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映画ブログを10年続けたから振り返ってみる

この記事は 約8 分で読めます。

2018年8月13日をもちまして、このブログがめでたく10年を迎えました。そこで記念にこのブログがたどってきた軌跡をさかのぼりたいと思います。

2008年、なんとなくノリで映画ブログを始める

僕は2008年にブラジルブログ、というマイナーなブログサービスを使って映画ブログを立ち上げました。

当時のブログ名はまだ「ただ文句が言いたくて」ではなく、「映画男の映画レビューブログ」というタイトルでしたね。奇跡的に当時のブログの残骸がここに残っています。

>>映画男の映画レビューブログ

このブラジルブログは、ブラジルびいきの人たちが集まってできた、とても小さなコミュニティーで、僕もその中の一人でした。当時からすでにブラジルにいたこともあってなんとなく自然とここでスタートを切りました。

ブログを始めたきっかけは、毎日のように見ている映画の日記を残したかったからです。ただ、なんとなく映画を見て、時間とお金を消費しているだけの生活に飽きてしまったんですね。

今でもその感覚は同じで、一つ映画を見たら、さあこの感情を残しておこうっていうノリで書いています。あくまでも個人的な日記の延長なんです。

自分の周りで僕がブログをやっていることを知っているのは友達一人だけで、ほかは誰も知りません。わざわざ教えようとも思ったことがないです。知っている人に読まれているのを意識し始めると言葉を選びだしたりして、正直なことが書けなくなるから嫌なんですよ。

もともとはその友達にあてた手紙ような感覚で書いていました。昔から彼には外国から手紙を送りつけていました。

頼まれてもないのに旅行先から10ページぐらいの手紙を書くのです。旅行先で誰々に騙されたとか、変な奴に知り合ったとか言って。

それで彼がやたらと手紙の内容を褒めてくれるもんだから調子に乗ってブログまで始めてしまい、手紙代わりにブログを通じて、映画作品を通じて、自分の近況を彼に伝える日記、あるいは伝達手段ともいえるものが僕にとってはこの映画ブログだったんです。

2012年、ブラジルブログを去る

ブログを始めて4年ほど過ぎた2012年12月29日にブラジルブログを去りました。その日付けで最後のエントリーが残っていますが、そのときから今のwww.tadamonkugaiitakute.comへと移行したことになります。

そのタイミングで初めてブログタイトルを現在の「ただ文句が言いたくて」に変えました。もともと辛口ブログでやるつもりはなかったけど、気づいたら文句ばかり言っていたので、そういう路線で行こうと決めました。

ベタ褒め路線で行く、という選択肢は全くなかったですね。だって褒めるときはそれこそ何時間もキーボードの前で悩むのに文句を言うときはスラスラ書けるんだもん。こればっかりは性格なのでしょうがないです。

以前の記事は全てもとのブラジルブログからこちらに移管しています。ブラジルブログではブログランキングで1位になることを目指していましたが、結局最高は4位ぐらいだったように記憶しています。

4位といっても極小ブログサービスの4位なので一日のアクセスなんて100とか200とかじゃなかったかな。それでもトップ5に入れちゃうので、その程度の規模のサービスだったんです。

さっき久しぶりに覗いてみたけど、当時からデザインも機能も何も変わってないことを見ても、やっぱり運営元が全然力を入れてないんですね。移行しようかどうかすごく迷ったけど、あの決断は我ながら正しかった。

2014年、アナ雪がきっかけで路線変更した

2014年、「アナと雪の女王」が世界中で大ヒットを記録しました。その社会現象を目の当たりにして、僕は全く興味がなかったけど、試しに見てから感想を書きました。

アナと雪の女王(原題 FROZEN)
アカデミー賞長編アニメ映画賞の受賞作品。お姫様の姉妹が雪の中で巻き起こす、ファンタジーアドベンチャー的ディズニー映画。38点(100点満点)

そしたらものすごいたくさんの人に読まれたんですよ。それまでとは比べ物にならないほど。

そのとき「そっか、みんなが注目してる映画の感想を書けばいいのか」と気づいたんです。それまではそれこそブラジル映画とか日本未公開の欧州映画とか、自分が見たい映画ばかり紹介していたんです。

思えばあのとき初めて読者目線に立ったような気がします。自分の中ではブレークスルーでした。読者からのリクエストを募集しだしたのもその頃じゃなかったかな。

自分の見たい映画より、とにかく読者が気になる映画を優先して扱うようになったんですね。そこから急激にブログが成長しました。一日数百しかなかったアクセス数が一気に数千になったと思います。

同時にそれまで前述の友達に向けて話しかけるように書いていたのが、なんとなくどこかで読んでくれているであろう見知らぬ読者に向かって話すような感覚になりましたね。確か文体も変えたはず。

変わってないのは自分の言いたいことは相変わらず正直に言い続けていることですかね。そこは変わらないです。

2015年、雑誌に掲載される

こんなブログでも続けていれば自ずと誰かしらに見られるようになります。たまたま編集者の人の目にとまったようで2015年には雑誌「東京グラフィティ」から声がかかりました。

雑誌東京グラフィティに僕の文句が載りました
この度、「東京グラフィティ」という雑誌に僕の「文句」が掲載されたのでご報告いたします。きっかけはある編集者さんからのメールでした。 ある日、メールを開けると、こんなことが書かれていました。 突然のメッセー...

当時のメールが残っていましたので公開します。

突然のメッセージ失礼致します。 私、月刊カルチャー雑誌『東京グラフィティ』編集部のIと申します。 このたび、「ただ文句が言いたくて」管理人様に取材のご相談をさせて頂きたく、ご連絡させて頂きました。

東京グラフィティは一般の方々に焦点をあてた、若者向けのカルチャー雑誌です。
毎号、本、映画・ライフスタイルなど、様々なテーマの特集をしております。
(よろしければHPをご覧ください→http://grfft.com/)

弊誌レギュラーコーナーに、「その道に詳しい人に聞く まずは、この映画を見ろ」という企画がございます。あるジャンルの映画にお詳しい方に3作品について語って頂くという内容になっております。そこで、「実際の事件を元にした映画」を観ていらっしゃる方を探していた所、こちらのブログを拝見し、レビューをお書きいただけないかとの御相談でご連絡致しました。

個人的にお好きな作品ベスト1~3をお選び頂き、

ベスト1 300字
ベスト2 300字
ベスト3 300字

で、思い入れをお書き頂きたいと思っております。もしよろしければ、このような企画は可能かどうかご検討頂き、お返事頂けると幸いです。突然のご連絡で失礼致しました。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

もうとっくに廃刊になったかなと思ったけど、この雑誌まだ続いてるんですね。あそこの編集者に原稿を送ったらやたらと褒めちぎるんですよ。

レビューにつきまして、本当に素晴らしく、読みやすく、面白く、映画男さまの独自の目線が入っているので、大げさではなく「こういうのを求めていた!」と思いました!他の編集部のものも読み、「面白い!」と言っておりました。

こういった企画では、解説のようなレビューやあらすじが多く、追加でお伺いすることも多いのですが、今回はまったくその必要がなく、素晴らしいレビューでした。たくさんの人に読んで頂くのが楽しみです。ありがとうございました。

これに気を良くしていたら結局ノーギャラになり、その後一度も声がかかりませんでした。本当にただのお世辞だったみたいです。

2017年、月間75万PV達成する

2017年にはいくつかの記事がバズッたおかげで、このブログのPVが月間75万PVを突破しました。今のところこれが最高記録です。

稚拙な文章で馬鹿が書いたブログが75万PV達成したけど文句ある?
アンチ映画男&映画男ファンの皆様にご報告があります。5月このブログのアクセスがめでたく75万PVを達成しました。記念にこのブログに寄せられたアンチからのネガティブコメントをご紹介いたします。

読者数が増えるにつれてネガティブコメントも増えていきました。嫌がらせみたいなコメントもかなりありました。今でもたまにあります。早くこんなブログ辞めちまえーとかね。

まあ、なんとも思ってないけど。

2018年、ついにブログを始めて10年になる。あと何年続くか

この10年で実に1500本ぐらいの映画を紹介しました。最近、読み直したんだけど、あまりにもひどいレビューはがっつり削除して結局1300記事ぐらいに落ち着きました。

全部の映画に対して感想を書いているわけではないので実際に見た映画の数はその倍はあるんじゃないかなぁ。

子供の頃から見た映画の数を合計すると一体どれくらいになるんだろう。4、5000本になるのかなぁ。もっとかなぁ。

昔の記事は我ながらひどいですね。ひとことで終わってる感想とかあったり、ほとんど映画について書かずに世間話してたり、いわば恥の歴史です。10年後、現在の記事を読み直したらどんな気持ちになるんだろう。

今後のことを考えるとどうなるかは自分でも分かりません。10年ぐらい続けてたらエロエロな女性読者の一人や二人とルンルンなことでもできるんじゃないかと思ってたんですが、ブログのおかげでオイシイ思いをしたことは一度もないですね。

あるいは石油会社の社長がある日突然高級車に乗って迎えに来てくれて「死ぬまで金の心配はいらん。スポンサーになるから好きなように書きなさい」って言ってくれるんじゃないかと夢見ていましたが、やっぱり現実は映画のようにはいかないようです。

というわけでもしこのブログに少しだったら支援してもいいよーという心優しい読者の方がいらっしゃいましたら、ぜひとも投げ銭をお願いします。本名を明かさず匿名で300円から支援可能です。実は映画代で毎月結構な出費がかさんでいるのです。

いただいた支援は映画鑑賞代に使わせていただきます。そして例のごとく文句を言いますのでよろしくお願いします。

映画男を支援する

コメント

  1. きょーこ(’-’*)♪ より:

    映画男さんのコメントが愉しくって、ダイスキです♪ (≧▽≦)/

    記念すべき10周年、誠におめでとうございます!!

    ホント共感ビシバシ&リスペクトですー
    《今後も痛快なコメントを期待♪》

  2. タラヲ より:

    10年ですか・・・、いや最近は時が止まってるんじゃないくらい映画も世の中も変化がないんで。映画男さんはどう感じてるか分かりませんが僕はそう感じます。後、テレビはまったく見なくなりましたね。最近テレビのバラエティ番組(たしかロンドンハーツかアメトーク)を久しぶりたまたまみたのですが出ているメンツが10年前と同じでした。外見も同じでたぶん10年前のものを今流してもバレないくらいほぼ同じです。作る方も我々見るほうももう進歩するのが面倒になって現状維持になってしまったのでしょうか。映画男さんはいままで5000本も映画をみてきたのですか、これはすごい。僕はたぶん2500本くらいで新しいのはほぼ見なくなりましたから。パターンが読めて楽しめなくなってしまい、過去の名作を何度もみています。まさに進歩をやめてしまってる状態です。このブログもたしかにどうなっていくか分かりませんが、気楽に続けていけばいいと思いますよ。

    • 映画男 映画男 より:

      あえて新作を見ないというのもひとつのスタイルですね。確かにわくわくするような新作は少ないですもんね。

  3. 加藤 より:

    いいなぁいいなぁいいなぁ(無限ループ)!死ぬまで書いてください笑。おれは一回も世辞は言ってません笑。映画何か、ねーかなーと思うと真っ先にここからググる。まぁ、意見違うときもあるけど、見方の違いがかなり参考になる。楽しい。

    自分では見ないような知らない映画を調べられるの➕自分の見方と同じなときも違うときも、一挙両得で楽しい。ひとりロッテントマトよね。笑

    音楽とか小説とか、いろんなロッテントマト風酷評サイトたくさんできるといいよ。酷評のなかから良いもの価値が生まれる。ところで、問い合わせ、リクエストしましたが、カメラを止めるな!お願いしますね。80点いくと思います。いや、好きに酷評してください爆。。

    ずっとついてきまーす。おれ、6年くらいかな、ファン歴。アンチも増えたけど、ファンも増えたよね。がんがれ!

    • 映画男 映画男 より:

      いつもご声援ありがとうございます。死ぬまで書けるかどうかはわかりませんが、やれるところまでやってみます。

  4. ジゼル より:

    10周年、おめでとうございます。
    いつも楽しみに拝見させていただいています。

    忌憚のない、厳しい批評も心地よく、皆が褒めちぎっている作品に
    対しても、ご自分の感覚に沿ってのブレない姿勢が
    好きです。

    これからもよろしくお願いします。

    • 映画男 映画男 より:

      ジゼルさん
      いつも読んでいただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。