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トイ・ストーリー5はしつこいしつまらない

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最後だからと言って感動を誘ったくせに、まだまだ続いていきそうな引退詐欺シリーズ。もういい加減いいでしょ。13点

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トイ・ストーリー5のあらすじ

8歳になったボニーは、近所に住むジョーダン家の双子と仲良くなろうとするが、二人はタブレットに夢中で相手にしてくれない。やがてボニー自身も、カエルをテーマにした「リリーパッド(愛称リリー)」というタブレットを手に入れる。ボニーはリリーに夢中になり、次第におもちゃで遊ばなくなっていく。

ウッディが去った後、新たな保安官となったジェシーは、リリーの存在がボニーの生活を変えてしまったことを説明しようとする。しかしリリーはそれを誤解し、SNSを使ってボニーに友達を作ろうとする。その結果、ボニーのダンス教室のクラスメイトであるチェルシーとつながることになる。

落ち込んだジェシーは無線機でウッディに連絡し、状況を伝える。捨てられたおもちゃたちに新しい居場所を見つける手伝いをしていたウッディは、ジェシーとの会話を誤解し、ボニーの元へ戻ることを決意する。一方、バズはジェシーへの恋心を伝える勇気を出そうとしていた。

チェルシーにお泊まり会へ招待されたボニーは、リリーを持参する。ジェシーとブルズアイもこっそりリュックに忍び込むが、チェルシーたちが「まだおもちゃで遊んでいる」とボニーをからかったため、ボニーは父親に頼んでジェシーたちを家へ送り返してしまう。逃げ出したジェシーとブルズアイは老夫婦に拾われ、ジェシーの昔の持ち主エミリーの農場へ送り届けられる。

トイ・ストーリー5のキャスト

  • トム・ハンクス
  • ティム・アレン
  • ジョーン・キューザック
  • グレタ・リー
  • コナン・オブライエン
  • トニー・ヘイル
  • クレイグ・ロビンソン

トイ・ストーリー5の感想と評価

「ウォーリー」、「ファインディング・ドリー」で知られるアンドリュー・スタントン監督による、シリーズ第5作目。何度も見たことのある展開と設定を繰り返しているだけで、これ以上どうにも広がらない話を見たい人だけ見ればいい作品です。

このシリーズ、完全に辞めるタイミングを失ったシリーズですよね。トイストーリー3で終わっていればいいのに、4に続け、4で終わるって言ってたのにまた続きを作る。どこかスターウォーズシリーズと同じ道をたどっているような雰囲気があって、作ればそこそこ売れるから会社の存続のためにどうしても辞められない感じが出てしまっていて、子供のためというよりすっかり大人のための映画になってしまいましたね。

物語は、デジタル社会において、子供たちが従来の玩具では遊ばなくなってきており、今や子供たちの興味は携帯やタブレットになってしまい、ジェシーをはじめとする玩具たちが寂しい思いをする、という設定でスタートします。

これはこれで現代の実情とトイ・ストーリーの世界観を混ぜていていいと思うんですよ。ところがデジタルデバイスと、従来の玩具のバトル、あるいは対比でずっと行くのかと思いきや、蓋を開けると、またいつものドタバタ劇が始まり、途中からテーマが曖昧になっていくんですよね。

  • 子供のタブレット依存
  • SNSによる人間関係
  • AI・デジタル機器とおもちゃの対立
  • ジェシーの自己価値の再発見
  • バズとジェシーの恋愛
  • ウッディとボーのその後

これだけ色んなことを一つの映画で語ろうとするから、もうなんのこっちゃいなんですよ。それで結局なにが見せたいかというと、仲間がいなくなって救出する似非アドベンチャーで、またこれかという感じがしてダメでした。話が全然頭に入ってこないもん。

また、ディズニーお得意のポリコレのせいか、主人公はウッディではなく、女の人形ジェシーになっています。彼女がまた主役を務めきれてないんですよね。キャラも薄いし、個性もないし。どうせならお色気作戦を使うとか、性差別に戦うとか、ゴリゴリのフェミニズム路線で行けばいいのに、女という特性を活かせていないんですよ。だったらウッディでいいじゃん。

また、これまでのキャラが勢ぞろいみたいなノリで次々と出て来るから、一人一人のキャラの有難みもなく、新キャラさえも目立たなくなってしまっていました。タブレットのリリーなんてとんでもない悪役にしたらいいんですよ。そうしたほうが分かりやすいし、対立させたほうが明確な目的ができるから。なのになんで途中から仲良くなっちゃうの? 百歩譲って最後の最後で仲良くなるならまあ許す。でも結構早い時間で仲良くなるよね?

誰から逃げるのか、誰と戦うのか、何を阻止するのかが曖昧になってるから、どうしてもドラマの推進力が弱くなるんですよ。ジェシーの内面を描きたかったっていうならアドベンチャーいらないし。

そして最大のミスは、ジェシーがいまだにエミリーのことを引きずっている件でしょう。エミリーって『トイ・ストーリー2』(1999)でさらっと出てきたわき役もわき役の子ですよ。それを2026年にもなって触れられても、誰が覚えてるんだよって。特に今の子供たちからしたら誰それ?な存在なんですよ。お前たちは誰に媚びを売ってるんだよ。これまだまだ続ける気でしょ?

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