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モンタナの目撃者は謎を明かさないスリラー!感想とネタバレ

この記事は 約5 分で読めます。

すっきりするのではなく、ストレスが溜まるタイプのエンディングが待っている犯罪ドラマ。突っ込みどころが多く、真面目に見るやつじゃないです。55点

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モンタナの目撃者のあらすじ

ハンナはモンタナ州で主に山火事の消化にあたる消防士。彼女はかつて自分のミスから子供たちを火事で死なせてしまった過去を持ち、それがトラウマになっていた。

一方、オーウェンは地方検事の法廷会計士。ある日、彼が担当する検事が何者かに殺害されたことを受け、ある秘密のせいで自分の命も狙われることを察する。

そこでオーウェンは息子のコナーを連れて義理の弟で保安官をしているイーサンのいるモンタナ州の田舎まで車で避難することに。しかし秘密の漏洩も守るためにオーウェンの後を追って凄腕の殺し屋ジャックとパトリックもモンタナ州にやってくるのだった。

モンタナの目撃者のキャスト

  • アンジェリーナ・ジョリー
  • フィン・リトル
  • ニコラス・ホルト
  • エイダン・ギレン
  • タイラー・ペリー
  • ジョン・バーンサル

モンタナの目撃者の感想と評価

ウインド・リバー」のテイラー・シェリダン監督によるアクションスリラー。モンタナ州の山岳地帯を舞台に女性消防士、少年、保安官、殺し屋が繰り広げる壮絶なバトルを描いたエンタメ映画です。

善悪がはっきりしていて、いい奴が悪い奴に追いかけ回されるシンプルかつ典型的なハリウッドスリラーでどこか「ノーカントリー 」を彷彿とさせます。俳優たちの演技は悪くないし、追いかけっこ娯楽映画としてはまあまあ見れるレベルの作品です。

ただ、リアリティーはそれほどありませんね。やりすぎなところが多々あり、爆発、火事、撃ち合いのシーンなどはとにかく見栄えがするように大げさな見せ方をしていますね。冒頭の家の爆発シーンからいきなり作り物感がものすごかったです。

物語のプロットは、表に出るとやばい秘密を握った会計士を殺し屋たちが追う、というもので、会計士が死んでからも情報は息子へと手紙で伝えられ、そのせいで今度は息子が命を狙われる、という流れになっていました。

しかしながらこのインターネット情報社会の時代にやることとしてはかなりの時代錯誤で、なぜかみんなアナログなんですよね。

殺し屋が秘密を握った男を殺しに行くのはいいでしょう。でも秘密を握ったものが警察は信用できないから親戚を頼り、秘密を手紙に書いて息子に託し、メディアで公表するように頼む、というのはちょっと無理がありますよね。それなら最初からネットやSNSで公表しちゃえばいいじゃん。

情報を洗いざらい公表しちゃったら殺し屋だって会計士を殺す理由がなくなるんだし、息子の命も守れるのにね。

それをたった二枚の手紙に書いて、これを誰かに見せれば全てわかるからって、あの短い手紙にどんだけ分かりやすい爆弾情報が書かれてるんだよって。

挙句の果てには最後まで「秘密」については一切明らかにされず、地方検事が殺されるほどの大規模な不正、汚職があり、それに政治家がかかわっていることしか分からず終いでした。

結局何のために人々が殺されていったのか、具体的に誰が背後にいたのかには触れない拍子抜けエンディングになっていて、あの終わり方には嫌悪感を抱く視聴者も少なくないでしょう。僕は抱きました。

謎にすることで視聴者の間でディスカッションが生まれることを狙ったんだろうけど、事件の背景を知らないままだと、ハラハラドキドキになるはずの追跡劇に緊張感が出ないんですよね。で、この人たちは一体なんで争ってるの?という疑問がずっと付きまとうんだもん。

警官が殺されても地元警察が全然応援に来ないし、山火事が起きても消防隊は出動しないし、なぜか殺し屋たちが成敗されてからじゃあそろそろ助けに行きますか、みたいな感じでみんなが救出に来るのが笑えますね。いやいやもう助かってるからって。

アンジェリーナ・ジョリーは「トゥームレイダー」や「Mr.&Mrs. スミス」などのキャラに続き、相変わらずタフな女の役回りで起用されているのもちょっと気になりました。正直火事や消防士のくだりはほとんどストーリーと関係ないです。

アンジェリーナ・ジョリーありきで立ち上がった企画なのか、彼女に花を持たせようとしている感がすごい出ていましたね。わざとらしいセクシーお着換えシーンまであって、なにをやらせてるんだよって思いました。いまだに視聴者はアンジェリーナ・ジョリーに色気を求めてるのかなあ?

最後、両親を失った少年はアンジェリーナ・ジョリー扮するハンナと一緒に暮らすことになるんでしょうか。いくらお互いの命を救って修羅場を乗り越えたからといって、これからずっと一緒に暮らしていくかどうかってまた別問題だと思うんですけどね。

あそこはきっぱり「たまに遊ぶのはいいけど一緒に住むのは無理だわ」って言ってもらいたかったですね。少年には叔父さんがいるんだし、「叔父さんと暮らしなさい」ってたしなめるのもよかったかもしれません。

あるいは実生活でも養子を取りまくりのアンジェリーナ・ジョリーを起用したのは、ラストに少年を養子にもらうことを暗示するためだったんでしょうか。そうだとしたらなかなかの起用法ですね。

コメント

  1. トリマン より:

    こう、辛口で論評してくれるのは個人的にありがたいですね。他のサイトだと、何かしらの美点を見つけて褒めようとしますから。こうでないと本当に面白いのかどうかは分かりません。
    他にも「公認会計士のわんぱく洋画劇場」というサイトもチェックしているのですが、こちらも遠慮なしに映画レビューをしてくれるので重宝しています。

    • 映画男映画男 より:

      ありがとうございます。変に褒めると、読者さんが時間とお金を無駄にすることになるので、いつも正直に書くことにしています。

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