詩季織々はつまらないビーフン映画!感想とネタバレ

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中国人と日本人が一緒に作ったチグハグ青春物語。起承転結が弱く、見所の少ない、すーっと終わっていくアニメです。19点(100点満点)

詩季織々のあらすじ

北京で暮らす湖南省出身の青年シャオミンに、祖母が体調を崩したという連絡が来る(『陽だまりの朝食』)。広州に住む人気モデルの姉イリンと専門学校に通う妹ルルは、幼少期に両親が他界し、二人だけで生きてきたが……(『小さなファッションショー』)。1990年代の上海の石庫門に住むリモは、シャオユに惹(ひ)かれていた(『上海恋』)。

シネマトゥデイより

詩季織々の感想

イシャオシン、竹内良貴、リ・ハオリンが監督した3つの短編からなるオムニバス映画。中国を舞台に若者たちの淡い青春をつづった、退屈で甘ったるい物語です。

一話はビーフンの話。二話は落ち目のモデルの話、三話は学園ドラマという構成になっています。

一話目は主人公がキザな口調で永遠とビーフンについて語るダメな料理ドラマ。

二話目は両親のいない二人の姉妹の姉妹愛を描いていて、有名モデルが人気のかげりに焦りまくって、最後は妹の協力を得て開き直るストーリー。

三話目は高校受験を機に仲良し男女が離れ離れになっては再会する恋愛もの。

いずれもショートストーリーだから最後までなんとか見れるっていうレベルで、お互いがお互いのひどさを補っているようなところがありますね。上映時間が2時もないぐらいなのでかなり助かりました。

一番ひどかったのは一話目の「陽だまりの朝食」。タイトルからして文学少年っぽさが出ていて嫌ですね。セリフがさぶさぶなんですよ。

「確かな弾力と存在感のキノコ。つややかでほどよい歯ごたえのキクラゲ。濃厚なスープと絡めるとそれぞれの甘味が重なり、その味わいは僕の心をほころばせる」

誰がそんなビーフンの話を何分も聞きたいよ? ビーフンの話を映画でするな。これからビーフン禁止な。

まず中国が舞台で登場人物も中国人なのにセリフは全編日本語というのがふざけてますね。誰が脚本書いてるんだろうっていうぐらい中国っぽさがなく、ポエム調のセリフも日本のアニメまんまですね。

唯一、中国っぽいっていうか日本っぽくないエピソードは、三話目のヒロインが受験で落ちたせいで親父からぶん殴られて病院送りにされたって下りですかね。すげえ父親だなあ。

もっと中国ならではのエピソードを起用してくれないと、日本人視聴者はもちろん世界の視聴者には逆に何も響かないんじゃないかなぁ。

スタッフの名前を見てみると、ほとんどが日本人で製作は「君の名は。」のコミックス・ウェーブ・フィルムなんですね。そこと中国のアニメブランドのハオライナーの協力でできたのがこれなんだってさ。

なんか中途半端なコラボだなぁ。もっと中国を全面に出せばいいのに。日本人スタッフに気を使ったのか、力関係によって日本風にされたのか真相は分からないけど、これを見た外国人は日本が舞台で、日本人が主人公の日本のアニメだって思うでしょうね。

そういう映画って意外と多いんですよ。わざわざ海外ロケとかしてるのに、この映画、海外じゃなくてもよくない?みたいなやつ。街の名前の部分だけを他の街の名前に変えてもなんの違和感もないやつ。

それを普遍的って言うのはかなり乱暴で、要するに土地も文化も描けてないってことだからね。

>>詩季織々はネットフリックスで視聴できます

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