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殺人者への道シーズン2は真犯人が登場!?感想とネタバレ

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全米を震撼させた、手に汗握る実録裁判ドキュメンタリーシリーズ待望の第二弾。警察と検察と裁判所が理不尽すぎて怒りと恐怖とモヤモヤしか残らないです。80点(100点満点)

殺人者への道・シーズン2のあらすじ

Making A Murderer: Part 2 | Official Trailer [HD] | Netflix

身に覚えのない殺人事件の犯人に仕立て上げられたスティーブン・エイブリーと甥のブレンダン・ダシーは実刑が確定し、すでに刑務所の中で10年以上の歳月を過ごしていた。

彼が今できることは裁判所に裁判のやり直しを求めること。そのためにスティーブン・エイブリーは、凄腕の女弁護士キャサリン・ゼルナーを味方につけることに成功する。

キャサリン・ゼルナーはこれまでにも19件の冤罪事件を覆してきた実績の持ち主。そんな彼女はスティーブン・エイブリーの事件もまた冤罪であり、警察と検察がグルになって彼を陥れたことに確信を持っている。

キャサリン・ゼルナーは事件を解明するために裁判で検察によって使われた証拠をひとつひとつ再検証していく。

殺人者への道・シーズン2の感想

ネットフリックス製作による「殺人者への道」の続編でアメリカを激震させた衝撃のドキュメンタリーシリーズ。アメリカの司法制度に一石を投じ、公平とされている裁判に疑問を投げかける問題作です。

シーズン1に続き、最初から最後まで目が離せなくなるクオリティーの高さ、編集の上手さ、ストーリー構成は健在で、これを超えるサスペンス、またはミステリー映画は作れないんじゃないかなっていうぐらいハラハラドキドキの実話になっています。

推理小説、謎解き漫画、サスペンス映画が好きな人は絶対に見るべきですね。司法制度が進んでいるイメージのあるアメリカを根底から覆す内容になっていて、警察や検察が無邪気な一般市民を欺き、権力を駆使してどれだけやりたい放題やっているのかが分かって恐ろしくなるはずです。

唯一の欠点は、あまりにも同事件がアメリカで有名になり、メディアが騒いだせいで、ネットフリックスで配信される前にネットニュースで同件の内容が報じられてしまうところですね。

だからある程度答えを知っていたうえで僕はシーズン2を見ることになりました。その点ではシーズン1よりはインパクトは薄かったかなあ、というのが正直なところです。

さてシーズン2では凄腕女弁護士キャサリン・ゼルナーが検察側の言い分を一つ一つ再現しようと試みます。というのも事件の証拠が正しければ必ず再現できるからです。

この人の頭の良さ、痺れますよ。同時に以前スティーブン・エイブリーを担当した弁護士たちがいかに無能だったかが浮き彫りになってつらいです。どの弁護士を雇うかで運命が左右されちゃうっていうのもなんだかなぁ。

さて、再現を試みたキャサリン・ゼルナーですが、いくら検察側の説明どおりに殺害現場とされるガレージで発砲してみても、遺体を移動させたとされる車でマネキンを動かしても、何一つ再現できず、血痕やDNAが証拠と同じように付着することは不可能でした。

つまり警察がスティーブン・エイブリーの血液やDNAを現場にまき散らした可能性が高くなり、それ自体が裁判の公平性を覆すと弁護士キャサリン・ゼルナーは主張するわけです。

彼女の現場検証と再現VTRは、冤罪事件であることの疑いの余地がないほど説得力があり、弁護士としての知識、経験、資質が飛び抜けたレベルであることが伝わってきます。

さらにキャサリン・ゼルナーは裁判の不当性を証明するだけでなく、持前の感と捜査能力を駆使して真犯人まで突き止めようとします。冤罪事件を晴らすには真犯人の証拠を裁判所に提出するのが最も効果があるからです。

そして容疑者として浮上したのは、殺されたテレサ・ハルバックの元恋人の男、スティーブン・エイブリーの妹の旦那、スティーブン・エイブリーのもう一人の甥でブレンダン・ダシーの兄にあたるボビー・ダシー。

この三人は事件当時、警察から事情を聞かれたものの容疑者リストからはいとも簡単に外され、また、自分のアリバイは棚に上げ、スティーブン・エイブリーが不利になるような証言をしている、という共通点があります。

テレサ・ハルバックの元恋人に関しては犯人じゃないと知りえない情報を持っていたり、テレサ・ハルバックの失踪後、彼女の家にそしらぬ顔で住んでいたりと怪しすぎる行動をしていたの対し、ボビー・ダシーは裁判で嘘の証言をしたうえ、児童ポルノや残虐な死体写真を見る趣味があることがパソコンの履歴とハードディスクのデータから判明しています。

同シリーズを見ている限りでは3人共十分に怪しいです。しかし弁護士キャサリン・ゼルナーの一方的な主張を信じちゃうのも危険だし、さすがに真犯人と断定するにはちょっと乱暴かなあ、という印象を受けましたね。

それでも堂々と名前を出しちゃうんだからよっぽど自信があるんでしょう。もし容疑を晴らしたいんだったらインタビューを受けて、真実を話してくれればいいじゃんっていう姿勢もアグレッシブだなぁ。もちろん三人共取材を拒否しています。

しかしながら家族の中から新犯人の容疑者が出てきちゃうともう大変です。ただでさえ息子の無実を信じて戦い続けている両親をはじめ兄弟、親戚からすると複雑でたまらないですよね。実際、電話で家族同士罵り合っていたし。

誰が犯人にしろ、最大の問題は裁判所が再審する気が全くなく、何度異議を申し立ててもことごとく退けてくる点です。

検察は自分たちの過ちを認めるとメンツが丸つぶれになるからそれだけは避けたい。裁判所も面倒だから関わりたくない。そして結局自白を強要されて有罪になったブレンダン・ダシーは最高裁判所にまで再審請求を拒否され、成す術がなくなります。

事件を担当した検察官なんてとっくに引退してるのに告白本を出したり、全米を回ってネガティブキャンペーンをやったりしてるんですよ。検察官だった人間がもはや個人的な感情で戦っているっていうのがありえないですよね。

挙句の果てには「もともとスティーブン・エイブリーが悪い奴だってことはわかっていた」とか言っちゃってるからね。偏見の塊かよって。

スティーブン・エイブリーの件も全く進展がなく、このまま事件は闇に葬られそうな勢いです。これを見ると、改めて裁判では真実とか証拠とか関係ないんだぁって思わせられますね。

だって科学がどれだけ進歩しようと、証拠をねつ造され、専門家に嘘をつかせたら、誰でも犯人になっちゃうじゃん。

そして何もこれはアメリカだけの問題だけじゃなく、日本を含む世界中でも日常的に同じようなことが起きてるでしょう。警察や検察に目をつけられたら人生終わりだわ。

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