてるのかポンコツなのか分からないのが最高でした。

さて、そんな突っ込みどころが山ほどある一方で評価に値する点も多々ありました。まず、お金かけてるなぁ、という印象を真っ先に受けましたね。製作費2億ドルだって、すごいですね。

製作にそんなコストをかけられるなら、オリジナルのゴジラが敵うわけないじゃん。そのうち若い世代や子供たちはゴジラはアメリカのものだって思うようになるでしょう。

もしかしたらもうすでに思ってるアメリカ人のキッズとか少なくないんじゃないかなぁ。ここまで豪華に派手に作って世界中で売られたら、それも仕方ないよね。

劇中に渡辺謙扮する日本人キャラクターが死んだのも、ゴジラから日本的要素を取り除いて完全なるアメリカンゴジラにするためなのかもしれませんね。完全にハリウッドに日本の創作物をもっていかれましたね。

たとえそうだとしても映像は格好いいし、怪獣たちの暴れっぷりはいいし、ゴジラとキングギドラの戦いは圧巻でした。ゴジラを格好いいって思ったのは初めてかもしれません。

なんなら人間のストーリーはいらないから、ゴジラだけ見せてくれって思いましたね。次回はキングコングとの対決になるそうですが、怪獣目線の映画でもいいんじゃないかなぁ。

いずれにしても映画館で見ないと伝わらない迫力なので、これは巨大スクリーンと大音量で見ないとダメなやつですね。

怪獣映画が好きな人って本当ゴジラが好きみたいですね。僕の周りにもゴジラが好きすぎて、ハリウッド版ゴジラを見るためだけにアメリカに行った奴とかいましたよ。それこそ映画館に4、5回見に行くんだって。すごいよね。

なんなんでしょうね、ゴジラの魅力って。僕にはさっぱり分かりません。でも分からない人間が見ても、この映画は半笑いで見れば、そこそこ楽しめるってことです。

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コメント

  1. モチスイ より:

    芹沢博士の特攻は唐突でしたね。現場で起動させないとダメとかハリウッド映画でよくあるパターンですよね。

    でもオキシジェンデストロイヤーとともにゴジラと死んでいった一作目ゴジラの芹沢博士のオマージュというか、本作での芹沢博士は逆にゴジラを復活させるという点で、僕はああなるほどな~って作り手の愛は感じました。

    • 映画男映画男 より:

      監督はゴジラオタクでしたね。オマージュも多かったし、確かに愛が感じたから、突っ込みどころがあっても腹が立たなかったのもしれません。

  2. ルネ より:

    まるでゴジラじゃないか