2016/11/11

ズートピア(原題Zootopia)

zootopia

人間の世界をそのまま動物に置き換えたディズニーの社会派アドベンチャー。実社会の問題をアニメの世界の中で浮き彫りにし、視聴者に教訓を与えるタイプの教育ムービーです。50点(100点満点)

あらすじ

ハイテクな文明を誇るズートピアには、さまざまな動物が共存している。そんな平和な楽園で、ウサギの新米警官ジュディは夢を信じる一方、キツネの詐欺師ニックは夢を忘れてしまっていた。そんな彼らが、共にズートピアに隠された事件を追うことになり……。

シネマトゥディより

文句

新米警官のウサギと彼女のパートナーになったキツネがコンビを組んで事件を解決していく刑事ドラマ仕立ての物語で、テーマはずばり「差別や偏見の克服」です。

体が小さいウサギでは優れた警察官にはなれないと言われながらも周囲を見返してやろうと奮闘するジュディ。キツネは嘘つきで泥棒だというレッテルを貼られ、詐欺で生計を立てているニック。二人はひょんなことから行方不明になったカワウソを一緒に探しに行きます。

小さな手がかりを頼りにカワウソの居場所を突き止めた二人は、同じ場所に他の行方不明だった14匹の動物を全て発見します。事件を解決したジュディは一躍ズートピアの有名人になるものの、ある失言をしたことから今度はズートピアの捕食動物(プレデター)が差別を受けることになり、ズートピアは引き裂かれてしまう、というのがあらすじです。

まさに人種問題で割れている近年のアメリカ社会を映し出しているような内容ですね。登場キャラたちはみんな動物ですが、言葉も話すし、スマホも使うし、交通機関にも乗るし、人間そのものです。それぞれの動物に人の特徴が表れていて、特にネズミのマフィア一家はイタリア人風に描かれていたのが笑えました。

それでもあえて登場キャラを動物にしたのはやはりディズニーが世界の、特にアメリカの子供たちを教育したかったんでしょう。ここ最近のディズニー映画の中では一番「教訓」の色がはっきり出ていた作品ですね。

肝心の主題歌もコロンビア人歌手のシャキーラを起用するほど、気合が入っていました。序盤とラストにこの曲をタイミング良く挿入していたので、アナ雪の曲ほどではありませんがそこそこ人気が出そうな予感がします。

ユーモアもそれなりにありました。一つ失敗だったのは一番笑えるなまけ者のシーンを予告動画で全て公開してしまったことです。これによって本編を見たときにその笑いが半減してしまった感がありますね。ラストのオチはそれでも結構良かったですが。

ディズニーがすごいなあと思うのは、あれだけ完成されたアニメーション技術を持ちながら、毎回それを上回ってくるノンストップの技術革新です。「アーロと少年」でも映像はかなり綺麗でしたが、今回もそれに勝るとも劣らない撮影技術でしたね。あれじゃあ、もう日本のアニメなんて絶対に敵わないじゃないですか。ジブリもう死んだわ。

>>「ズートピア」はU-NEXTで視聴できます

関連記事

>>ズートピアのテーマソング(主題歌)トライ・エヴリシング歌詞和訳

>>ズートピアの感動の名シーンで英語の名セリフを振り返る

>>ズートピアの登場キャラクター画像&プロフィール一覧

>>ズートピアの予告動画で英語の名言名セリフを勉強する

>>ズートピアのジュディ、ニックら登場キャラの絵の描き方