SCOOP!

福山雅治が格好つけてるだけの寒い映画で登場人物たちはもれなくダサく、ストーリーや脚本もいまいちです。10点(100点満点)

あらすじ

写真週刊誌「SCOOP!」に所属し、数々のスクープ写真を撮ってきたカメラマンの都城静(福山雅治)。しかし、今ではギャンブルに溺れている上に借金に追われつつ、フリーランスのパパラッチとして生活していた。そんな中、「SCOOP!」に配属されてきた新人記者・行川野火(二階堂ふみ)とタッグを組むことに。情報屋のチャラ源(リリー・フランキー)からのネタと場数を踏んできて培ったベテランならではの勘を武器に次々とスクープをものにする静たちだったが、やがて大きな事件に関わることになり……。

シネマトゥデイより


文句

バクマン。」、「恋の渦」、「モテキ」などでお馴染みの大根仁監督の恥ずかしい作品です。これまでの良作を否定するかのような出来の悪さでびっくりしました。こんな映画を撮ったら普通の人なら数ヶ月は恥ずかしくて家から出られなくなるでしょう。

週刊文春の活躍に便乗したかのような内容で、ゴシップ誌のカメラマンと記者が芸能人や政治家のスキャンダルを暴いていくストーリーが安っぽすぎて見ていられないです。

ネタの収集、調査、取材、潜入、裏取りといった芸能ジャーナリズムの過程や詳細を描くならまだしも、主人公がベンツで待機して芸能人が現れたら尾行して写真を撮ってチョイチョイっと記事にするみたいな描写が舐めてますね。ゴシップ誌の関係者が見てもふざけんなってなるでしょう。

福山雅治が精一杯女好きの悪い男を演じようとしているのが寒く、格好のつけ方がタバコをふかすしかないのが痛いです。

日本の映画もドラマも一体いつまで「タバコ=格好いい」みたいな演出を続けるつもりなんでしょうか。そんなことしてるから全然禁煙が進まないんだよ。健康志向の男を格好良く描く方法もアイデアも持ち合わせていないんだろうなぁ。

社会ではストイックさとか誠実さとかが評価されるくせに、映画になると途端に不真面目で不健康で刹那的に生きている男が格好良くなる傾向が笑えます。格好いい男の定義がすでにダサいから、登場人物が格好つければつけるだけ格好悪くなるんですよ。

俳優が男前だったらなおさら普通にしておけばいいのになんで過剰な演出するんですかね。あれっていわば可愛い女優に目をパチパチさせながら喋らせるみたいなレベルの演出ですよ。

主人公がそんなキャラだということもあってか、ほかの登場人物も全然印象に残らなかったです。二階堂ふみなんてどこにいたの?って感じでした。リリー・フランキーもまあひどかったですね。エセ麻薬中毒役が全然はまってなかったし、終盤の暴走シーンは失笑ものです。

麻薬中毒者が銃を片手に高校生を人質にしながら外を徘徊し、その横でカメラマンが写真をパチパチ撮って、警察の集団に「大丈夫だから、大丈夫だから」と指示するというコントみたいなことになってしましたね。

警察、カメラマン、麻薬中毒者、高校生、全員馬鹿じゃないですか。あんな寸劇シーンをよくもまああれだけ引っ張れるなぁ、と思って逆に感心しちゃいました。

唯一の救いは吉田羊ですかね。演技が良かったとかじゃなくてただエロいっていうだけですけど。

>>「SCOOP!」はU-NEXTで視聴できます

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう