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42世界を変えた男は感動できる! 感想とネタバレ

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42

ブライアン・ヘルゲランド監督による、そこそこ感動のあるスポーツドラマ。野球と人種差別を上手く題材にした作品です。66点(100点満点)

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42~世界を変えた男~のあらすじ

1947年、ブルックリン・ドジャース(ロサンゼルス・ドジャースの前身)のゼネラルマネージャー・ブランチ・リッキーは、ニグロリーグでプレーしていたアフリカ系アメリカ人のジャッキー・ロビンソンをチームに迎え入れる。

当時はまだ黒人差別が激しく、メジャーリーグも白人だけのものだった事から、彼の入団は球団内外に大きな波紋を巻き起こす。案の定、ロビンソンは他球団はもとより、味方であるはずのチームメイトやファンからも差別を受けてしまい、孤独な闘いを強いられる。

wikipediaより

42~世界を変えた男~の感想

実話を基にした黒人差別映画。まだメジャーリーグに白人しかいなかった時代に黒人選手として初めてプロ契約したジャッキー・ロビンソンの奮闘する姿を感動的に描いた人間ドラマ。

野球、あるいはスポーツそのものが持つ興奮と感動に助けられて上手いこといったラッキーな作品です。

内容はハリウッドのいつもの黒人差別映画と同じです。多くの白人たちが黒人をイジメる中で、天使のような白人が何人かいて、彼らがどれだけ優しいかを強調する、という分かりやすい善悪の対比で成り立っています。筋書きは主人公のジャッキー・ロビンソンが苦しみもがきながらも徐々にファンの心を掴んでいくというワンパターンなサクセスストーリーです。

しかしながらスポーツに含まれる「克服」や「挑戦」といった要素と上手く重なって感動が生まれていました。ジャッキー・ロビンソンがすごいのは差別に耐えたことよりも、しっかりと野球の世界で実績を残したことに尽きます。

もし彼が差別には耐えたけれど、パッとしない成績しか残せていなかったら、これほど称えられることはなかったでしょう。

逆に言うと、差別される立場にいても特出した何かを持っていれば差別主義者たちを黙らせることができるということですね。

黒人は嫌いだけどジャッキー・ロビンソンは好きだというファンもこの時代には多くいたはずです。

人種や文化の壁をいとも簡単に超えてしまうスポーツの持つ力とは本当に不思議なものです。黒人と付き合うなんて想像したこともない日本人女性でもウサイン・ボルトになら抱かれてもいいと思っていたりするからね。もちろん抱かれた後はものすごい勢いで彼は走り去ってしまうだろうけど。

コメント

  1. mamarin より:

    本当の一流の人は人種や国籍の枠を超えるものなのかもしれません。

    昨日宮崎駿の引退記者会見がありました。今朝のニュースもそればかりでした。それとオリンピックの話題ばかり。

    彼の長編の最後になるであろう作品の「風たちぬ」を今週の水曜日に観たばかりだったので考え深かったです。宮崎監督はもう72歳になるんですね。ナウシカが38歳ぐらいだったころの作品だと聞いていますから自分の好きな事をやれたのは随分遅かったんだなぁと思いました。
    オリンピックは日本でやってくれれば行きたいけど個人的にはイスラムの国でやるのも有りかなと思います。

    • 映画男 より:

      mamarinさん
      コメントありがとうございます。宮崎駿が引退して、一つの時代が終わりましたね。これからアニメ映画がどう変わっていくのか楽しみです。