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デス・プルーフ in グラインドハウス (原題Quentin Tarantino’s Death Proof)

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車で若い女たちを殺すことに情熱を燃やすスタントマンのはちゃめちゃストーリー。誰が主人公だが分からなくなるドタバタカーアクションです。41点(100点満点)

デス・プルーフ in グラインドハウスのあらすじ

スゴ腕スタントマンのマイク(カート・ラッセル)は、愛車“デス・プルーフ”に乗り、美女をナンパしては死のドライブに誘っていた。ある日マイクは、テネシー州で豪快なスタントライドを楽しむ3人の女性たちに目をつける。いきなり車をぶつけ、しつこく追い回すマイクにキレたゾーイ(ゾーイ・ベル)たちは、決死の猛反撃に挑む。

シネマトゥデイより

デス・プルーフ in グラインドハウスの感想

パルプ・フィクション」、「ヘイトフル・エイト」、「イングロリアス・バスターズ」、「ジャンゴ 繋がれざる者」などでお馴染みのクエンティン・タランティーノ監督によるB級テイストのカーアクションムービー。

映像、設定、ストーリー展開などがあえて安っぽく仕上げてあるマニアックかつ遊び心満載のクエンティン・タランティーノの趣味みたいな映画です。

イケイケの女の子たちによる低俗なガールズトークを中心に物語が進んでいき、若い女たちをランダムに選び、車で殺そうと企むスタントマンの殺人鬼の末路を前後半の二つのエピソードに分けて描いていきます。

ノンストップで繰り広げられる言葉の掛け合いは特に深い意味があるわけではないもののリアルでスムーズです。

一つ一つの会話にかなりの時間をかけているので、それを楽しんで見れるかどうかでこの作品の評価も変わってきそうです。

精一杯威勢を張って格好付けたギャルたちの言動はアホらしく、刹那的で後先を一切考えていない様子がちょっと笑えます。

どれもとりとめない会話だし、起承転結もないのに聞いていられるのが不思議で、次から次へと登場人物の口から会話のテーマが飛び出してきては、突拍子もない展開になっていくストーリーはクエンティン・タランティーノの得意とするところですね。

一番の見せ場は女の子を車のボンネットに乗せ、猛スピードで駆け抜けるカーアクションでしょうか。

スタントをこなしたゾーイ・ベルは「キル・ビル」でユマ・サーマンのスタントを務めたプロだけど、結構無茶なことやらされてますね。

古いスポーツカーを使ってのカーチェイスシーンはいかにもアメリカの車好きに受けそうだし、劇中で「バニシング・ポイント」などの昔の映画作品に再三言及しているところなんかもクエンティン・タランティーノの個人的な好みとオタクっぷりが十分に発揮されています。

独自性は申し分ない一方で「パルプ・フィクション」ほどのスタイリッシュさや格好良さはないし、爆笑したり、興奮したりする映画でもないです。

あくまでもタランティーノの固定ファンが従来のメジャーなハリウッド映画とはちょっと違ったB級もどきの雰囲気とぶっ飛んだ話を楽しむための作品です。

大迫力の爆発シーンはもう飽きたから、たまにはちょっと安っぽいマニアックな映画でも見ようかな、というときに見る代物です。そんなときがあればの話だけど。

タランティーノはB級路線が好きならずっとその路線で行けばいいのに最近はお金をかけたり、有名俳優たちを起用したりして、超大作に挑戦してはなにかと空回りが続いている印象ですね。長らくいい作品撮ってないよなぁ。

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