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ドント・ウォーリー・ダーリンはつまらないし怖くない!ネタバレ感想

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この記事は 約5 分で読めます。

詰めの甘いエセSF、バーチャル、マトリックス世界をホラーテイストで描いた、中身空っぽ映画。映画の中で描かれているように黄身も白身も入っていない卵みたいな作品です。37点

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ドント・ウォーリー・ダーリンのあらすじ

時は1950年代、理想の生活が約束された僻地でアリスは主婦としてヴィクトリー社で働く夫のジャックを支えていた。彼女の役目は家を掃除し、美味しい食事を夫のために用意すること。それ以外の時間はバレエを習ったり、隣人の主婦たちとプールで世間話をしたりする毎日だった。

そこに住む住人はみんなヴィクトリー社の社員の家族で、まるでユートピアのようなコミュニティーになっていた。それぞれが素敵な家に住み、格好いい車を運転した。女たちは夫を支えることが自分の使命だと信じ、そこでの生活を楽しむことに努めた。しかし誰もが実際彼らがどんな内容の仕事をしているのか分からなかった。

そんなある日、隣人がアリスの目の前で命を絶つ。その瞬間を目撃してしまったアリスはどこからともなく現れた赤服の男たちに連れて行かれ、治療を受けることになるが、、、

ドント・ウォーリー・ダーリンのキャスト

  • フローレンス・ピュー
  • ハリー・スタイルズ
  • オリビア・ワイルド
  • バニーオリビア・ワイルド
  • ジェンマ・チャン
  • キキ・レイン
  • ニック・クロール
  • クリス・パイン

ドント・ウォーリー・ダーリンの感想と評価

ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー」で知られるオリビア・ワイルド監督によるサイコスリラー。怪しい会社に務める旦那に砂漠地帯の勤務地について行ったら、そこは表向きは理想郷、裏は怪しいコミュニティーだった、というお話です。

フローレンス・ピューが主演ということもあり、「ミッド・サマー」と連想させる人も多いんじゃないでしょうか。実際、題材は多少違うものの怪しいカルト教団が、怪しい企業に変わっただけで、なにがなんだかわからないけど怖いよねえといった曖昧さでごり押しするところはかなり似ています。

どちらにも共通するのは本編は予告動画ほど面白くないところで、実態の分からない企業、あるいはコミュニティーの真相を暴くような素振りを見せながら最後まで結局なんなのか分からないまま終わっていきます。

そのなにか分からないことを想像するのが面白いんでしょっていう意見もあるんでしょうが、あれだけ引っ張って引っ張って描き切れないなら視聴者を説得させられるだけのアイデアがなかった、とみなされても仕方ないでしょう。

結局のところ詳細に触れないからあの世界においてあの企業がどう機能しているのかも謎だし、組織の実態が分からないから恐怖が限定的だし、結局のところフローレンス・ピュー頼りのダメ映画という印象しか残りませんでした。一体自分は2時間みっちり何を見せられていたのか、この時間の使い方は正しいのか、と反省したくなるような気持ちが残りました。

フローレンス・ピューのムチムチバディーを売りにちょっとしたお色気シーンを入れて、彼女が泣いたり、叫んだり、怖がったりすれば男たちは満足でしょ的な感じがするんですよ。

怖がらせ演出はどこかに連れ去られたり、変な手術を受けさせたり、あるいはみんなが洗脳されてるみたいな結構ベタなやつばかりです。新しいアイデアは何一つなく、おそらく誰もがどこかでこの映画を見たことがあるなあ、という錯覚に陥るんじゃないでしょうか。「ゲットアウト」の被害者を白人女にしただけじゃんっていう意見もありますね。

最後はヒロインがその世界から逃げ切れるのかどうかということにフォーカスされ、結局ラストも抽象的な表現で終わります。

でなにが起きてたんだよって思ったら理想郷の世界はバーチャルリアリティーだか、パラレルワールドだかで、本当は彼らは現代を生きているんだけど現実が悲惨な状況だからバーチャルの世界で男たちは理想を追い求め、それに自分の妻を無意識の状態で参加させていた、という無理やりな設定になっていました。

時代が1950年代なのもあの頃は男が働いて、女が主婦をすることで夫婦のバランスが取れていた、ということなんでしょう。そんな時代に戻った方が俺たち幸せじゃね?って思った男たちがボスに賛同し、妻たちを騙して現実を捨てバーチャルな世界で暮らそうよっていうことみたいです。

それならそうでだったらどうやって生活できるの? バーチャルなら自分だけその世界に浸っていればよくない? バーチャル世界で生きている間は女たちは現実の世界でみんな仕事や生活を放棄した状態なの? ドクターがいなくなっても病院は連絡も寄越してこないの?などと新たな疑問しか湧きませんでした。この設定で納得する視聴者いるのかなあ。

そんな男たちの自分本位なファンタジーの世界で生活させられる女性たちを女性監督のオリビア・ワイルドが描いたのがポイントで男性社会に対する批判なのか不満なのか、いずれにしても個人的な思いがあったのかもしれません。

ちなみにオリビア・ワイルドはこの映画に出演するはずだった俳優を首にし、無名のミュージシャン、ハリー・スタイルズを起用し、そいつと付き合う、という今話題のパワハラ・セクハラキャスティングに近いことをやってのけたそうで、なかなかのスケベなおっさん気質があるようです。そして自分の男とフローレンス・ピューに幾度となくラブシーンをやらせ、それを見てある種の興奮を覚えていたんでしょうか。この映画よりもそっちのほうが怖いんですけど。

コメント

  1. ちー より:

    本当、中身スカスカでしたねー。
    なんかハリースタイルズは浮いてるなあと思って見ていたら、そんな経緯があったんですね。

  2. より:

    映画云々よりずっと中身がスカスカな考察
    考察すら出来てないのが笑いを誘います
    そもそも監督が自分の恋人(俳優)と他の俳優とのラブシーンを撮った映画なんて腐るほどありますが、それが女監督だとこんな下衆な勘繰りをされるのですね。