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ザ・ロードは作り手にモラルがない!感想とネタバレ

この記事は 約4 分で読めます。

退屈で、特に何も起こらずに終わっていく、優しい親子のSF散歩映画。歩いて歩いて歩きまくった末の結末がいただけないです。16点(100点満点)

ザ・ロードのあらすじ

謎の天変地異がアメリカを襲い、ほとんどすべての動植物が死に絶え、文明も消滅。そんな世界に残された父(ヴィゴ・モーテンセン)と息子(コディ・スミット=マクフィー)は、ひたすら南を目指して歩き始める。生き残ったわずかな人々が互いを食らうという狂気の中でも父は決して正気を失わず、息子に人としてのモラルを語り続ける。

シネマトゥデイより

読者のともさんのリクエストです。ありがとうございます。

ザ・ロードの感想

同名小説を基にしたジョン・ヒルコート監督による人類滅亡系ディストピアドラマ。静かで、スローで、展開が少なすぎるので、眠くなること間違いなしです。

映像を暗めにして、通行人をなくして、ガソリンスタンドを無人にしたら、はい文明を失った世界のできあがり!みたいなノリで作った作品で、とにかく安っぽいですね。

その割にはヴィゴ・モーテンセン、シャーリーズ・セロン、ガイ・ピアースといった演技派の俳優を起用したりして、制作費=全部ギャラなんじゃないのっていうぐらい、限られたロケーションだけでサクっと撮影している印象です。

物語は、大災害の末にボロボロになり、食べ物も燃料もすっかりなくなった地球で、数少ない生存者である父親と息子がひたすら南に向かって歩き続ける、という目的も青春もないロードムービー風です。

空腹をしのぎながらなんとか生き延びようとする親子にとって脅威となるのは人間の肉を食ってその場を凌いでいる食人族たち。

どんなに食べ物がなくなろうと、彼らのように人だけは食うまいと人間としてのモラルを掲げながら親子は今日も歩き続ける、というのがストーリーの全貌です。

食べ物のない危機的な状況における道徳、信仰、人間性などを問う壮大なテーマに挑戦していますが、見事に外していますね。

そもそもモラルとか人間性とかいうなら、あんなに分かりやすく、いい人と悪い人で分けちゃダメでしょ。両方の視点で描かないと。逆に監督のモラルを疑うわ。

食べ物がなくなった状況で人を食う奴らは乱暴で下品で悪い人間という決め付けがすごく、食人族たちをマッドマックスの敵役のように見るからに悪役として描いているのが幼稚でした。

そんな中、俺は人を食べないから善人だぞっていう主人公の善人アピールも嫌いです。もっとお互いの思考回路や精神状態、あるいは生きることに対する哲学を見せてくれないと、ただゾンビから逃げる正義の親子の話に終わってしまいます。

例えば、飛行機が墜落し、雪山で遭難した人たちを追った映画「生きてこそ」では、登場人物たちが生存のために仕方なく死亡した人たちの人肉を食べて生き残るんですよ。

誰だって食べたくはないけど、ギリギリの中で唯一残された道がそれしかないというときに罪悪感と背徳感を一身に背負いながら登場人物たち決断する姿にはどこか説得力がみなぎっていました。

一方でこの映画の食人族たちは、さも喜んで人肉を食べているかのような描写をしていて間抜けすぎます。

それもどういうわけか彼らは大勢で行動し、強力な武器を持ち、ヘラヘラしながら襲い掛かってくる、というベタな演出になっていました。

食べ物もなく自分一人生き延びれるか分からない、人肉を食べてなんとか生存しているような状況で、なんで悪い奴ら同士で殺し合いにならないんですかね。

どういう経緯で彼らがチームになって行動を共にし、また誰を獲物としてみなすのかがいまいち理解できないんですよ。家族だっていうのなら分かるけど、そうは見えなかったしね。

つまり飢餓に襲われながらも仲間意識はあるってことですよね。彼らの考えを掘り下げていったら、むしろ彼らの仲間意識のほうが親子のモラルより美しかったりして。

ザ・ロードはTSUTAYAで視聴できます

コメント

  1. 名前 より:

    もう映画観なくていいよお前