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映画ブラックフィッシュは水族館の実態を描く!感想とネタバレ

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これを見たら二度と水族館には行けなくなる衝撃のドキュメンタリー。普段TVでは見ることのないシャチの凶暴な一面を恐ろしい映像を通じて理解させられる背筋がゾクゾクする一本。72点(100点満点)

ブラックフィッシュのあらすじ

フロリダ州オーランドにある水族館シーワールドの人気シャチ、ティリカムは2010年、突然女性トレーナーを襲い死なせてしまう。シーワールドの経営スタッフは不慮の事故と発表するが、実はティリカムは以前にも同様の事件を度々起こしていた。

凶暴であることを知りながらシャチを金儲けのために利用しようとするシーワールド側とその実態を告発しようとする元トレーナーたち。そして彼らの証言から見えてくる衝撃の真実。ガブリエラ・カウパーズウェイト監督がシャチを捕まえて人間の見世物にすることが果たして正しいことなのかを強く訴えていく。

ブラックフィッシュの感想

ガブリエラ・カウパースウェイト監督による衝撃のドキュメンタリー。日本でも議論を呼んだ「ザ・コーヴ」に通じるものがあります。

やっぱり動物は自然にいるのが一番だ、というテーマで共通しているのに対し、「ザ・コーヴ」が日本のイルカ漁を批判する一方でこの映画はシーワールドに重点的に矛先を向けたという点で違います。

ただ、どちらかというと、この映画の方が証言者が実際にシーワールドで長年働いていたトレーナーたちなので説得力がありました。シーワールドを悪く言えば言うほど、過去の自分を否定することにもなるからです。

トレーナーたちはシーワールドに勤務中、「みなさん、シャチは楽しくてショーに参加しているんですよぉ」などと観客に向かって言っている映像が残っていて、今振り返ってみると恥ずかしい、と言います。

なぜならシャチは小さなプールに閉じ込められ、多大なストレスを抱え、ときおりそれを爆発させてしまうことをトレーナーたちは知っているからです。

爆発とはトレーナーに当たり散らすことを意味しますが、何トンもあるシャチがイラッとして尻尾を振っただけで人間なんてひとたまりもありません。

シャチがトレーナーの足を噛んで水の中に引きずり下ろし、深いプールの底へとトレーナーを連れていき、水上に上がったと思った瞬間また水の底へと引きずり下ろす「遊び」という名の拷問がゾッとします。噛む力もすさまじく人間の腕なんかは簡単にちぎってしまうそうです。

被害に遭ったトレーナーたちも悲惨ですがその場に居合わせた観客たちもまた悲惨ですね。特に子供たちは、「シャチは優しい哺乳類の動物なんだよ」などと言われて大人に連れてこられたと思ったら、目の前でトレーナーが引きづり回されてるんだから、誰を信用すればいいんでしょうか。

興味深かったのがトレーナーたちはシーワールドからシャチの飼育の仕方は習うけど、生物学的なことは一切教えられないという点です。

そのためシーワールドのガイドたちは観客に「シャチは通常25年から30年ぐらい生きる」といった説明をしてしまいます。

しかし専門家によれば、人間の寿命ぐらい生きるのが普通で25年くらいしか生きないのは、閉じ込められて日々ストレスを抱えているからだそうです。また、トレーナーたちはシャチがどういう経緯でシーワールドに来たかも知らないために、凶暴かどうかすらも分からないという経営陣による情報操作が行われているのがすごいです。

この映画によると、シャチは群れで生活する生き物で、それぞれの群れが全く違う習慣、文化を持つらしく、同じシャチだからといって、同じプールに入れて飼うことなんてもってのほからしいです。

それはいわば、日本人家族の家に首長族の人を連れてきて一緒に生活させるようなもので、そのために雄のティリカムはシーワールドに到着するや否や自分よりも小さな雌たちに水槽の中でイジメに遭い、暴力を受けるのです。時にはイジメのせいで血を流すほどで、そうしたストレスから人を襲ってしまう、という負の連鎖が起こるのです。

観賞後はアミューズメントパークであんなに恐ろしいことが起こるならもう行きたくないなあ、という気持ちになる人も少なくないでしょう。

とはいえ自分にもその昔、米サンディゴのシーワールドでシャチに水をかけられてキャーキャー言っていた時期もありました。

しかし年齢というのはすごいもので、ある年齢を過ぎてから動物園にも、水族館にも完全に興味を失いました。演出されたあの嘘の空間にいつしか冷めてしまったのです。

もともと動物がそんなに好きじゃないのかもしれません。というより動物に嫌われる傾向があって、鳥には糞をかけられ、猫には牙を向けられたりします。誰もいない都会の道を深夜歩いていると、どこからともなく野良犬が現れ襲われたこともありました。

おそらくシャチのいるプールにでも近づいたときには、それこそ体のパーツを根こそぎ持っていかれるでしょう。そんな嘘みたいなエピソードがこの映画には出てくるんですけどね。

コメント

  1. mamarin より:

    今年の夏京都に出来たばかりの水族館に行きました。シャチはいませんでしたがイルカのショーが楽しかったです。

    私は犬が好きで生まれたときから犬がいる環境で育っています。

    だから動物の怖さも解る気がします。他所で近所の子供を噛んだ犬など父はお得意さんに頼まれて自宅に持ち帰り家で飼っていたりしました。
    そういう犬はやはり危険です。だからちゃんと躾けない犬とかは飼うべきじゃないと思うし人間に最初から懐かない犬もいます。
    犬は野生動物ではないけれど野生動物は大概は大きな力を持っていてなめると怖い。この映画レンタルビデオで探して見てみたいです。

    • 映画男 より:

      mamarinさん
      コメントありがとうございます。僕も犬を飼うのことに憧れるんですが、すぐ噛まれるから自分になついている犬を想像するのは難しいです。日本公開されたらぜひこの映画見てみてください。