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しあわせの隠れ場所(原題 The Blind Side)

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ファウンダー・ハンバーガー帝国のヒミツ」のジョン・リー・ハンコック監督による事実を基にしたサクセスストーリー。見ると逆に悲しくなってくる映画です。38点(100点満点)

しあわせの隠れ場所の感想

父親の顔も知らず、母親とは引き離され、家も寝る所もない、ひとりぼっちの黒人少年、マイケル・オアー。凍てつくような真冬の夜、Tシャツと短パン姿で歩 いていた彼に、白人女性のリー・アンが声をかけた。夫と娘と息子の4人家族には広すぎる豪華な邸宅に、マイケルを招き入れる。

最初は、憐れみだけだった が、リー・アンはマイケルの瞳の中に、お金では決して買えない輝きを見つける。初めての自分の部屋、初めての自分のベッド、初めての愛し愛される家族に喜 ぶマイケル。

リー・アンと家族はマイケルから、すべてに感謝しながら生きる幸せを教えられる。マイケルの後見人になったリー・アンは、学校の成績が悪い彼 の隠れた才能を発見する。アメリカン・フットボール──大きいけれど敏捷な肉体と、仲間を危険から守る保護本能に秀でた心は、このスポーツにぴったりだっ た。

(goo映画より)

しあわせの隠れ場所の感想

逆境を超えてプロアメリカンフットボール選手になったマイケル・オアーの半生をつづったバイオグラフィー。

おとぎ話のような内容のため遠い昔の話なのかと思ったら、現役バリバリの若手選手のバイオグラフィーだったのには驚きました。

ただ、白人と黒人、善人と悪人の描き方が型にはまっていて、どれだけマイケルが努力を重ね、這い上がってきたかというより、どれだけ白人の家族が彼に優しくしたかが強調されていたのが痛かったです。

筋じ書き、演出的にはディズニー映画に近いですね。世の中ってとにかくすばらしくて愛情と慈悲に満ち溢れている、と思わせてしまうような、またそれを狙ったような気配がありました。

この映画の良し悪しはともかく、実際にマイケルを養子として受け入れた家族はすごいビッグな勇気、愛情、器の持ち主であることには違いないでしょう。

兄弟、親戚、夫婦関係がすっかり薄っぺらくなったこの世の中にも全くの赤の他人を本気で大事にする人がいる、というのは人類のささやかな希望でもあります。

そして生きているうちにそういう心優しい人間と出会える人と、出会えない人との差は一体なんなんだろうか、とも考えてみたりもします。

俗に偶然、運命、縁などと言われますが、本当にそれだけなのか。もしかしたらいい人と知り合う知り合わないは、その人の持つ能力なのではないかとも思えてきます。

しかしその能力にしても個人の力が及ばない部分が大きいのではないのか。この映画は、マイケルのようにすばらしい出会いを見つけた人がいる一方で、人に騙され、利用され、不幸になっていく人たちが大勢いる、ということを強く思い出させられるばかりで、サクセスストーリーのはずが見ていてとても悲しくなりました。

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