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菊次郎の夏は若いうちに見ろ!感想とネタバレ

この記事は 約4 分で読めます。

感動狙いの映画だけど、嫌味がなく、気持ちよく鑑賞できる、おっさんと子供の友情ドラマ。若いうちに見ないとダメなやつです。55点(100点満点)

菊次郎の夏のあらすじ

小学三年生の正男(関口雄介)は、東京の下町で人形焼屋を営む祖母(吉行和子)と二人で暮らしている。父親は正男が小さい時に他界し、母親は遠くに働きに出ていると祖母から聞かされていた。

夏休みに入ると、遊びに誘おうとした友達は家族と旅行、通っているサッカークラブに行くとコーチから「夏休みは練習をやらないんだよ」と帰されてしまった。

そんなある日、正男は自宅の箪笥から母親の写真を見つける。正男はいてもたってもいられなくなり、わずかな小遣いを握り締めて、豊橋に住んでいるという母親に会いに行くことを決意する。

しかしすぐに不良グループの男子学生4人にカツアゲされそうになるが、祖母の友人のスナックを経営しているおばさん(岸本加世子)が、ドスを効かせた声と派手な風貌であっさりと4人を追い払い、正男を自らの店に連れて行き、何故大事なお小遣いを持ってどこかに行こうとしたか尋ねる。

正男がお母さんに会いたい事情を知り、反対はしないがさすがに小学生の子供1人では心配なおばさんは、自分の旦那でチンピラ中年、菊次郎(ビートたけし)を正男に同行させることにした。

wikipediaより

読者のおたまさんのリクエストです。ありがとうございます。

菊次郎の夏の感想

アウトレイジ最終章」などでお馴染みの北野武監督による、近所のおじさんと小学生の子供がひょんなことから一緒に旅をするロードムービー。

ひと夏の思い出を子供目線で描いたハートフルな物語で、親子で見るのに適した作品です。

物語は、近所の口の悪いおじさんとお祖母ちゃんに育てられた小学生の少年が少年の母親を探しに旅に出る様子を描いていきます。

いわゆるほのぼの系ロードムービーで大きなハプニングはないもののドタバタな旅を人々に助けられながら少年が旅をひと夏の楽しい思い出に変えていくまでを美しく表現しています。

公開当時は、映画館を出た後にものすごく優しい気持ちになったのを覚えています。微笑ましいシーンが満載で、遊び心に溢れ、かつその中に芸術的要素も混ぜている点においてはまさに北野武監督にしか作れない作品といえそうです。

昔は気づかなかったけど、子供が見る夢のシーンには舞踏なんかも織り交ぜてるんですね。

田舎の風景もそうだけど、浅草や夏祭りや天狗など日本を象徴する絵を多用していて、ものすごく日本的に作ってあるんですね。

この映画はいい思い出として残っているので、いつどこで誰と見たかまで鮮明に記憶しています。

カナダで日本人の女友達と一緒に見たんだけど、二人してニコニコしながら劇場を出たんだっけ。いまだにその子とは連絡が続いてるから、今度この映画のこと話してみようかな。

映画館の帰り道にバナナの皮が落ちていて、「バナナの皮って本当に道に落ちてるんだね。漫画の中だけかと思った」なんて言いながら和気あいあいと家まで帰ったことまで覚えています。

不思議と思い出に残る映画って鑑賞前後の記憶まで鮮明に残るんですよね。あれ、どうしてなんだろう。

一方で今見ると、北野武監督が身内で作った長ったらしいコントと取れなくもないです。たけし軍団と愛人?の細川ふみえまで出演しちゃってるし、出演者は即席で集めた感が否めないです。

テンポは悪いし、笑いのシーンはしつこいし、結構ダルいですね。大分、久石譲の音楽に救われてるなあ、という感じがします。菊次郎はこの野郎しか言わないし。

もっとコンパクトな印象があったけど、思ったより長尺映画なんですね。たっぷり2時間あるもん。

思えばこの映画が公開されたのは1999年なので時代性もあるんでしょう。あるいは年を重ねて自分がただせっかちになっただけなのかもしれません。

もしくはカナダで鑑賞したので日本が恋しくて日本的な物語にキュンときてしまった可能性もありますね。当時はユーチューブもなかったから海外から日本のテレビとかも見れなかったし。

そういったもろもろのバイアスを取り外して見てみると、駄作ではないけど、そこまで心に響かなかったかなというのが正直なところです。

そういう意味では色眼鏡って大事なんだなぁ。これは子供心がなくなる前に見ておくべき映画ですね。そしたらきっといい思い出になるだろうから。

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