早く続きが見たくなるSFアクションシリーズ。内容が薄かったシーズン1と比べると、見所満載になっています。65点
マンダロリアンシーズン2のあらすじ
マンドーことディン・ジャリンは武器商人の助言を経てザ・チャイルドを故郷に連れて行くことになった。
それにはほかのマンダロリアン戦士たちの助けが必要だと考え、宇宙船レイザークレストに乗り込み、銀河系を駆け巡る。
惑星タトゥイーン、トラスク、惑星ネヴァロなどを回ったディン・ジャリンはやがて帝国軍がある恐ろしいことを企んでいることを知る。そしてなぜ帝国軍の残党がザ・チャイルドを狙っているかを突き止め、一刻も早く仲間を見つけようと奔走する。
マンダロリアンシーズン2のキャスト
- ペドロ・パスカル
- ジーナ・カラーノ
- ジャンカルロ・エスポジート
- カール・ウェザース
- ケイティー・サッコフ
- サーシャ・バンク
マンダロリアンシーズン2の感想と評価
「ライオンキング」、「ジャングル・ブック」、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」、「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」、「アイアンマン」などで知られるジョン・ファヴローが脚本、製作総指揮を執った大人気スターウォーズ・スピンオフシリーズ。「マンダロリアン」に続くシリーズ第二弾です。
前シーズンは主人公とベビーヨーダことザ・チャイルドが出会い、愛着を覚えた主人公が帝国軍の依頼を断って、身の危険を冒しながらもザ・チャイルドと一緒に旅をする様子が描かれていましたが、本作ではザ・チャイルドを故郷に返すというミッションを軸にアニメシリーズやスターウォーズ続三部作のストーリーを補うような濃い内容になっています。
アニメのキャラを初めて実写で登場させたり、人気キャラを復活させたり、懐かしいドロイドやエイリアンを見せたり、といったファンサービスもさることながら、スターウォーズの本シリーズでは語られなかった部分を掘り下げていくのはスターウォーズファンにはたまらないですね。
若干、マニア向けのところもあるけど、映画ではなくディズニープラスでの有料デジタル配信だからよっぽど好きな人しか見ないだろうし、ものすごく視聴者層にマッチした内容になっているなあ、という感じがします。「スターウォーズ・スカイウォーカーの夜明け」は逆に大衆受けを狙って失敗した感があるから、これでいいと思います。
いわゆるジェダイVSシスの戦いにファーカスするのではなく、マンダロリアン戦士の中立な目線で銀河系の出来事を描いているのが面白く、また違ったスターウォーズの世界を堪能できます。
それにしてもよくこのコロナ禍で、それも大変なアメリカで中断せずに製作を進めてきましたよねぇ。それができたのもディズニーが新しい撮影方法を編み出したからに違いないです。基本マンダロリアンの撮影は360度のヴァーチャルセットを使ってるんですね。
これのおかげで例えばわざわざ海外まで行ってロケをしなくていいので、製作費の大幅な削減につながるし、コロナ禍でも製作が続けられる、といった良いこと尽くしみたいです。
特にCGを多用するSF映画の製作においては今後スタンダードになりそうですね。映画製作を根底から変えたといっても過言ではないし、ディズニーだけじゃなく、ほかの大手製作会社も今後この手法を真似していくでしょうね。
一方で同シリーズの問題点は話が堂々巡りで、寄り道しすぎるところですね。前シーズンと比べると、まだましになったけど、そこに行く意味ある?みたいな惑星とかにわざわざ行って、適当な敵を倒して帰って来る、ということの繰り返しなのがマイナス点です。
マンダロリアンってあんなに暇人なのかよって思うほど、目的を忘れてすぐに途中で誰かに用事を頼まれて、引き受けちゃうからね。
それにディン・ジャリンの宇宙船レイザークレストは一体、どんだけ故障するんだよって話だよね。どうせ修理するならもっと頑丈に直せよって。
もっというと、そもそもなんでザ・チャイルドを故郷に連れて行くのにほかのマンダロリアンの助けが必要なのかよく分からないですね。一人で行けないの?
あと、主人公は早くマスク取ったほうがいいですね。前作のときも言ったけど、彼がマスク被ってると表情が見えないから感情移入しづらいんですよ。ペドロ・パスカルはいい俳優なんだし、顔を見せないとまじでもったいないです。
おそらく今後はマスクを付け外しするようなストーリーになっていくんじゃないかなぁ。それにしてもマンダロリアン戦士が複数いると、日本の戦隊ヒーローに見えて仕方がないですね。
コメント
リクエストでなんだかんだオリジナル三部作の感想を聞いてないのでお願いしたいです!
アキラとかみたいに「今見るとそこまで大好きじゃないかなー」となるのか変わらぬ魅力を持ち続けるのか…
機会があれば感想書きたいと思います。