ブラインド・フィアーは超駄作! ネタバレと感想

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Penthouse-North

歴史に残る超ド級のスーパー駄作。2流俳優と3流のシナリオでできたボロボロスリラーで、素人の強盗が素人の手口で殺人やら拷問やらを繰り返す、無駄だらけの一本。マイナス100点(100点満点)

ブラインド・フィアーのあらすじ

元報道カメラマンのサラ(ミシェル・モナハン)は戦場取材で失明してしまい、現在は恋人のライアン(アンドリュー・ウォーカー)と豪華なペントハウスで暮 らしている。大みそか、買い物から戻ったサラは床に広がる大量の血で転倒。そこにはライアンの死体が横たわっていた。ライアンが横取りした金とダイヤを探 すチャド(バリー・スローン)は、サラに隠し場所を問い詰め……。

シネマトゥディより

ブラインド・フィアーの感想

ジョセフ・ルーベン監督によるダメダメスリラー。突っ込みどころ満載の映画をどうもありがとうと言いたいです。なんですか、この映画は。

僕の記憶にある映画の中では断トツのワースト3に入ります。人の人生を無駄にするのもいい加減にしてくれって作品です。

冒頭からいきなり無駄から入ります。中東で戦場の様子を伝えていた戦場写真家サラはアラブ女性の自爆により、失明します。

そこから急に話は飛んで、盲目になったサラがNYの高級マンションの最上階で投資家で金持ちの彼氏ライアンと幸せに暮らしている、という全く別のストーリーが始まります。

その時点でキムタクじゃないけど「おい、ちょっと待てよ」と言いたくなります。イラクの下りは全く必要ないんです。別に生まれつきの盲目でも話は成り立つのに、意味のないエピソードを加えるところに監督のセンスのなさが伺えます。

それに自爆の爆風を至近距離で受けたくせに失明だけして、顔にはなんの傷も残っていないという不思議。自爆テロをなめんなよ、と言いたくなります。

ある日、サラが自宅に帰ってくると、恋人のライアンが殺されていて、そこには知らない男の姿が。一見プロの殺し屋のような男は手袋もせず、指紋も残し放題やって、武器もナイフしか持っていない、といった有様です。

男とサラは格闘したり、追いかけっこをしたりして、上手いことサラは外まで逃げるんですが、男の仲間に捕まりマンションまで連れ戻されます。その過程で男はマンションの門番も殺して、死体もそのままにしてサラのマンションにある金やダイヤを仲間と探します。

住人が気付いて警察に通報しそうなものですが、なにも起こりません。続いて二人の男たちはサラを拷問し、金やダイヤのありかを聞き出そうとしますが、サラはなぜか口を割らない。

命の危険にさらされながらだんまりを決める彼女の無駄な根性と勇気が理解不能で、金なんてどうでもいいから早く渡して、強盗たちに帰ってもらえばいいのに、としか思えませんでした。

そのうち二人の男たちが仲間割れを始め、そこにサラも加わって殺し合いが始まる、というありがちな展開で、最後は何度も見たことのある結末で幕が閉じます。

主人公のサラを演じたミシェル・モナハンはサンドラ・ブロックのそっくりさんみたいな二番煎じ的な雰囲気を持ち、盲目の女を演じているはずなのに、「お前完全に見えてるだろ」といった演技しかしません。

歩き方といい、転び方といい、見えてる人の動きなのです。これまでも盲目を演じた俳優たちはたくさんいますが、最低レベルの演技でした。

ゴールデンラズベリー賞決定です。ほかには久々に見たマイケル・キートンと他の俳優たちとキャラがかぶりまくってるバリー・スローンとかいう俳優が出てますが、どれもひどいです。

ひどい映画に限って、人の記憶を呼び起こす作用を持っているのか、この映画を見ていて特に門番が殺されるシーンであることを思い出しました。6,7年前僕が住んでいたアパートで白髪のおじちゃんが門番をしていました。

ブラジルは治安が悪いのでアパートには必ずといってほど門番がいて、朝昼晩の交代制で成り立っています。ある晩、僕と日本人の友人が夜通し僕の部屋で飲んでいたら、そのうち疲れてウトウトし出した友達が深夜3時くらいになって突然「帰る」と言い出しました。

他人の家だと眠れないから、家に帰ってちゃんと寝たいというのです。僕は危ないから、朝まで休んでいくように助言したのですが、彼は聞かずに目をこすりながら部屋を出ていきました。そして僕の部屋の階からエレベーターに乗って1階まで降りるとそこに銃を持った強盗がいたのです。

白髪の門番はすでに捕らわれの身になっていて、地面に伏せさせられていました。友人も両手を後ろに回して、地面に顔を付けるように言われました。そこであろうことか門番が強盗に向かっていったのです。もちろん銃撃されました。即死です。

強盗団は実は僕のアパートの隣にあったカジノに侵入し、お金を強奪していたのですが、うちの門番にカジノに入っていくところを目撃されたのに気付いて強盗団の一人が門番を捕まえに来たのです。

そこにたまたま友人が絶妙のタイミングで下りて行ってしまったのが不運でした。強盗団が去った後、友人はすぐさま僕の部屋に舞い戻ってきました。顔や手に返り血を浴びていて、すぐにシャワーを浴びさせました。

しばらくすると警察が来て、門番の死体を片づけてパトカーと共に走り去っていきました。空がすっかり明るくなった頃、僕と友人が1階に降りていくと、床はピカピカに拭かれていて、朝の門番が何事もなかったかのように働いていたのがなにより不気味でした。警察の事情聴取も現場検証も一切なし。次の日には新しいおじさんが夜の門番として雇われていました。

ときどきあの白髪の門番のことを思い出します。なぜ彼が武装している強盗に向かっていったのかがいまだに理解できません。強盗は許せないし、悔しい思いになるのは分かります。

しかし一か八か抵抗しないと殺されるという状況ならまだしもあの状況で抵抗する「勇気」はどこから湧いてくるのか。僕だったら怖くてオシッコちびってなにもできないでしょう。

だからこの映画のサラのように、盲目でありながら、強盗に向かっていく女の行動がどうしても共感できないのです。なかなか普通の人にできるもんじゃないですよ。

コメント

  1. より:

    なにこの駄文
    薄すぎて味しないレベル

  2. より:

    >ミシェル・モナハンはサンドラ・ブロックのそっくりさんみたいな二番煎じ的な雰囲気を持ち、

    これは本当にそう思う。
    ミシェルって結構映画出てるよね。MI3とか。
    見るたびに、このサンドラのまがい物!って思って見てる。
    同じ意見の人がいて嬉しい。

    • 映画男 より:

      いさん

      コメントありがとうございます。ミシェル・モナハンって他にも出てたんですね。存在感がないんで気づきませんでした。