2017/03/06

ラ・ラ・ランド(原題LA LA LAND)

ラ・ラ・ランド

コテコテのミュージカルでアカデミー賞を狙うために作ったような作品。新鮮さがなく、ストーリー性が薄く、いたって普通の映画です。43点(100点満点)

あらすじ

何度もオーディションに落ちてすっかりへこんでいた女優志望の卵ミア(エマ・ストーン)は、ピアノの音色に導かれるようにジャズバーに入る。そこでピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)と出会うが、そのいきさつは最悪なものだった。ある日、ミアはプールサイドで不機嫌そうに1980年代のポップスを演奏をするセバスチャンと再会し……。

シネマトゥデイより

ラ・ラ・ランドがつまらない理由

セッション」で知られるデイミアン・チャゼル監督による、2017年度のアカデミー賞最有力候補といわれているミュージカル映画です。

ストーリーはありきたりで歌や踊りはベタ。女性ファンがライアン・ゴズリングを見てうっとりするだけの作品ですね。

ゴリゴリのミュージカル映画で、特に前半は歌と踊りが10分置きぐらいに流れます。となると、歌と踊りが面白いかどうかが鍵となるわけですが、何度も見聞きしたことのあるザ・ミュージカル的なシーンが続くだけで、新しさはありません。

アメリカのミュージカルって日本で例えるなら吉本新喜劇みたいなもので、ネタが分かりきったものをお金を払って見に行くような雰囲気があって、生の舞台ならそれでも「体験」として面白いかもしれないけど、映画だとちょっと話が変わってきます。

映画館を出た後に思わずステップを踏みたくなるような曲や踊りが見れたらまだしも、いまさらスクリーンで普通のタップダンスとか披露されてもねぇ。オリジナリティーが全然ないんですよ。歌や踊りなら、音楽のビデオクリップのほうがよっぽどレベルが高いし。

ハリウッドでは数年ごとに必ずミュージカル映画が話題になりますよね。最近だったら「アーティスト」もそうだし、「ムーランルージュ」とか「シカゴ」とか。そのいずれの作品を見ても、結局同じような歌と踊りしかしてないでしょ。あのお約束が嫌いなんです。

アメリカにはそもそもミュージカル文化が根付いているから、映画もミュージカルにすればそれだけ受けやすく、芸術作品として扱われ、過大評価されやすいんじゃないかと思うんですよ。この時期に劇場公開してるのはアカデミー賞を狙ってのことだろうし、その辺があざといですね。

ラ・ラ・ランドのタイトルの意味

「La La Land ラ・ラ・ランド」のタイトルの意味ですが、これには複数の意味が含まれているようです。ひとつはロサンゼルスやハリウッドの愛称。もうひとつは「我を忘れた」、「現実から離れた」、「こうこつとした」といったニュアンスがあります。

「ハリウッド」という意味を持つことからか、ほかの映画やドラマのタイトルでも使われていますね。洋画って結構タイトルが被ることがあるけど、問題にならないんですかね。「Passengers」とか全く同じタイトルのが二つもあるし。

ラ・ラ・ランドはライアン・ゴズリングのファンならメロメロになる

ラ・ラ・ランド

僕は男なんで、ライアン・ゴズリングを見てもキュンとしたりはしませんが、女性ならおそらくメロメロになってしまうでしょう。

劇中ライアン・ゴズリングは歌って踊るだけじゃなく、ピアノまで披露しています。それも全部本人が演奏していて、なにをやっても様になる彼の姿に女性ファンなら釘付けになること間違いなしです。

一方で男性視聴者は何を楽しみに見たらいいのか、という問題が浮上します。ヒロインのエマ・ストーンがストライクゾーンのど真ん中という人なら問題はないでしょうが、そうじゃなかったら大問題です。

そもそもエマ・ストーンって美人なのか?という大きな壁があって、真っ白い肌にブルーの瞳、ケバくて、きついその顔立ちはまさにベタなアメリカンビューティーを象徴しているようで、僕には到底理解できません。

もちろんヒロインが美人じゃなければいけないということはありません。でもそうでない人が絶世の美女の態で演じると、リアクションに困ります。

なのでエマ・ストーンに魅力を感じられない男性は、この映画を見ても決してロマンチックな気持ちにはなれないでしょう。なんで彼女が、才能溢れるイケメンピアニストと付き合ってるの?という疑問が最後まで晴れることはないからです。

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