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映画ブラインドネスは木村佳乃が酷い!感想とネタバレ

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この記事は 約4 分で読めます。

 

シティ・オブ・ゴッド」、「360」、「2人のローマ教皇」のフェルナンド・メイレレス監督のシチュエーションサスペンス。人々が次々と視力を失っていくという、前代未聞の設定が興味深いです。70点(100点満点) 

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映画ブラインドネスのあらすじ

ある日突然人々が次々と視力を失い、政府は非常事態を敷く。視力の喪失は伝染病だと信じられ、患者たちはまとめて隔離施設へ送られる。

施設は盲目の患者で溢れかえり、彼らは生き延びるために非人間的な生活を強いられる。そんな中、夫に付き添うために目の見えないフリをして施設に入り込んだ女性が中心となり、自己を犠牲にしながらも仲間たちを助けようと奮闘する。

映画ブラインドネスの感想

一人が盲目の役を演じる映画はこれまでにもたくさんありましたが、登場人物全員が盲目というのは類を見ないですね。

みんなが同じ盲目の役をやったことで演技の上手い下手もはっきりして、俳優たちはやりづらかったのではないかと思います。

異常事態に置かれた人々の態度が徐々に狂っていく様子も上手く描けていたし、映像もきれいでした。

目が見えないのが普通という状況下で目が見える人間が逆に孤独や苦悩を抱えるという設定がとても皮肉であり、同時に人間的でもありますね。

全体的にはよかったけど、えぐいシーンになると必ず視界が“盲目モード”になって肝心な部分が覆い隠されてしまうのが欠点ですかね。

ベッドシーンもたくさんあるけど、ほとんどちゃんと見せていないんですよ。見せるなら見せる、見せないなら見せないとはっきりして欲しかったです。

最も評価したい出演者は、目の見える女を演じたジュリアン・ムーアですね。セクシーな女も演じられるし、疲れきった中年のおばさんも演じられるところがすごいです。ジュリアン・ムーアが泣くと、白猫みたいな顔になるけど、あの顔が好きです。

最もダメダメだった出演者は、日本を代表して出演した木村佳乃に違いありません。彼女だけ全然役作りができていなかったです。

他の役者たちは隔離施設で生活していくうちに明らかに顔がやつれていっているのに木村佳乃だけ肌はツルツル、髪の毛はツヤツヤだったのが不思議でした。

昨日までエステに通って、美容院に行って銀座辺りで豪遊してました、といわんばかりの顔でスクリーンに出てこないで欲しかったです。見ていて本当に恥ずかしかった。

なにより一番むかついたのは、生き残った女三人で久しぶりに家でシャワーを浴びるシーンで、アメリカを代表するアカデミー賞女優のジュリアン・ムーアと、ブラジルを代表するアリーセ・ブラガが当たり前に脱いでいるにもかかわらず、木村佳乃だけわざとらしく胸を隠し、カメラのフレームから外れていたんですよ。

あのシーンには性的なものは全くなく、むしろこの映画の中で一番きれいなシーンでした。

希望も夢も失い、人間以下の生活を乗り越えた後で初めて女たちが笑顔を見せる重要な場面。それなのにそんなときにこの女は自分の乳首のことを気にしているっていうね。

脱ぎたくないのなら最初からこういう映画には出なければいいじゃん。お昼のドラマだけ出てればいいのに。

でもね、こういう女優に限ってチョイ役を得ただけで自分のことをハリウッド女優だとか勘違いしたりするんだよね。怖い。ああ、怖い。

なにはともあれ俳優陣はとても豪華でした。世界の有名俳優が出ていて、パフォーマンスの良し悪しもかなり分かれましたね。10段階でブラインドネスにおけるそれぞれの演技を評価すると以下の通りになります。

  • ジュリアン・ムー
  • ア (9点)   体当たりの演技が最高。そばかすを隠さずにノーメイクで疲れきった女を演じきった。
  • アリーセ・ブラガ(7点)     これからもちょくちょくハリウッド映画に出てきそうな予感。
  • マーク・ラファロ(6点)     今回は主役級のパートだったため逆にいまひとつだった。盲目なのに普通に目が見えているような動きが多々あった。脇役の方が断然光る逸材。
  • ダニー・グローヴァー(5点)   相変わらず優しいおじいさん役ははまっています。
  • ガエル・ガルシア・ベルナル(5点) ハリウッド映画より、スペイン系の映画のほうが本領が発揮できる俳優。
  • 伊勢谷 友介(4点)        英語のセリフはよかったのに日本語が変じゃなかった?
  • 木村佳乃(0点)          ノーコメント

コメント

  1. 玉露 より:

    初めてコメントさせていただきます。
    先日ブラインドネス観てきました。その前にこちら大変興味深く読ませていただいてたのですが、観賞後、もーその通り!全く同感!という思いです。
    木村佳乃さんは非常に残念でした。
    これからもいっぱい書いて下さい。楽しみにしています。

  2. eigaotoko より:

    玉露さん
    僕の意見の共感していただいてありがとうございます。これからもどしどしコメントください。

  3. アヤ より:

    これ凄く観ようか迷ったんですよね。噂が二通りにわかれ、内容的に観るより原作を読んで想像した方がいいと言う人もいれば、盲目の人々の内容を映画にするという難関を乗り越えて良くできてると言う人も。原作を読んでからにしようと決めた私ですが、、、。木村さんかぁ、、顔は好きだけど演技は確かに問題ですよね、彼女。伊勢谷ファンなので期待もあったけど、でかでかと出て最悪だったらどうしようって不安も、、、。笑

  4. eigaotoko より:

    アヤさん
    原作を見ていなくても、ぜひ見たらいいと思いますよ。色々つっこみどころもありますが、見る価値はあると思います。それほど感動はしないかもしれないけど、まあ70点ぐらいの興奮は得られると思いますよ。

  5. Blindness (2008)

    監督:フェルナンド・メイレレス
    出演:ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、アリシー・ブラガ、伊勢谷友介、木村佳乃、ドン・マッケラー、モーリー・チェイキン、ミッチェル・ナイ、ダニー・グローヴァー、ガエル・ガルシア・ベルナル
    まず原作を読もうって決めて、….

  6. トンボネコ より:

    ブログ開設2周年、オメデトウゴザイマス!
    本作、ガエルの、S・ワンダーの物真似が、良くも悪くもインパクト抜群、デシタ。
    その点に関して、いかがお考え、デスカ?

  7. トンボネコ より:

    ブラインドネス

    原題 BLINDNESS
    2008年 日本/ブラジル/カナダ
    監督 フェルナンド・メイレレス
    出演 ジュリアン・ムーア/ マーク・ラファロ
    伊勢谷友介/木村佳乃/ダニー・グローヴァー/ガエル・ガルシア・ベルナル
    ある日突然、いつものように渋滞する都会の道路の真ん中で、車を運転する….

  8. eigaotoko より:

    トンボネコさん
    コメントありがとうございます。祝福してくださったのは今のところトンボネコさんだけです。
    ガエル・ガルシアはブラインドネスでは嫌らしい役柄で、あんまりイメージとあわなかったかなと思いました。でもあの歌を歌ったときはちょっと笑えましたけど。

  9. mr.z より:

    今日みました。
    ほんとにその通り!よく分析してて読んでて面白かったです。
    私はあまり俳優さんや女優さんの名前を知らないのですが、説明でほぼわかるぐらいでした。
    確かに木村佳乃さんに関しては、普通に可愛いなーって言いながら見てました。主人公は演技上手いな!って言いながら見てました。そういうところですかね。素人の感想は。
    他の映画も見てみます。
    映画の内容に関する感想ももっと聞いてみたいです

    • 映画男 より:

      mr.zさん
      コメントありがとうございます。ぜひほかの映画も見てみてください。感想をお待ちしております。

  10. akarin より:

    映画鑑賞後に、ネタバレサイトや、謎解き、評価されているサイトを見るのが好きで、今回ブラインドネスを見終わってからネットで検索していたところたどり着きました☆

    日本人役者の男性は、日本語の時何だか不自然でしたねw私も感じました。韓国人なのかな?とか思ってましたが日本人だったのですね。
    女性の方は、逆に英語のところは見てて恥ずかしい感じがしましたが…

    主演の女性Jムーアさんは、素敵な演技でしたね!

    日本人がハリウッド映画に出てると、何だか実力の差がよく分かる気がします。
    これが日本代表かあーって感じがしますね…

    最後が少しモヤモヤ残りますが、全体通していい映画でしたね☆

    先程見終えたのでコメント残させて頂きました☆

    • 映画男 より:

      akarinさん
      コメントありがとうございます。確かにハリウッド勢の演技は安定していたのに、日本人は散々でしたね。