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悲夢(邦題)

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アリラン」、「悪い男」、「メビウス」、「嘆きのピエタ」、などで知られるキム・ギドク監督による日韓の俳優を共演させた心中映画。設定やシチュエーションなどおかしいところばかりが目立つ見ていて馬鹿馬鹿しくなってくる話です。19点(100点満点)

悲夢のあらすじ

ある晩、ジン(オダギリジョー)は元恋人の車を尾行していて、突然脇道から飛び出して来た車に追突する夢を見る。

そのあまりのリアルさに胸騒ぎを覚えて記 憶を頼りに車を走らせると、実際に彼が夢で見たのと寸分違わぬ事故が起きていた。そして、監視カメラにはラン(イ・ナヨン)という女性が事故車を運転する 姿が写っており……。

シネマトゥデイより

悲夢の感想

いわゆる悲劇の心中物語で、カップルを無理矢理心中させて、事の一切を美化しようとしているところが浅いです。

そしてミスキャスティングにもほどがあるオダギリジョー。彼のセリフだけ日本語なのを笑わずに見ていられる人がいたらむしろスクリーンよりその人を観察したくなりますね。

韓国語と日本語の会話が意味こそ通じ合っていてもリズムがちぐはぐで、お互いが言葉の意味をさも理解しているかのような顔をしているのが恥ずかしくてしょうがなかったです。

オダギリジョー扮するジンはなぜか女の家で寝るようになってからもずっと「です」、「ます」調の余所余所しい口調で話してたのが笑えました。

「交代交代で寝るって言ったじゃないですか」という下りでは爆笑でした。これで受けを狙ってるならすごいんですけどねえ。真面目にやってコメディーになってるから悲しいです。

さて、この映画を見て一つ分かったことは、オダギリジョーが相当の大根役者であるということです。

いつもボソボソ喋るは、どんな映画に出てもキャラが全然変わらないは、極悪人も演じられなければ、かといって純粋な善人にもなれない中途半端な路線を行っています。

当たり障りのない仕事ばかりしていて、たとえ評価されても「かっこよかった」と言われる程度でしょ?

オダギリジョーによるセックスシーンが一つあるんですが、それすらも毛布に包まって体をほとんど晒さずにやる、ダメなセックスシーンのお手本のような最低演技でした。

もしかしたら監督に「僕、お尻だけは見せたくないんです」とか頼んでるんじゃないんですかねえ。それとも下は水着着たままでやってたりして。あー気持ち悪ぅ。

最近のキム・ギドク映画を見る限り、完全にこの監督はスランプに入っていると言ってもいいでしょう。

つい昔の作品は文句なしにいいのに、作る度に完成度が落ちてくる監督というのも勝てなくなった元世界王者のボクサーを見ているような寂しさがあります。

ただ、真価が問われるのはいい映画を作っているときではなく、むしろ凡作ばかりを連発している今このときだと思います。

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