スポンサーリンク

ドライブ・マイ・カーはつまらない棒読み物語!ネタバレ感想

この記事は 約5 分で読めます。

拷問を受けることに快楽を感じる人しか見てはいけない作品。日本人ではなく、最初からフランス人向けに作ったに違いない映画です。9点

スポンサーリンク

ドライブ・マイ・カーのあらすじ

舞台俳優であり演出家の家福は、妻の音と幸せな夫婦生活を送っていた。ある日、夫と愛し合った後に音にストーリーが舞い降りてきた。音はそれを夫に語るようになり、記憶力のいい夫が翌朝それを彼女に再度聞かせることで音が脚本を書けるようになった。

こうして音は夫と愛し合うことで脚本を書くためのインスピレーションを受ける毎日を送るようになった。ところが彼女がインスピレーションを受けるのは夫だけではなかった。家福もそのことに気づいていたが、彼は黙認していた。

ある日、音は「今晩大事な話がある」と家福に伝えた。ところがその日家福が家に戻ると、音がくも膜下出血で倒れていた。音はそのまま帰らぬ人となった。

2年後、家福は演劇祭のために広島に2か月滞在することになる。そこで寡黙なドライバーのみさきと出会う。みさきは家福の愛車を運転するために雇われた専属ドライバーだった。家福は、自分の車を人に運転させるのが嫌だったが、主催者側の規則でそれに従わなければならなかった。やがて家福は、みさきと時間を過ごすうちに自分の過去と向き合うようになる。

ドライブ・マイ・カーのキャスト

  • 西島秀俊
  • 三浦透子
  • 霧島れいか
  • 岡田将生
  • パク・ユリム
  • ジン・デヨン
  • ソニア・ユアン

ドライブ・マイ・カーの感想と評価

寝ても覚めても」などの不自然でつまらない映画を作ることを大の得意とする濱口竜介監督による人間ドラマ。村上春樹の同名小説を基にしたカンヌ映画祭脚本賞受賞作品。

出演者全員の演技が絶望的に下手で、村上春樹ファン以外は決して楽しめないし、フランス人じゃないととても評価できない映画です。

日本のキアヌ・リーヴスこと西島秀俊が大根すぎて笑うしかなく、主人公が大根だからほかの人たちもみんな彼に合わせたかのような大根演技を見せています。喋るときは無表情。鼻はピクピクさせる。浮気されても怒らない、がモットーで人間らしさを極力除外したパフォーマンスには失笑ものでした。

演劇のセリフを読むシーンが多いんですが、セリフを読むシーン以外も基本的に全部棒読みで、外国人キャストによるネイティブじゃない日本語に寄せて行ったとしか考えられないです。

脚本家の物語なのに、この映画の脚本家はほとんど仕事らしい仕事をしておらず、村上春樹の本をそのまま出演者に丸投げしたのかよってぐらい会話が不自然です。男女そろって話し方がくどく、男たちは女々しく哲学的で、女なみんな性に奔放で、もうなにからなにまで村上春樹なんですよ。

映画化するにあたって実写っぽく、現実社会の会話っぽくするのが映画脚本家の仕事じゃないの? これ映画じゃなくて、映像を使った小説の朗読会ですよね。

ファーストシーンからして鬱陶しいもんね。裸の男女がベッドの上でなにやら芝居じみた口調で物語をロボットみたいに語っているんですよ。なんでも妻のほうがいつも夜の夫婦生活の最中に突然ストーリーのネタが浮かぶんだって。

それで同じ物語を今度は記憶の弱い妻のために夫が語り、それを聞いて妻が脚本に仕上げるんだそうです。それがこの夫婦のルーティンなんだって。面倒くせぇ。そんな方法でしかネタが思いつかないんだったらレスになった瞬間、キャリア終わりじゃねえかよ。

それも妻はやるのが大好きなのか、インスピレーションを受けることが好きなのか、夫以外の男とも浮気しちゃうそうで、すぐに男を自宅に連れてきちゃうんだそうです。最低かよ。

なんでもいいけど、どうしてそんな喋り方なの?っていう気持ちの悪い話し方をこの夫婦はしているんですよ。こんな喋り方の奴いたら秒で引っぱたくよってレベルなんですが、この夫婦だけかと思ったら登場する奴みんな同じ口調で開いた口が塞がらなくなりました。

そしてそんな片言の日本語を話す日本人と流暢な日本語を話す外国人たちによるナンセンス劇場は3時間以上続きます。見どころは三浦透子が色っぽい、というぐらいでしょうか。それにしたって別に全裸になっているわけでもなければ相変わらず胸を隠すことに命かけてますみたいな撮り方をしていて、大人の芸術セクシー路線で行きたいのかなんなのかはっきりしません。

もう一つの盛り上げどころは若手のイケメン俳優がサイコパスだった、というくだりでしょうか。「バーニング」がそうだったけど、村上春樹の小説を映画化するなら安っぽい恋愛や哲学ドラマにしないで、サイコスリラーみたいにしないとダメなんですよ。そもそも多くの人は気づいていないけど、ホラーSF作家なんだから村上春樹って。だから本作もサイコパス男にフォーカスを置いて進めたらもっとましになっていたことでしょう。

しかしそれをせずに延々と車の中で登場人物同士が誰にもなにも聞かれていないのに突然カミングアウトし合うっていうのが意味不明でした。あの車に乗ったら秘密を喋らないといけないみたいなルールがあるんですか?

「実は私が母親を殺したんです」

女性運転手の告白なんだけど、これだけショッキングなことを告白したくせに、よくよく聞いていくと全然彼女が殺してなかったりするからね。災害のときに母親を助けなかったことを「殺した」って表現するんですよ。「見殺しにした」っていうならまだ分かるよ。でもまるで自分が手をかけたって言っちゃうところが寒いんですよ。私、今もずっとそのときの背徳感、罪悪感を背負ってますアピールね。一生背負ってろって。

そしたら主人公の家福も家福で、「じゃあ、俺も妻を殺したよ。だって妻が倒れた日にすぐに家に帰らなかったんだから」とか言い出して、車内で謎の「私が殺した」自慢が始まるんですよ。あいつらは一体なにを競ってるの?

あの流れなら家福と女性運転手が男女の関係になって、寝てるときに運転手が「あ、思いついた」って言いながら、またストーリーを語りだすとかにしないとダメですよね。妻だけかと思ってたら、ここにもいたぞって驚いてエンディングでいいでしょ。

コメント

  1. ジュゴン より:

    いつも楽しく拝見しています。

    濱口竜介監督&村上春樹なんで最初から期待はしてなかったけど、海外での評価がやたら高いのでひょっとしたらと思ってましたが、やっぱりそういう感じの仕上がりだったんですね。

    「寝ても覚めても」は早送りでもアホらしくなって、途中で観るのを止めましたし(笑)
    河瀨直美の作品しかり、外国人にああいうのが刺さるのが本当に謎です。

    カンヌだけでなくてアメリカでも高評価のようで、このままだとアカデミー賞も当確の勢いですね。

    日本映画が評価されるのは嬉しい事ですけど、これがオスカーを受賞したら複雑です(笑)おそらくもっといい作品があるはずなので。

    • 映画男映画男 より:

      外国人には、意味不明で、詩的で、哲学的で、エキゾチックなのが刺さるんでしょうね。

  2. 百合 より:

    初めまして。
    記事拝見しました。
    あなた様がはっきり書いてくれていてとても有難いです。
    私もこの映画と西島秀俊はいいとは思っていないのでw
    グレートパフォーマーに選出されたのだって村上春樹原作だからだよとしか言いようがありません。

    本当に外国人って村上春樹好きですよね。この人も私は大嫌いです。
    外国の映画賞を更に受賞するのでしょうか?
    他の名作を差し置いて。
    とても複雑です。

  3. ishimami より:

    霧島れいか演じる“おと“がセックス後にインスピレーションが湧き、だけど、覚えてられなくて、相手の男がそれを語る。なんでこんなまどろっこしい設定にしたのか、ここでまず入り込めませんでした。台詞覚えのために わざわざカセットに吹き込んでいるというエピソードがあるんだから、物語が降りてきた時点で、自分の声を録音すれば良かったのに。

    この作品で重要な、“言葉で伝わらない何か“を“イ ユナ“を演じたパク ユリムは立ち稽古で 確かに何かを伝えてくれました。ピアノを 落ち葉で 表現していて それでも“何か“は伝わってきました。ここはグッときました。反対に、“おと“を巡る男が『良い女』だったと繰り返しいう度に、良い女だと、言葉でない描写では伝えきれてない自信が見えました。

    カンヌで賞を取ったと聞いてからずっと観たかったのですが、叶わず、ですがグラミー、アカデミー賞に絡んできそうということで、私の住んでいるサンフランシスコでも上映されたので観れたのですが、英語圏の観客が一番受けていたのは、広島の劇場関係者の女性のものすごく辿々しい日本語でした。←大爆笑! 観終わってから隣の男性が『彼女は日本人ではないの?』と聞いてきました。

    • 映画男映画男 より:

      確かに、夫婦のルーティンがまどろっこしいですねえ。あんな複雑な物語をアドリブで言えるくせにすぐ忘れる妻ってなんなんでしょうね。

  4. きのこ食べ過ぎ より:

    黒沢清と村上春樹の、海外での謎人気。

  5. シャインマスカット より:

    映画男さん今晩は。本作は村上春樹さん原作の映画なので、その独特の感性故に、評価は分かれますね。私も鑑賞しましたが、「これは賛否両論だな~」と感じました。

    一つ質問なのですが、映画男さんが「鑑賞を途中で止めた」作品と、「酷評ながらも最後まで観て感想を書いた」作品の違いって何ですか?

    私は、映画館だと、「途中退出したいけど、中々実行できずに結局最後まで観てしまう」ことが多いので、もし映画男さんの基準があれば知りたいです。※配信やレンタル、テレビ放映なら、即止められるのですが。

    勿論、読者からのリクエストなら最後までご覧になっていると思います。

    • 映画男映画男 より:

      最後まで見る映画と、そうでない映画の違いは単純に面白いかつまらないかですね。ただ、話題作に限ってはどんなにつまらなくても見るようにしています。話題作以外だと、たとえ読者さんのリクエスト作品でもあまりにもつまらないものは最後まで見れないことが多く、リクエストに応えていないものはだいたいそれにあたります。

      • シャインマスカット より:

        お返事ありがとうございます!確かに話題作の記事はアップされていますね。今後も参考にさせていただきます。

  6. きのこ食べ過ぎ より:

    何つーか、村上春樹とその信者は「バブル時代の美学や価値観」から卒業できていない印象がある。この映画で出て来た車のサーブとか、まさにその典型だし。

  7. 百合 より:

    こんにちは、再びお邪魔いたします。
    ドライブ・マイ・カーが多数の映画賞にノミネートされていて何だかうーん、という感じです。
    村上春樹原作の上に外国での評価が高いからでしょうか?
    それに元から棒演技と噂の高い西島秀俊が主演男優賞を受賞しているのも納得できません。
    多分ですが日本アカデミー賞もこれが殆どの賞を総ナメでしょう。
    とてもつまらないと思います。
    正しい評価がなされていないと思います。
    邦画がどんどん地に落ちていくでしょうね。

    • 映画男映画男 より:

      評価がどうなるかは人それぞれの物差しによるので難しい問題ですが、日本は海外の権威に圧倒的に弱いので影響を受けているというのは大いにあるでしょうね。

      • 百合 より:

        やはり海外での評価に影響を受けている可能性があるのですね。
        だとしたら他に素晴らしい映画があるのかもしれないのに間違っていると思います。
        そんな出来レースのような決め方をするのなら映画賞など決めなくていいと思います。

  8. 尾身 より:

    他に評価されるべき邦画を誰も言わないのが面白いコメント欄ですね

最大1か月無料で見れる!
あなたに最適のVODサービスはこちら
最大1か月無料で見れる!
あなたに最適のVODサービスはこちら