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チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛(原題Tulip Fever)

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チューリップ・バブルも肖像画もストーリーにはそれほど関係がない不倫物語。リアリティーが薄く、童話っぽさはあるもののヒロインのアリシア・ヴィキャンデルが脱いでいるちょっとエロティックな作品。54点(100点満点)

チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛のあらすじ

17世紀のオランダのチューリップ・バブル時代。貧乏画家のヤン(デイン・デハーン)は、若い女性ソフィア(アリシア・ヴィキャンデル)とその夫コルネリス(クリストフ・ヴァルツ)の肖像画を依頼される。

ソフィアは元々孤児で、豪商のコルネリスの許嫁となったが、年配の夫との優雅な生活を楽しめずにいた。肖像画を描くうちにヤンとソフィアは秘密の恋に落ち、未来を一緒に築こうと、リスキーなチューリップ市場への投資を始める。

wikipediaより

チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛の感想

「マンデラ 自由への長い道」のジャスティン・チャドウィック監督による小説『チューリップ熱』の映画化。

オランダのチューリップバブルを背景にした恋愛時代劇で、既婚者である美人妻が若くてイケメンの画家に惚れて駆け落ちしようとする話です。

オランダにチューリップが持ち込まれたばかりの時代、そのあまりの人気から球根が高値で取引されるようになり、その結果異常な値上がりをみせ、やがてバブルが弾けて価値を失った現象を聞いたことがある人も少なくないかと思います。

最近だとビットコインをはじめとする仮想通貨がチューリップバブルに例えられたこともあって、この言葉をよく聞くようになったんじゃないでしょうか。

この映画は一夜にして大金を掴む者、またそれを一瞬のうちに失う者など、チューリップに狂わされた登場人物たちの人間模様を描いていきます。

そんな時代に貧困から脱却するために金持ちの家に嫁いだのがヒロインのソフィア。歳の離れた夫コルネリスの赤ん坊を産むために彼女は毎晩のように夫と愛のない子作りに励む毎日を送っていました。

そんなある日、コルネリスが夫婦の肖像画を描いてもらうため若くて貧しい画家ヤンを雇います。

ヤンとソフィアは初めて会ったその日からお互いに一目惚れしてしまい、コルネリスに隠れて密会を重ねます。

やがてヤンはチューリップの取引で一発当てて、ソフィアと駆け落ちすることを計画する、というストーリーの流れです。

一見、ピチピチした若い男女が真実の愛を追い求める話のようですが、後半から二人のやることがどんどんゲスくなっていくのがちょっと面白かったです。

性格がどうとか抜きにして単純に外見と雰囲気がストライクゾーンのど真ん中だったのか、二人は自分の気持ちを制御することができないほどお互いに惹かれ、ほとんど言葉を交わすことなく、ベッドに直行する下りは動物的でいいです。

また、一目惚れしてもしょうがないかっていうぐらい二人とも美男美女なんですよねぇ。

ソフィア役のアリシア・ヴィキャンデルは品がある美人だし、ヤン役のデイン・デハーンはちょっとレオナルド・ディカプリオの若い頃を彷彿させます。

二人の熱いベッドシーンがこの映画のメインといってもいいでしょう。ちょくちょく別のシーンが割り込んできて邪魔くさいんですが、アリシア・ヴィキャンデルが美しすぎて、あのシーンだけ3回ぐらい見ちゃったよ。

さて、そんな情熱的な恋に落ちる二人ですが、中盤からラストにかけては「愛」を言い訳にできないほど自分勝手に暴走するせいで、彼らの印象も大分変わってきます。

不倫は不倫でもただ夫を騙すだけでなく、殺されてもおかしくないレベルのとんでもない駆け落ち計画を練るからです。

そんな嘘、普通気づくだろって言いたくなるのはもちろんのこと、過ちを犯した男女がせっかく悲劇の結末に向かっていたのに無理やりラストをハッピーエンドっぽくしたのが理解に苦しみますね。

あれだけ周囲に借りを作りまくったヤンは殺されてないとおかしいし、一文無しで逃げたソフィアはどうやって生き延びたんだよって。

なによりソフィアの夫コルネリスが優しすぎて、ちょっとファンタジーになっていましたね。

通常、コルネリスの立ち位置だと、意地悪な金持ちのおっさんキャラクターになってるところなのに、この映画ではただのいい人だったじゃん。

コルネリスがソフィアと子作りする前にベッドでいつも言うセリフが可愛かったです。

「I think my little soldier is ready tonight. 今夜は俺のリトル・ソルジャー(下半身)が準備万端になりそうだよ」

リトル・ソルジャーっていい例えだなあ。リトル本田ぐらい流行りそう。あんないいおじさんを騙したソフィアはせめて地獄に落ちないと。

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