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映画マイ・ブラザーのネタバレ&感想

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帰還兵とその家族の心の葛藤を描いたヒューマンドラマ。戦争の後遺症をめぐって兄弟、家族の間に広がる亀裂を絶妙なタッチで追っていて見ごたえ十分です。67点(100点満点)

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マイ・ブラザーのあらすじ

海兵隊員のサムは、よき夫でよき父。厄介者の弟トミーが出所するのと入れ替わりに、妻のグレースと二人の娘を残し、アフガニスタンに出征する。しばらくし てグレースのもとにサムの訃報が届く。悲しみに沈むグレースたちを慰めたのはトミーだった。彼は兄嫁や姪たちを支える中で次第に更生していくが、ある日、 死んだはずのサムが別人のようになって生還する……。

(Goo映画より)

マイ・ブラザーの感想

ドリームハウス」、「父の祈りを」のジム・シェリダン監督による意外性のある家族ドラマ。

トビー・マグワイアとジェイク・ギレンホールのコントラストもいいし、最初から最後までトビー・マグワイアの一人舞台でした。

小柄で華奢なのに内に秘めた力強さがあって、なにかしでかしそうな雰囲気が恐ろしく、ラストのキレっぷりにはちびりました。

まさかスパイダーマンの彼にあんな迫真の演技ができるとは期待もしてなかったのでこの映画一本で彼に対する見る目ががらりと変わりましたね。

その一方でグレース役を演じたナタリー・ポートマンがいまひとつで、全然家庭的な女を演じ切れてなかったし、母親にもなりきれてなったです。終始ただ泣いていただけでしたね。

戦場から帰ってきた男に「ねえ、向こうでなにがあったのぉ、教えてよ。ねえってばあ」と、戦争体験を語らせようとするグレースの無神経さには怒りさえ覚えます。

女にしつこく聞かれた男は「12,3歳のタリバン兵をたくさん殺してやったよ」とか武勇伝ふうに語ればいいんでしょうか。

知りたがりの女に限って本当のことを話したら「うわぁー、あなた最低ぇ」とか言うにきまっていて、アフガニスタンで地獄を見てきた男とアメリカでアイススケートをしていた女とのそういう温度差こそがこの家族の崩壊の原因だったように思えましたね。

それにしても自分が戦争で命がけで国のために戦っているときに、妻が弟とマリファナ吸いながらキスしてたらイヤですねぇ。不謹慎にもほどがあるでしょ。

夫が出張中にちょっと間がさしてキスしてしまった、とかのレベルじゃないですからね。なにより聞きたがりの女というのは決まって口も軽く、すぐ開き直って「キスだけだから、それ以上はないから」とか本当のことを喋ってしまうのが問題です。

夫からしたら妻が他の男とキスしたことを認めたら、やったことを認めたことと同じのようなもので、それ以上もそれ以下もないのです。アメリカの女は一刻も早く、見ざる、聞かざる、言わざるという叡智を身につけたほうがいいでしょう。

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