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ガンジスに還るは自然体のインド映画!感想とネタバレ

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派手さのない、素朴な芸術路線インド映画。映像がきれいで演技も自然でなかなか楽しめました。60点(100点満点)

ガンジスに還るのあらすじ

77歳のダヤはある日、不思議な夢を見て目覚める。その瞬間、自分の死期が近いことを悟った彼は、ガンジス川があるヒンズー教の聖地ヴァーラーナシーに行って死ぬことを決める。

そのことを家族に告げると、息子のラジーヴがしぶしぶ仕事を休んでヴァーラーナシーまで付いて行くことに。

しかしダヤと違って息子のラジーヴは信仰心も薄ければ、父親の決断にも決して乗り気ではなかった。

ラジーヴは、死を待つ人が集まるホテル・サルベーションで父の面倒を見ながら自分だけ家に帰るべきか、父親の側にいるべきかを悩み続けていく。

ガンジスに還るの感想

ヴェネツィア国際映画祭で上映された、シュバシシュ・ブティアニ監督による家族ドラマ。

いわゆる歌って踊ってのボリウッド映画とは違い、ドキュメンタリータッチで描かれたリアルな物語です。

色白の俳優たちが変な英語で話したりもしなければ西洋かぶれの音楽を流すこともないです。大げさな演出はないし、まともに見れる数少ないインド映画ですね。

宗教家の父親とそうでない息子の旅という点においては、「長い旅」と共通するものがあります。

ただ、ロードムービーではなく、死を目前にした父親ダヤの死生観と人生哲学を息子のラジーヴに伝えていく内容になっていますね。

物語が息子目線で進み、息子目線で終わっていくのは、自ら死を受け入れ、死に場所を求めて聖地へと行く父親の行動を理解できない息子のほうに視聴者が共感しやすいからでしょうね。

あるいは、古い世代と若い世代のギャップを父と息子を使って表現しているともいえそうです。

父親は信仰や感性を大事にしているのに対し、息子は近代社会にすっかり染まっていて、スピリチュアル的なものを疑い、携帯を手放せないような日々を送っています。

息子には息子で自分の妻、娘がいます。それに対し父親はすでに妻に先立たれていて、息子夫婦と一緒に住んでいてもどこか孤独を抱えているような様子です。

そんな息子と父親とでは「家族」の意味合いもまた違うし、その辺のコントラストが分かりやすかったです。

インド=ガンジス川みたいな発想はベタではあるんですが、ガンジス川で行われる夜のセレモニーとかすごくきれいに撮っていたし、インド人の優しさを感じられる、ちょっとインドに行きたくなるような内容になっていました。普段はインドに行きたくなることなんてないんだけどね。

インド人の距離感ってなかなか面白いですね。ホテル・サルベーションに泊まっている宿泊客同士すぐに仲良くなるし、食べ物を分け合ったり、狭い部屋で一緒にテレビを見たり、病気になったら病人を囲んで歌を歌ったり、すぐ家族的な付き合いになるのが興味深いです。あれがインド流人付き合いなんですかねぇ。

この映画、コメディードラマといったような宣伝もされてるけど、狙った笑いなんてあったかなぁ。ガンジス川の聖水を飲む下りですか? それとも息子が作ったカレーがまずかったっていう下りかな?

どのシーンも終始ずっとシリアスに見ちゃいましたけど。インドのジョークは僕には全く分からなかったです。

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