メランコリア(原題 MELANCHOLIA)

66点(100点満点)

ストーリー

巨大惑星メランコリアが地球に接近する中、ジャスティン(キルステン・ダンスト)は盛大な披露宴を催す。姉クレア(シャルロット・ゲンズブール)の夫 (キーファー・サザーランド)が所有する豪勢な屋敷での宴は盛況だったが、花嫁のジャスティンはどこか空虚な表情だった。披露宴を取り仕切った姉夫婦はそんな妹を気遣うが……。

(シネマトゥディより)

感想
アンチクライスト」のラース・フォン・トリアー監督の最新作。最初の5分だるい音楽とスローな映像に頭痛がして、不安にさせられるものの、その後見事に体裁を取り戻す逆転映画。「アンチクライスト」よりは遥かに理解、共感ができる作品で、意外性があって、ひとつのジャンルにあてはめがたい個性がある。ジャスティンを演じたキルステン・ダンストの意地悪で、自分勝手な性悪オーラが半端なく、彼女の存在感だけで前半(パート1)をもたしたともいえます。後半(パート2)になるとストーリーがガラッと変わって思わぬ方向に向かうわけですが、前半と無関係かというそうではなく、前半でジャスティンがとった奇行の数々が妙に説得力を帯びてくる効果がありました。

マイナス点といえば終始悲観的、絶望的で見る者に喜びを提供する映画ではないというところでしょうか。登場人物全員がいい人すぎる映画がたくさんある一方で、この映画の登場人物はみんなどこか皮肉で感じが悪い。また、そういった部分をわざと強調しているようないやらしさがあります。きっとラース・フォン・トリアー監督の性格もジャスティンのように気まぐれで気難しいんだろうな、と思わずにはいられませんでした。

ラース・フォン・トリアー監督の作品
アンチクライスト

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コメント

  1. mamarin42 より:

    >きっとラース・フォン・トリアー監督の性格もジャスティンのように気まぐれで気難しいんだろうな、と思わずにはいられませんでした
    ちょっと解説が面白いので噴いてしまいました。^^

  2. 「ラース・フォン・トリアーの5つの挑戦」、
    ご覧にナラレマシタ、カ?
    ホント、彼、仰る通り、の、イメージ、デス、ヨ!

  3. eigaotoko より:

    mamarim42さん
    コメントありがとうございます。この映画はちょっと変わった不思議な映画でした。

  4. eigaotoko より:

    トンボネコさん
    「ラース・フォン・トリアーの5つの挑戦」は見てませんでした。写真で見ても性格悪そうですね、この監督。