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SING/シング・ネクストステージはヒット曲流すだけ!ネタバレ感想

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この記事は 約4 分で読めます。

映画というより音楽ラジオ番組のような音楽を聞くためだけの作品。そんなに笑えもしないし、ストーリーも予想通りすぎます。33点

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SING/シング・ネクストステージのあらすじ

ある日、バスター・ムーンの劇場に、大手クリスタル・エンターテイメント社の有名なスカウト、スキがやって来る。バスター・ムーンはスキに自分のショーを気に入ってもらうとするがスキは前半だけ見て退席してしまう。スキはこのレベルではメジャーにはなれないと断言して去って行った。

そこでバスター・ムーンは仲間たちを集めてエンタメの聖地レッド・ショア・シティに行き、クリスタル・エンターテイメント社のオーディションに潜入する。バスター・ムーンは、往年のロック歌手クレイ・カロウェイも自分たちのショーに出演するなどと嘘をついて売り込み、ワンマン社長のジミー・クリスタルにショーを任されることに。しかし本当はクレイ・カロウェイは15年も音楽の世界から姿を消し、居場所すら分かっていなかった。

クレイ・カロウェイの出演どころかショーの構想すら練っていなかったバスター・ムーンは思い付きでSFミュージカル劇をやることに決め、大がかりなセットを組み立て、リハーサルを重ねるが出演者たちは慣れない役作りに苦労し、様々なトラブルに見舞われる。

やがてジミー・クリスタルの娘を主役に起用せざる終えなくなったほか、クレイ・カロウェイの嘘がバレ、バスター・ムーンは窮地に追い込まれる。

SING/シング・ネクストステージのキャスト

  • マシュー・マコノヒー
  • リース・ウィザースプーン
  • スカーレット・ヨハンソン
  • タロン・エガートン
  • トリー・ケリー
  • ニック・クロール

SING/シング・ネクストステージの感想と評価

SING/シング」 のガース・ジェニングス監督による続編映画。ローカルな劇場を運営する動物たちがエンタメの聖地に乗り込んで、舞台を大成功させるまでをつづったドタバタミュージカル劇。アニメーションは美しく、話のテンポは良く、音楽はノリノリだけれど、前作ほどのインパクトはない残念な作品です。

豚やゴリラがキレキレの動きで歌って踊ったら面白いでしょ、っていう発想のもとにできたシリーズですが、一発目はまだ受けてもさすがに二回も三回も通じるネタじゃないです。「ズートピア」しかり、動物を擬人化して、人間っぽいことをやらせたら笑えるっていうのもさすがに限界がありますよね。

1時間50分の上映時間の中で10分置きぐらいにヒットソングが流れ、盛り上げよう、盛り上げようといった演出が効果的に機能していませんでした。冷静に見るとただ人気曲を垂れ流すだけの作品と言えなくもないです。

BGMとはバッググランドとして流す音楽のことを指すのにこの映画の場合、音楽が中心にあって映像やストーリーはあくまでもおまけに過ぎないんですよね。映像に合わせた音楽じゃなくて、音楽に合わせた映像になっているからその分ストーリーが弱くなっていました。

話の流れとしては、ローカルな劇場のメンバーたちがラスベガスのようなエンタメの聖地でパフォーマンスすることに憧れる>オーディションを受ける>トントン拍子で合格する>合格したのはいいものの大したアイデアもなく行き当たりばったりでショーを考える>トラブルに見舞われる>それを乗り越え舞台を成功させる、といった感じで展開がベタすぎるんですよね。

王道というより手抜きのレベルで最初の20分ぐらいでほとんどの視聴者がラストまでのシナリオの予想がつくんじゃないでしょうか。

キャストは前回同様意外にも豪華なんですよね。マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、
スカーレット・ヨハンソンだけでも相当な出演料がかかってそうです。全体の製作費も前作よりアップしているようですね。そういう意味では「お金はかけている手抜き映画」と言えそうです。

アニメ映画には欠かせない分かりやすいヴィランを用意していて、エンタメ会社の社長のジミー・クリスタルがそれに当たります。

ジミー・クリスタルは乱暴で傲慢な狼という役柄で極悪人のような描かれ方をされていましたが、普通に考えて見ず知らずの人たちの劇をやるために全部必要なものを用意してあげて、娘が出演すること以外ほぼ口を出さず、無名のバスター・ムーンに最大限の権限を与えてあげるって優しいよね。あんな夢のようなチャンスそうそうもらえないよ。

一方でバスター・ムーンは聖地でパフォーマンスがしたいという盛大な夢を抱いていたわりにはオーディションのときにも特になんにも用意していないっていう無計画ぶりで、あまり応援したいとは思えませんでした。熱意だけで聖地に来られてもね。

ラスト30分はがっつりショーに費やしていて、それも長く感じました。せめてショーにしっかりひとつの物語があればまだしも結局のところメンバーが順番に出てきて持ち歌を歌うだけだからね。あまり心に響かなかったのはそもそも選曲が悪かったからなのかなぁ。なんかいまいちでしたね。もうさすがに次はないでしょ。

 

コメント

  1. なまにく より:

    正味わたしもこれはひどいと思いました。
    曲流してるだけやんこれで金とるの?て。
    あこぎ。
    姉と母はべた褒めで、姉は字幕と吹き替え両方みたくて二回映画館いったそうです。お金もったいな。
    私はレンタルで観ました。
    それすらももったいなかった、ネトフリ待てばよかった。

    • 映画男 より:

      お姉さんとお母さんは二回映画館に行くって、よっぽど気に入ったんですね。

  2. 鷹G より:

    この映画、映画館のでかい音で歌うまい人たちの音楽が聴けたのは良かったです。でもこれならライブで本人が歌ってるのを生で聴きたいなーって思いながら観てました。

  3. シャインマスカット より:

    こんにちは。私も本作を観ました。飽くまでも音楽コンテンツを詰め込んだ「お祭り映画」として観るなら良いです。それでも、曲数は多すぎますね。たから、物語の緩急が無かったです。

    一方で、エピソードを詰め込んだ割には、どれも「薄く」て「詰めが甘い」ですね。
    映画男さんが仰るように、基本的に、バスターら主人公チームの「都合が良い」ように物語が進み、彼らが成功して終わる、という「先が読める」展開ですよね。

    以前映画男さんが別作品で仰っていた、「吉本新喜劇」みたいに、予め「答え合わせ」がしたい人向きの作品というお言葉、本作にも当てはまると思います。

    どうも、Illuminationアニメは、「脚本力が弱い」なぁと感じます。シンプルで良いと言えばそうなんですが。

    本作に然り、「ミニオンズ」に然り、キャラは「個性的」で印象に残りやすいんですけどね。