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ディナーラッシュはパスタが食べたくなる映画!感想とネタバレ

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この記事は 約4 分で読めます。

イタリア料理がむしょうに食べたくなってくる、レストランを舞台にした人間ドラマ。料理は美味しそうだけど、ただのフードポルノで終わっていないのがいいです。55点(100点満点)

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ディナーラッシュのあらすじ

舞台はニューヨークの四つ星イタリアレストラン。天才料理人ウードの芸術的な料理が人気を博し、連日各界の著名人が訪れていた。

しかし、レストラン創業者の父ルイスは、伝統的な家庭料理店として作り上げたこの店を、まるで違うお洒落なイタリアンへと変貌させた息子を良く思っておらず、経営権も譲らないままだった。

また、従業員のギャンブルが原因となりルイスの古くからの親友がマフィアに暗殺されたことで、すっかり気が滅入っていた。

そして平日のある夜。この日も厨房・フロアが慌ただしく交錯する「ディナーラッシュ」の時間が訪れ、個性豊かな店員・客たちはそれぞれの生き様を垣間見せていた。そんな中、暗殺犯であるマフィア二人が客として店に訪れ、ルイスにある交渉を持ち掛けてくる。そして閉店間際、ある事件が起きる。

wikipediaより

読者のRenobankさんのおすすめです。ありがとうございました。Renobankさんはツイッターからおすすめしてくれました。ツイッターからのリクエストもお待ちしております。

ディナーラッシュの感想

ボブ・ジラルディ監督によるニューヨークにある大人気イタリアンレストランを舞台にした群像劇。料理映画とマフィア映画にちょっとだけ恋愛を混ぜた低予算インディーズムービーです。

登場人物は、レストランのオーナー、料理長の息子、ギャンブル中毒の料理人、ウェイトレス、マフィアの二人組み、嫌味なアーティスト、不機嫌な料理批評家といった面子で、それぞれが慌しい大人気レストランの一日の様子を伝えていきます。

メインのエピソードとなるのは、マフィアとレストランオーナーとの対立でしょうか。マフィアはレストランの盛況ぶりを見て金を脅しとろうと強引にパートナーシップの話を持ちかけます。

オーナーはマフィアに自分の仲間を殺されたばかり。断れば自分の命がどうなるかも分かりません。

しかしオーナーはレストランだけは渡せないとマフィアの脅しに屈しなかったことからマフィアはパートナーになってもらうまで店から帰らないといって延々と忙しいレストランに居座ろうとします。

その間にも店にはひっきりなしに色々な客が訪れ、オーナーや店員たちはいつもと変わらずに必死でその日をやり過ごそうとする、というのがストーリーの流れです。

忙しいレストランの厨房の雰囲気は体育会系そのもので、料理長の怒号が飛び交う中で男たちが料理を作ります。

それに対し、フロアーでは待ちくたびれてイライラしている客たちのクレームを受け流しながらも女店員たちが少人数でそつなく対応していきます。

その状況はまさに戦場。しかし彼らの働きっぷりはエネルギッシュでポジティブです。大変だなぁとは思うけど働いていて楽しそうだし、やりがいがありそうでいいですね。

もしかするとこれは飲食業で働いている人や働きたい人にはがっつりはまる映画かもしれません。

そうじゃなくても運ばれてくる料理はどれもビジュアル的に美しく美味しそうなので、思わずイタリア料理屋に行きたくなってきますね。

一方で多くの登場人物をひっきりなしに動かし、様々なエピソードを伝えているようで印象に残るものは少なかったです。

会話にとびっきりのユーモアがあるわけでもないし、ゴリゴリのマフィア映画の恐ろしさやファミリーの絆を見せてくれるわけでもなく、いまひとつネタに欠けます。特になんてことはないけど見ていられる、いわば雰囲気映画ですね。

見所はラストのちょっとしたサプライズでしょうか。あれにしても自分の店でわざわざ事件を起こしたら客足が減っちゃうでしょうに。

たまに日本のレストランでも暴力事件が起こるけど、そういうレストランって実際どうなるんだろう。お腹空いた人は人が殺されたカウンターとかでも平気で食べるのかなぁ。

おそらくこの映画の最大のサプライズは、監督自身が撮影に使われたレストランのオーナーである、ということじゃないでしょうか。

自分のレストランを使って映画を撮るなんて遊び心あるなぁ。この映画のファンはやっぱり行くんだろうなぁ、そのレストランに。

でも現実のレストランのほうには全然客入ってなかったりしてね。全ては監督の理想と想像の産物だったら、それはそれでまたいいなぁ。

コメント

  1. RenoBank より:

    映画男さん
    さっそくリクエスト動画を視聴レビューいただきありがとうございました。
    ほぼ自分の想像していた採点で、あらためて近い感性かなと一安心です。
    「ただ文句が・・」だったら、頭を丸めるかと考えていたところです(^^)

    それにしてもあの店は監督の持ち物だったんですね!
    要するに宣伝兼ねてたのか〜(笑
    新たな発見でした!

    フォロアーの皆様も楽しんでいただけるといいですね。

    • 映画男 より:

      おすすめしていただきありがとうございました。インディーズ映画もいいですね。

  2. ちー より:

    終始ワーワーガチャガチャ、一見中身がありそうで実はないオシャレを気取った作品でした。
    わたしはもっともっと料理をしっかり見せて欲しかったなあと思いました。