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アップサイドダウン重力の恋人は説明だらけの映画!感想とネタバレ

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Upside-Down

ニュートンが見たらブチ切れること間違いなしの重力無視映画。壮大なSFの世界を描きたいのかと思いきや、結局は普通の恋愛で終わっているメルヘンだけが売りの一本。36点(100点満点)

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アップサイドダウン 重力の恋人のあらすじ

富裕層が暮らす星と貧困層が暮らす星が、上下で接近するように引き合っている世界。下の星で貧しい暮らしを送っていたアダム(ジム・スタージェス)は、とある山頂で上の星の住人であるエデン(キルステン・ダンスト)と出会って恋に落ちる。

ロープを使って彼女を自分の世界に引き下ろそうとするアダムだったが、星の境を監視する警備隊に発見されてエデンは上の星へと落下してしまう。それから10年後、エデンは死んだと信じ込んでいたアダムだったが、彼女が生きていることを知って再会を誓う。

シネマトゥディより

アップサイドダウン 重力の恋人の感想

フアン・ソラナス監督による幕開けと同時にストーリーの説明から入るという、ダメな映画の法則に則った作品です。ダメルートをひた走り、最後までダメなままで終わります。

小説じゃないんだから異次元の世界だからってわざわざその世界を言葉で説明しなくてもいいのに「この世界は上部には富裕層が住んでてぇ、そんでもってぇ」などの白々しい説明書の棒読みでスタートします。

SFだからってリアリティーがなくてもいい、ということではありません。重力の作用の仕方も地球とは違う、というのはまだいいです。

でも自分たちで決めた空想の世界のルールを自分たちで破るのはよくないですね。上の世界の人を肩車したら空を飛べたり、岩と岩と飛び移ったり、なんだかスーパーマリオみたいでした。

ロープで引っぱったら上の世界の人を下の世界に連れてこれるって、その程度の重力なら上下の世界を行き来することぐらいわけなさそうですけどね。

そもそもこの世界の人間は地球上の普通の人間と同じ身体能力しかないのか、それともそれ以上なのかがはっきりしませんでした。

雪山の山頂に普通のジャケットにズボンという格好で登ってしまう男女はただのアホなのか、それとも寒さを感じないのかどっちなのでしょうか。

かなりの高さから落ちても死なず、ピンピンしているところなんかを見るとやはり超人という気がします。

その一方でちょっと火傷したら、海に飛び込んでしまうぐらいの超敏感な一面も持っていて「熱」に対する感覚が曖昧でした。あとタンゴのシーンが2回ほどあるけど、あそこ必要ですか?タンゴいらないよ、この映画には。

ひとつ感心したのはこの映画の中では重力のないところでの男女の絡み、つまり「無重力プレイ」を成功させていたところです。

あそこだけはNASAでも評価するでしょう。最後は女が妊娠までしちゃうんですが、上の世界と下の世界の男女によって生まれた子供はどっちの世界で住むことになるのか気になりますね。

生まれてきた子供はカーストの違う両親を持つ子供のようにひどいイジメを受けるのでしょうか。もしその辺を描く気があるなら、ぜひ続編を作るべきですね。タイトルは「インサイドアウト 重力の子供」でいいんじゃないでしょうか。

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