2017/06/12

ワンダーウーマン(原題Wonder Woman)

第一次世界大戦を舞台に女性の主人公が大暴れするスーパーヒーロー映画。ヒロイン役を演じたガル・ガドットの美しさと存在感が光っていて、新しいスター誕生の予感がしました。53点(100点満点)

ワンダーウーマンのあらすじ

時は現代、場所はフランス、パリのルーブル美術館。そこでダイアナ・プリンスはブルース・ウェインから第一次世界大戦当時の写真を受け取る。写真にはダイアナ・プリンスが他の兵士と共にポーズを決めている姿が写っていた。

ダイアナ・プリンスが生まれ、育ったのはセミスキラ島。そこはアマゾン族の女戦士しかいない平和な楽園で、彼女の母ヒポリタが女王として君臨していた。

その昔、軍神アレスは人類を腐敗させ、全ての神を殺してしまった。唯一生き残った神がゼウスだった。ゼウスは最後の力を振り絞ってアレスを退治し、アレスが再び戻ってきたときのためにアマゾン族にアレスを倒すための剣ゴッドキラーを残した。

島に伝わるその伝説を信じてやまないダイアナ・プリンスはいつかアレスが戻ってくることを感じていた。彼女は女王ヒポリタの反対を押し切り、伯母のアンティオーピから秘密裏で格闘技を学び、着々とその日に備えていた。

そんなある日、島の海辺に飛行機が墜落したのを目撃したダイアナ・プリンスは海に飛び込み、パイロットを救出する。すると、彼のことを追いかけてきたドイツ軍の船が次々と島に上陸。危険を感じたアマゾン族の戦士たちは島を守るためにドイツ軍と戦うことに。

ドイツ軍を制圧したアマゾン族はパイロットのスティーブ・トレバーから世界中で戦争が起きていること、それによって多くの人々が命を落していることを聞かされる。

ドイツ軍将校が開発している化学兵器によって人類が滅びる危険があると知ったダイアナ・プリンスは、将校こそが軍神アレスであることを確信し、スティーブ・トレバーと共に戦場の最前線へと向かう、、、、、

ワンダーウーマンはガル・ガドットの独り舞台

ダークナイト」、「スーサイド・スクワッド」、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」などでお馴染みのDCコミックの人気シリーズ実写版。監督は「モンスター」のパティ・ジェンキンスです。

最近のDCコミック映画はひどい代物ばかりでしたが、やっとなんとか見られるレベルの映画が出てきたなという感じがします。

物語は、アマゾン族の王女ダイアナが人間の男スティーブ・トレバーと出会い、世界で戦争が起こっていることを知り、ドイツ軍が化学兵器で攻撃を始めるのを二人で阻止しに行く、という単純明快な話です。

途中、ダイアナがスティーブ・トレバーと恋したり、やっぱり世界を救うのは愛だよねえといった典型的なアメリカンストーリーになるものの、世界大戦の中にスーパーヒーローを投入するというアイデアが面白く、マシンガンや手榴弾で攻撃してくる兵士たちに剣と盾を持って立ち向かっていく、アマゾン族の女戦士の姿がシュールで笑えます。

一方ではドイツ軍が当時の最先端の技術を持ってして化学兵器を開発しようとしているのに対して、もう一方ではワンダーウーマンが飛んだり、殴ったり、蹴ったりしながら原始的に戦っていくミスマッチぶりが、この映画においてはなぜかはまっていました。

テンポも良く、2時間20分ほどの長尺もさほど気にならないほど、話がスムーズに進んでいき、その間にしっかり愛と笑いと友情なんかのシーンを織り交ぜています。

なにより一番の見所は、ワンダーウーマンことダイアナ・プリンスに起用されているイスラエル人女優ガル・ガドットでしょう。若い頃のアンジェリーナ・ジョリーを彷彿とさせる、美しさと可愛さとセクシーさが同時に備わっていて、あのフォトジェニックぶりには正直驚きました。

ワイルド・スピードシリーズでは常連だった彼女ですが、これまでは大した存在感もなかったんですけどね。なぜかこの役では化けていました。強そうで綺麗でエロいというアニメオタクがいかにも好きそうなキャラに仕上がっていて、彼女のシーンだけ本当にアメコミの中から飛び出したような絵になっています。

こんな顔して、ハスキーボイスというのがまたいいですね。もっとオバちゃんになったらスナックのママみたいなしゃがれ声になるのか、それともさらに色気が出るのか今後に注目したいところです。

あれで演技ができたら、ハリウッドでもトップスターの仲間入りをするのはまず間違いないでしょう。しかしいかんせん演技のほうは危なかっしく、セリフもなんとか言えました感がでていてヒヤヒヤさせられます。ぜひ同じ大根役者のキアヌ・リーブスあたりと共演したら、どんな事故が起こるのか見てみたいものです。

ワンダーウーマンはここがもったいない!

予告映画で大々的に宣伝されている島はセミスキラ島と呼ばれるアマゾン族の秘密の要塞があるところで、物語の序盤はそこが舞台となります。

セミスキラ島には背が高く、モデル体型をした、おっぱいの大きな美女しか住んでいない夢のような楽園で、絵的にも最も美しいシーンがあの島に集中しています。

しかし島でのエピソードや戦闘シーンや全体のほんの一部で、中盤以降は灰色のロンドンの風景や殺風景な紛争地帯の景色が続くのが残念でしたね。

アマゾン族の女たちがクルクル回りながら弓矢を撃つシーンとか、ちょっと回りすぎだろとは思ったけど、なかなか見ごたえがあったので、全体の半分ぐらいあの島でストーリーが続いてくれたらもっとよかったです。

最大の問題点は終盤にロボットみたいなラスボスを登場させたことでしょう。あいつのアーマーのデザインといい、スーパーパワーといい、物語のレトロな雰囲気を一人で台無しにしていました。彼とワンダーウーマンの決闘シーンはまじでいらなかったです。

最近のアメコミ映画はとにかく破壊して、破壊して、破壊しまくればいいと思っているふしがあって、最後になるとそんな技いつ覚えたんだよっていう次元の違う必殺技を披露してくるのが嫌です。だったら今までの殴る蹴るの戦いはなんだったんだよって。

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