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実写版「美女と野獣」のネタバレと感想と同性愛シーンについて

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ディズニーアニメの実写リメイク。ベタなミュージカル、安っぽい映像が残念で、エマ・ワトソンのファンならギリギリ楽しめるかどうかといった映画です。44点(100点満点)

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実写版「美女と野獣」のあらすじ

舞台はフランス。その田舎町にあるお城では王子様が社交パーティーを開いていた。すると、そこにみすぼらしい老婆が現れ、一晩泊めてくれないかと頼み込む。

老婆は泊めてくれる代わりに薔薇を一本をプレゼントするといって差し出すも、王子様はこれを笑って拒絶した。すると老婆は魔法使いに姿を変え、王子様をはじめその場にいた人々の姿を魔法で変えてしまう。

王子様は醜い野獣に、召使いたちは家具や食器になってしまい、魔女は薔薇が枯れるまでに野獣が本当に誰かを愛し、また愛されなければ呪いは永遠に解けない、といってその場を去って行く。

一方、村では美人で変わり者のベルがガストンからしつこく求愛されていた。読書好きのベルは、村人たちから奇異な目で見られ、強い孤独を感じていた。

そんなある日、ベルの父モーリスが森に入っていくと、凶暴な狼に襲われ、命からがら野獣の城にたどり着く。不気味な雰囲気に恐怖を覚えたモーリスは城から出て行こうとするものの、庭に咲いていた薔薇を黙って抜いたことを見られ、野獣に捕まってしまう。

父の乗っていた馬だけが村に帰ってきたのを不審に思ったベルは自ら森の中へと入っていき、野獣の城へとたどり着く。

そこでベルは父親の身代わりになり、野獣の捕虜になることに。乱暴で粗野な野獣を毛嫌いするベルだったが、命を助けられたのをきっかけにやがて二人は徐々にお互いに心を開いていく。

実写版「美女と野獣」の感想

ご存知ディズニー大ヒットアニメの実写版です。ストーリーには若干アレンジがあるぐらいで、アニメ版に限りなく近いと思っていいでしょう。

序盤からいきなりミュージカルシーンで始まり、最後までかなりの頻度で音楽が入ってきます。それにしても好きですよねえ、ミュージカル。

間違いなく、この映画はミュージカルシーンが質を落しているといっていいでしょう。特に前半のミュージカルシーンの数々は眠気を誘います。ガストンの歌とかマジでいらないですね。数ある歌で良かったのは主題歌と野獣の歌と、セリーヌ・ディオンのエンドソングぐらいでしょうか。

映像はCGとセット頼りで、簡単に作ったなぁ、という印象を持ちました。どこか安っぽかったですね。

パフォーマンスはエマ・ワトソンに頼りきりです。美人で、お姫様にはまり役ではあるにもかかわらず、彼女一人にこの映画の成功の是非を背負わせているかのような気配すらありました。

最も興ざめする要素は野獣のシーンがほぼフルCGだということです。それも他のキャラクターのCGよりも完成度がかなり低く、ゲームみたいな動きをするのが不自然です。

そのせいでせっかくの目玉のベルと野獣のダンスシーンも臨場感がなくなり、ベルがモーションキャプチャー用のスーツを着ている人と撮影している風景が眼に浮かんでしまいます。

ベルと野獣の仲が良くなると、二人は城の庭でデートを始めるんですが、CGとデートしてる美女を見てもやっぱり冷めてしまいますよね。

ストーリーは前半部分が結構ひどく、後半になってようやく立て直します。面白くなるのはガストンが村人を引っさげて野獣の城に攻め込む辺りからです。

そこに辿り着くまでに相当な時間を費やしてしまったばかりにちょっと盛り上がるのが遅かったかなという感じがしました。

ラストはラストで誰もが知ってるエンディングを向かえ、歌と踊りのハッピーエンドで幕が閉じていきます。冷静に比べたら、やはりアニメに軍配が上がるでしょう。

最近、ディズニーは狂ったように実写化プロジェクトを進めているけれど、童話やおとぎ話はやっぱりアニメに限る、ということが改めて分かりました。

実写版「美女と野獣」には同性愛シーンがあるの?

同性愛シーンがあるとのことで、マレーシアでは公開が禁止になったそうですね。これはディズニーにとったら大きな誤算だったと思います。

実際のところはガストンの子分ル・フウがちょっとゲイっぽいというだけで、別にキスしたり、ハグしたりするわけではないです。なんとなく同性愛を匂わせ、ガストンに対する憧れを表現している程度のもので、それほど大騒ぎするシーンじゃなかったです。

鼻をツンツンするシーンはさすがに恥ずかしかったですけど、あれでもうちょっと二人がニャンニャンしだしたら、むしろ意外性があって面白かったんですけどね。

しかしながらビル・コンドン監督がインタビューで同性愛を示唆するようなコメントをしたというのも含めて、最近ディズニーは確かにゲイコミュニティーにターゲットを広げていっているのを感じます「ファインディング・ドリー」でもレズのカップルが登場していた、といってかなりファンの間では話題になっていました。

世界各国で同性同士の結婚が認められるようになったこともあり、今後いくつかの国の反対を押し切ってでも積極的にゲイコミュニティーを支持していくのか、ディズニーは今大きな岐路に立たされているのかもしれませんね。この映画のル・フウはその最初のステップだったとも考えられます。

近い将来、ゲイの主人公の物語をディズニーが作る可能性もなきにしもあらずです。夢の国が作った同性愛映画っていうのも面白そうですね。

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