【フル動画】容疑者Xの献身はつまらないからTV放送やめろ!感想

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格好つけることしかできない俳優福山雅治と、不幸な女しか演じられない松雪泰子が共演した、ただただ間抜けな話。

何の証拠も根拠もないことをさも正論のように語るキャラクターたちに失笑するしかないです。マイナス580点(100点満点)

容疑者Xの献身のあらすじ

花岡靖子は娘・美里とアパートで二人で暮らしていた。そのアパートへ靖子の元夫、富樫慎二が彼女の居所を突き止め訪ねてきた。どこに引っ越しても疫病神のように現れ、暴力を振るう富樫を靖子と美里は大喧嘩の末、殺してしまう。今後の成り行きを想像し呆然とする母子に救いの手を差し伸べたのは、隣人の天才数学者・石神だった。彼は自らの論理的思考によって二人に指示を出す。

そして3月11日、旧江戸川で死体が発見される。警察は遺体を富樫と断定し、花岡母子のアリバイを聞いて目をつけるが、捜査が進むにつれ、あと1歩といったところでことごとくズレが生ずることに気づく。困り果てた草薙刑事は、友人の天才物理学者、湯川に相談を持ちかける。

すると、驚いたことに石神と湯川は大学時代の友人だった。湯川は当初傍観を通していたが、やがて石神が犯行に絡んでいることを知り、独自に解明に乗り出していく。

Wikipediaより

容疑者Xの献身のキャスト

  • 福山雅治
  • 柴咲コウ
  • 堤真一
  • 松雪泰子
  • 北村一輝
  • 渡辺いっけい
  • 品川祐
  • 真矢みき
  • ダンカン
  • 長塚圭史
  • 金澤美穂

容疑者Xの献身の感想と評価

読者の馬刺しさんのリクエストです。ありがとうございます。

昼顔」や「真夏の方程式」など、テレビドラマレベルの映画しか作れない西谷弘監督による、日本映画史上に残る駄作。原作は日本で最も辻褄の合わない物語を書くミステリー作家、東野圭吾です。

視聴率が取れるのか何度もテレビ放送されている作品ですね。一刻も早くやめてください。これが邦画の名作に挙げられていること自体が、日本映画界と日本の視聴者のレベルの低さを物語っています。

ストーリーはめちゃくちゃで、辻褄は合わず、凶悪殺人事件を美談にしている演出に首をかしげずにはいられないです。これを見て感動したとか、愛の物語とか言ってる奴らの気が知れません。凶悪殺人事件にちょっとしたバックストーリーがあったら犯人に同情して許せちゃうの? なんだそのモラル。

物語は、DVの元夫が突然家にやってきては娘に暴力を振ったため、娘を守るために母親の靖子が彼を殺害するところから本題に入っていきます。

元夫を殺してしまい呆然となっているところに騒ぎを聞きつけた隣人の石神が様子を見に来ます。すると石神が警察に通報しようとする靖子を制し、哀れな母娘を守るために巧妙な隠ぺい工作を企てる、というのがストーリーの流れです。

まず、主人公に福山雅治を起用した時点で失敗してますね。福山雅治って「そして父になる」とかを見る限り普通に演技ができるんかなあ、と思ってたら、やっぱり全然できないんですね。あのレベルで映画に出てきちゃダメだろ。

なんだよ、あのセリフの言い回し。あんなイキりながら喋る教員どこにいるんだよ。監督に「いいですか。キムタク、吉田栄作、石田純一と比べて100倍キザな感じで演技してください」って言われたとしか思えないです。

あまりにも格好つけるもんだから福山雅治の箇所だけ全部ミュートしたくなりました。なんであいつだけ喋り方が宝塚なんだよ。舞台でやれ、舞台で。

無駄なエピソードと設定で埋め尽くされていて、このシーンいらないじゃんっていうのばかりでした。まず、冒頭のクルーザー爆発事件の下り全くいらないじゃん。

てっきりあの事件を解明していく話なのかと思ったら、学校の校庭みたいなところで実験をやって終わりって。あの実験費用はどこから出てるんだよ。あんな大がかりな装置を一から作らないと事件が解明できないほど日本の警察はバカじゃねえよ。

基本、警察、鑑識、検視官を舐め切ってる映画なんですよね。殺人事件の被害者の顔を石でぐちゃぐちゃにして指紋をバーナーで焼いたぐらいでほかの人と間違わないから。それぐらいで遺体が特定できないんだったらバラバラ事件とか全部迷宮入りになっちゃうじゃん。

犯人がかなり早い段階で分かってしまうのもこの映画をつまらなくしてますね。犯人が分かっていたら、見どころはもはや犯人の動機や犯行の手口しかなくなってしまいます。そして視聴者は現実感のかけらもない動機と手口を知るためにラストまで時間をつぶすはめになるんですよ。

ネタバレするラストまでは全てのエピソードが長いフリになっていて日本の推理ドラマのお約束である刑事と犯人が何度も接触して延々とお互いを探り合う展開が続きます。

あんなに犯人の目星がついてるなら、任意同行させて警察署で話せよばいいのにわざわざプライベートで会って、ああでもないこうでもないって言い合うことに何の意味があるんだよ。

それもこの映画の場合、容疑者に事情聴取しにいくのが本物の刑事でなく、学校の教員である物理学者だからね。刑事でもない相手にたとえ犯人が口を滑らしても、なんの証拠にもならねえだろって。

一体どんな権限があって、物学者が警察の捜査の第一線に立てるんだよ。そんなことが許されるんだったら、もうなんでもありじゃん。だったらコンビニの店長が事件を解決すればいいじゃん。24時間営業だから職場から離れると本社に怒られちゃうんだよねえ、とか言いながら捜査に協力したらいいのに。

笑えるのが母娘を守る隣人の石神が天才数学者っていう態で話が進む点です。天才じゃなくても状況を見て自首するのが一番賢明だってすぐ分かるはずなのに、あえて事を面倒にして、挙句の果てには警察を惑わすために自らホームレスを殺して、母娘のアリバイに説得力を持たせようとする、という意味不明なことをやってのけます。

それも全ては石神が靖子を愛してたからなんだって。デートもしたことのない隣人の女性を愛してるんだってさ。彼女を守るためならなんでもするんだって。

靖子が殺した男の死体をバラバラにしてどこかに隠して、罪のないホームレスを殺すのもへっちゃらなんだって。だって愛してるんだもん。童貞かよ。

そんなに大変な作業を全部ひとりで、それも学校の授業を午前中休んだだけでわずか1日、2日でやってのけるってどんだけ超人なんだよって話じゃないですか。

なによりこの映画の最大のギャグは、友人同士である天才数学者の石神と天才物理学者の湯川が一緒に雪山に登山に行く下りですね。「週末、山に行こうよ」って電話で軽いノリで誘って行った山がこれだよ。

殺人事件の犯人かもしれない男と雪山に行く奴の神経がまず理解できないのと、こんな本格的に雪山を登るのになんの準備もしないでぶつけ本番で行くって正気かよ。普通に吹雪に見舞われて死にかけてるからね。二人とも天才どころかただのアホだろ。

本当にもう警察はともかく山まで舐めてるよね、この監督は。

コメント

  1. はなのん より:

    映画男さん、こんにちは。

    この映画のレビューをリクエストしてないのに、横からすみません。
    レビューが的確でコメントせずにはいられませんでした(笑)採点もマイナス580点って(笑)

    雪山へ福山がいく。面白いですよねー

    邦画の脚本、演出のウイークポイントが沢山詰まった作品が本作だと思います。

    邦画の演出でいつも不思議なのが、『真剣さ』を表現するときに必ずみんな『叫び』ながらセリフを言いますよね。

    映画男さんの辛口コメントが、邦画製作に携わる方々に届きますようにー

    • 映画男映画男 より:

      ほんどにウィークポイントしかない映画でしたね。そうそう、道端で叫ぶの好きですよね。あと、コメントはいつでも大歓迎ですので、どしどしくださいねー。

    • 九州男児 より:

      私も福山の演技は基本嫌いですが、この映画に限っては、石神のショボくれたキャラとの良い対比になっていたかと思う。冒頭のシーンは、ガリレオシリーズを見ていない人にも一発で湯上のキャラが伝わる、効果的なシーンであり無駄ではないと思う。
      犯行や捜査についての細かい指摘に関しては、この映画を本格ミステリーと思って見ているのか?という感じ。東野圭吾の作品は登場人物の奥に秘めた感情について考えさせられるところが魅力。別に犯行や捜査にリアリティーを追求してはいないと思う。だからその部分の指摘は着眼点がずれていて、粗探しをしているとしかいえない。
      雪山のシーンも同じ。あれは見ている人が、もしかしてここで殺しちゃうんじゃないか?と考えることに意味があるから、普通の山より雪山の方が効果的。
      犯人が最初にわかるから犯行の動機と手口にしか目がいかなくてつまらないって言ってるが、その犯行の動機と最終的に犯人がとった行動がこの映画の全てだよ。だから最初から最後まで石神という男の人物像について注目しないといけない、よって犯人は最初に明かす。
      さっさと任意同行させろとか物理学者がおかしいだろとか、愛していたからなんて童貞かよとか、冗談で言ってるのかもしれないが、本気なら本当に見るところがずれてる。

      この映画をまったく見れていない。

  2. フナムシ より:

    ほんと内容が薄っぺらい。他人の作品をバカにするだけのしょーもないこのコラムをやめろよ。