イットTHE ENDそれが見えたら終わりはつまらない!感想とネタバレ

この記事は 約6 分で読めます。

テンポがいいのは最初の15分ぐらいで、それ以降は前作で見たシーンとロケーションが出てくるだけの手抜き映画。時間の無駄とはこのことです。32点(100点満点)

イットTHE ENDそれが見えたら終わりのあらすじ

映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』US版予告2【HD】2019年11月1日(金)公開

2016年、デリーの遊園地でゲイのカップルが地元の不良に絡まれ、川に投げられてしまう。そこに現れたのはピエロの姿をしたペニーワイズだった。ペニーワイズは川に落とされた青年の心臓を噛みちぎってしまう。

事件を聞きつけたルーザーズクラブのメンバーの一人、マイクが現場に行くと、ペニーワイズのトレードマークである赤い風船を目撃する。ついにペニーワイズはデリーの街へと帰ってきたのだ。

マイクはこのことを知らせようと、かつてのルーザーズクラブのメンバーたちに連絡を入れ、すぐにデリーに戻ってくるように要請する。

ペニーワイズが復活したときには力を合わせて戦うと誓った仲間たちはすっかり大人になっていた。

ビルは作家として成功し、映画の脚本などを手掛けるようになった。ベバリーは金持ちの男と結婚して幸せな生活をしていたかに見えたが夫からひどいDVを受けていた。

エディーは企業を相手にリスク分析の仕事をし、ストレスを抱えていた。一方のリッチーはコメディアンとして名声を手に入れ、太っちょのベンはイケメンの建築家に変身していた。

中華料理で再会したメンバーの中にスタンリーの姿はなかった。あろうことかスタンリーはその前日に自殺してしまったのだ。

さらに中華料理屋で出されたフォーチュンクッキーにはスタンリーの死について書かれており、フォーチュンクッキーから幻覚のモンスターが次々と現れ、ルーザーズクラブのメンバーたちを襲った。

ペニーワイズが戻ってきたことはまず間違いなかった。残されたルーザーズクラブのメンバーたちはペニーワイズを倒すためそれぞれのトラウマを克服しながら勇気を振り絞って立ち向かっていく。

イットTHE ENDそれが見えたら終わりのキャスト

  • ジェシカ・チャステイン
  • ソフィア・リリス
  • ジェームズ・マカヴォイ
  • ジェイデン・リーバハー
  • ジェイ・ライアン
  • ジェレミー・レイ・テイラー
  • ビル・ヘイダー
  • フィン・ヴォルフハルト

イットTHE ENDそれが見えたら終わりの感想と評価

アンディ・ムスキエティ監督による「IT/イット “それ”が見えたら終わり」が終わりの続編。前作が面白かったので、楽しみにして見に行ったら、かなり期待外れに終わった映画です。

物語は、かつての仲良し友人グループが、27年前に退治したはずのお化けのペニーワイズが復活したことにより、再び故郷で集結し、力を合わせてペニーワイズに立ち向かっていく姿を描きます。

ストーリーの流れは、離れ離れになったメンバーが再会する>昔を懐かしむ>ペニーワイズが登場し昔の怖いトラウマが蘇る>トラウマを克服し、ペニーワイズの隠れ家に行く>ペニーワイズを退治する、という感じになっています。

色々な要素がこの映画をつまらなくさせていますが、主な問題点は次にようなところです。

  • 大人たちを主人公にしたこと
  • 登場人物たちが前作と同じロケーションを巡るだけの展開
  • 怖がらせシーンに脈略がほとんどないこと
  • ホラーよりもファンタジー要素が強くなったこと
  • 余計な箇所で笑いを取りに行こうとするところ
  • 上映時間が長すぎ

この映画が長いのは前作のストーリーを振り返るシーンがあまりにも多すぎるからです。

そりゃあ7人もいるメンバーの一人一人の思い出をいちいち振り返ってたら3時間にもなるよ。前編がつい2年前に公開されたばかりの続編映画なのにそんなに回想する必要ある?

視聴者の大部分がおじいちゃんおばあちゃんだっていうならわかるけど、そうじゃないなら別にあんなに同じシーンをリピートする意味がないよね。

それに、いい思い出1割、悪い思い出9割ぐらいで、あんなに嫌な思い出しかなかったら普通故郷に戻って来ないでしょ。

この映画に恐怖がほとんどないのは間違いなく、大人の登場人物たちがメインだからです。

キャストもジェシカ・チャステインやジェームズ・マカヴォイなどの主要俳優たちが実力を遺憾なく発揮していたとはとても言えません。

ベンなんて前作では太っちょのブーちゃんだったのに急にイケメンの男になっていたり、とキャラ設定にも無理がありましたね。

前作が面白かったのは子供目線でお化けのペニーワイズを怖がる姿がはまっていたからです。

それに対し、いい歳したおっさんおばさんが果たしてピエロにあれほど恐怖を感じるかといったら感じないですよね。そこに不釣り合いが生じていたのがダメな原因でしょう。

いわば、大の大人が節分の鬼に本気で怖がってるみたいな話で、いくらトラウマがあるからといっても絵的に成立してないんですよ。

また、恐怖のシーンが全部無理やりで、話の流れの中でお化けが現れるのではなく、お化けを見せるためにストーリーを作った感が出まくっていて、ワイルドスピードシリーズのアクションシーンぐらい必然性がなかったです。

ホラーシーンもその調子なら、キスシーンもなんでだよ?っていうタイミングでするから感情移入が全くできませんでした。

あと、前作と比べてもお化けがCG処理に頼りきったモンスターと化してしまっているのもいけませんね。

顔から足が生える奴がいたり、羽が生えてる奴がいたり、お化けというより、ロードオブザリングのキャラみたいだったもん。

無敵のペニーワイズをどうやって殺すのかなと思えば、訳の分からない儀式をやればいいよ、みたいな展開も謎だし、結局、最後は言葉責めで相手を弱らせるっていうオチもギャグですね。

言葉責めにしてもピエロに向かって「この薄汚いピエロめが!」とか言ってたからね。そのまんまかよ。それを聞いて弱っていくペニーワイズもどうかと思うし、前作も本作もグループが一人を集団リンチするという構図は変わっていなかったです。

唯一、誉めるところといえば、ベバリー役のジェシカ・チャステインがエロいってことぐらいですかね。なんでしょうね、あの色気は。

監督もそれを知ってか、わざとらしく白いタンクトップを彼女に着せてるんですよ。ホラー映画のヒロインってなぜか白のタンクトップを着ることが多いですよね。女子のタンクトップが嫌いな男ってそうそういないだろうから、あれはかなり効果的だと思います。

だからジェシカ・チャステインのほどよく脂肪がついた腕を3時間眺めていたい、という人にはこの映画はいいかもしれません。それ以外の人にはおすすめできません。

コメント

  1. ぺったん より:

    前作の「負け犬クラブ」にノレなかったというか、家庭環境や苛め描写のねちっこさにウンザリして途中で脱落してしまいました。前作がクソすぎると思った人は今作はアリな感じですか?