クヒオ大佐

kuhio

アメリカ人と偽り、女たちを騙してお金を巻き上げていく詐欺師の男を面白おかしく描いたドタバタコメディー劇。くだらないけど、ちょっと笑えてる息抜きにはいい映画です。52点(100点満点)

あらすじ

1990年代初頭、クヒオ(堺雅人)は、自分はアメリカ軍特殊部隊のパイロットで、エリザベス女王とも血縁関係にあたるなどと吹聴し、次々と女性たちをだましていた。だが、実際彼は純粋な日本人で、華麗な経歴もすべて自ら作り出したものだった。弁当店を営むしのぶ(松雪泰子)も彼の立派な軍服姿にころりとだまされ、懸命にクヒオに尽くすが……。

シネマトゥディより

文句

紙の月」、「桐島、部活やめるってよ」などでお馴染みの吉田大八監督のコメディードラマです。鼻を整形し、軍服を着て街を徘徊する自称アメリカ人の男が女たちを結婚詐欺に陥れる話で、リアリティーはあまりないけれど、バカバカしくて笑えます。

クヒオ大佐は実在した詐欺師の男らしいのですが、それでも物語にリアリティーがないのは堺雅人の演技が相変わらずわざとらしいからです。できれば女性たちはもちろん視聴者をも騙すぐらいの詐欺の手口を使ってもらいたかったんですけど、堺雅人がぶち壊していました。

あれさえなければもっと面白い映画になっていたでしょうね。ほかの俳優たちはみんなそれぞれはまっていましたが、主演だけキャスティングミスでしたね。あれはやっぱりハーフタレントとかがやったほうがよかったですね。あるいはデーブ・スペクターとかがやっても面白かったかもしれません。彼の強いアメリカ人訛りの日本語ならそのままでいけるじゃないですか。

劇中、クヒオ大佐は弁当店の女将、自然科学館の職員、ホステスなんかを騙そうとします。あんなバレバレの嘘に騙される女がいることがまず驚きなんですが、ホステスには逆に騙されそうになる下りなんかは興味深いです。男から金を出させるプロには到底勝てないっていうね。

ショーンKじゃないけれど、外国人だと偽る日本人って探せば意外ともっともっと出てきそうですよね。そういえば昔、六本木のクラブに通ってたときも自称ハーフとかいう女が結構いましたね。どう見ても日本人なのに英語混ぜて話したりして。自称アメリカ人のアフリカ人男も結構いるしね。

そんなことで嘘をつくのはダサくて恥ずかしくことのように思えますが、日本ではそれによって物事が有利に働くことがあるからこそエセアメリカ人がいなくならないんでしょう。アメリカ人に対する日本人の持つコンプレックスがそういう部分で膿となって出てくるんですね。

クヒオ大佐の場合は、外人コンプレックスに加えて、「大佐」という権威コンプレックスも利用しているから、そういうのに弱い女性がまんまとひっかかったのでしょう。信じられないけど、バレバレの嘘を信じるバカな奴ってどこにでもいるんですね。外国人ホステスに騙されるおっさんとか一体どれくらいいるんだろう。

僕もそのうちブラジル生まれのサッカー選手ですとか自称してみようかなあ。ペレも日系人と結婚したことだし、ペレの親戚ですとか言っても信じる奴いそうですけどね。

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