2017/07/12

今田x東野のカリギュラ

アマゾンプライムの新企画「今田x東野カリギュラ」がスタートしました。地上波のTV番組ではとても放送できない、数々の没になった企画を掘り起こす同番組は一体どんな内容なのでしょうか。


「今田x東野のカリギュラ」の内容とタイトルの意味とは?

「今田x東野のカリギュラ」とは吉本とアマゾンのコラボによって実現した新しい番組で、今の時勢では実現しづらくなってしまった企画を取り上げていくことをモットーとしています。

コンプライアンス的に不可能だったアイデア、マニアックすぎて視聴率が見込めないもの、くだらなすぎるネタなどの中にもきっと宝の企画があるとして、それを番組で掘り起こしていく内容になっています。

ここで言う「カリギュラ(caligula)」とは「禁止されたらやりたくなる心理現象」を指しています。というのも昔の映画に集団乱交シーンによってポルノ映画だと断罪され、世界中で議論を巻き起こした「カリギュラ」という映画があったんですが、一部の地域でその映画が公開禁止になったことでむしろ世間の話題を集めたことにちなんで、その現象がカリギュラ効果と呼ばれるようになったそうです。

確かに見るな見るなと言われたら見たくなるのは人間の心理ですよね。同番組も地上波では放送できないコンプライアンスにひっかかるような映像を届けることでカリギュラ効果が発揮されるのかどうかに注目したいところです。

「今田x東野のカリギュラ」エピソード1のレビュー

「今田x東野のカリギュラ」の記念すべき最初のシリーズ企画は「猟」です。猟とは猟銃で獲物を殺し、ナイフで血を抜き、皮をはいで臓器を取り除き、精肉にして食べるまでの一連の作業の全てを指します。

それをかねてから体験したかったという東野幸治が自ら雪山に入り、何時間も歩き、極限の状態で神経を研ぎ澄ませて鹿を追いかける過程を映したのがこの企画です。

最近の地上波のTV番組ではそもそも番組内で動物を殺すことがNGになるでしょう。ましてやそれを解体して食べるなんてことになると、クレームが殺到するのかもしれません。

しかし人間を含む動物は他の動物を殺すことで生き延びているのは言うまでもありません。生きるために食べる、その大事な行為を他人任せにしないという点でいえば猟はとても神聖な行為と捉えることができます。

人によっては動物が死ぬというだけで可哀相で見てられない、お前たちはなんでひどい人たちなんだといって怒り出してしまう人もいますが、そういう人は見るべきじゃないです。

こういう番組を地上波ではなく、オンデマンドで有料にする最大のメリットはそういう招かざる視聴者を除外することができる点にありますね。

見たくなければ見なければいい。そういうスタンスで番組が作れるのは製作側にとってはやりやすいし、視聴者にとってもスポンサーやクレーマーに媚を売る内容に成り下がらないところがいいです。

東野幸治の先導役として猟に参加するのはサバイバル登山家・服部文祥。「情熱大陸」や「クレイジージャーニー」にも出演したことのあるプロのサバイバーです。

そんな彼と芸人の東野幸治の温度差がちょっと面白く、神聖な猟をするうえで東野幸治が普通に失礼なことを連発してしまう姿も笑えます。

猟を生業としている服部文祥とふざけるのが仕事の東野幸治。そんな二人の間に生じる妙な距離感と緊張感がいいですね。

>>今田×東野のカリギュラはアマゾンプライムで視聴できます

「今田x東野のカリギュラ」エピソード2のレビュー・オレオレ詐欺選手権

エピソード2ではテーマが一転し、オレオレ詐欺を取り上げます。自分の母親は絶対にオレオレ詐欺にはひっかからないという自信のある芸人3人を選び、彼らの母親を架空の詐欺グループが騙す、という企画です。

詐欺グループは弁護士、警察官、被害者などからなるオレオレ詐欺の手口を知り尽くした専門家たちによって構成されていて、その演技力も本物です。

選ばれた芸人は、ジャングルポケット太田、とろサーモン久保田、ダイノジ大地。それぞれW不倫慰謝料詐欺、痴漢示談金詐欺、スパイ詐欺といった手口でお母さんたちを騙していくのですが、電話越しで巧みな話術に畳み掛けられると、自分は大丈夫と思っている大人が次々と騙されていきます。

その光景は笑えると同時に人間の弱みを突いたオレオレ詐欺の恐ろしさを知るには十分すぎて、犯罪防止の呼びかけにもなれば、これを見て悪用される危険性もありそうな怖い内容でした。さすが地上波では流せないボツになった企画ですね。

企画にもよるでしょうが、これからも大衆向けの内容にはならないはずです。それでも一部の視聴者には根強い人気を持つ番組になる予感がしました。この先、賛否両論を巻き起こす面白い企画に期待ですね。

>>今田×東野のカリギュラはアマゾンプライムで視聴できます

「今田x東野のカリギュラ」エピソード3のレビュー・自作自演やらせドッキリ

エピソード3では仕掛け人が自らドッキリにかかる企画「自作自演やらせドッキリ」にオードリー春日が挑戦しています。

「自作自演やらせドッキリ」とは、その名の通り自分で自分にドッキリを仕掛ける新企画で、内容を知っていながらさもドッキリにかけられているかのような素振りをしながら話を進めていく、お馬鹿なコーナーです。

巨乳の熟女スタッフから誘惑され、犬に噛まれ、車のスタントに挑戦し、最後は体に火をつけられて池に飛び込むといったところまでをドッキリとしていますが、最初からオードリー春日が流れを説明してしまうため面白味がなく、特に見る価値はないです。

一方で同エピソードの後半には「東野、鹿を狩る」が放送されるので、そちらがおすすめです。「東野、鹿を狩る」は同番組の目玉ともいえる企画。この回では東野幸治が鹿の姿を発見するも捕まえることができずに断念するまでをカメラに収めています。

猟の最中に東野幸治を始め、スタッフが常にヘラヘラしていることから、プロのハンター服部文祥はついにブチ切れ。「何が可笑しいんだよ、お前ら、帰れよ」とイライラを募らせる緊張感溢れるやり取りが見られます。

>>今田×東野のカリギュラはアマゾンプライムで視聴できます

まとめ

エピソード3以降も「ホームレスインテリクイズ王決定戦」、「教えてシリガール ~美女のイケないレッスン~」など地上波では絶対にありえない企画ばかりが続きます。

果たしてその中から人気コーナーが生まれるのかどうか。あるいは「今田×東野のカリギュラ」自体はいずれお蔵入りする可能性もあります。いずれにしてもちょっとマニアックで過激な企画が好きな人にはおすすめです。

>>今田×東野のカリギュラはアマゾンプライムで視聴できます

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