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ホースソルジャーが面白いのはアクションだけ!感想とネタバレ

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ストーリー薄めのドンパチ戦争映画。移動して戦って、また移動して戦ってというのを繰り返すアクションムービーです。40点(100点満点)

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ホース・ソルジャーのあらすじ

アメリカ同時多発テロ翌日の2001年9月12日。対テロ戦争の最前線部隊に志願したミッチ・ネルソン大尉(クリス・ヘムズワース)は、12名から成る特殊作戦実行部隊の隊長に任命され、アフガニスタンへと乗り込む。

反タリバン勢力を率いるドスタム将軍と協力し、テロ集団の拠点マザーリシャリーフ制圧に動きだすミッチたち。だが、タリバンの軍勢が予想を大きく上回ることが判明し、山岳地帯の厳しい自然も立ちはだかる。ドスタムは、山岳地帯では馬が最大の武器になることを彼らに教えるが……。

シネマトゥデイより

ホース・ソルジャーの感想

同名ノンフィクションを基にしたニコライ・フルシ監督による戦争映画。少人数のアメリカ軍部隊が馬に乗ってアフガニスタンの山岳地帯を越え、タリバン勢力に立ち向かっていく、分かりやすい話です。

数的不利の状況の中で少人数の勇敢な男たちがテロリストと戦う、という意味では「ローン・サバイバー」と被る部分が多々あります。違いがあるとしたらこの映画のほうが言葉遣いが多少綺麗なことぐらいでしょうか。

ただし、軍人たちの態度は「ヘイ、メーン」ってな感じで相変わらず男臭い、ちっとも笑えないジョークと格好付けたセリフで満ち溢れていて、演出はベタで安っぽいです。

物語は、911の同時多発テロを目の当たりにした大尉がタリバンの拠点であるアフガニスタン行きを志願し、自分のチームメンバーを引き連れ、無謀な作戦を実行する、という単純なもので冒頭からいきなり主人公のイケメン大尉が「俺に行かせてくれ。俺しかない。俺がやるんだ」といきり立ち、上層部が「しょうがないなぁ。分かったらさっさと行ってこい」みたいなノリでアフガニスタン行きが簡単に決まってしまうほど、とんとん拍子です。

あの下りでこの映画に対する視聴者の鑑賞姿勢がある程度分れるでしょう。そんなこと別に気にしない人は入っていけるだろうし、「軍隊を部活かなんかと勘違いしてるかな」って思っちゃう人は真面目に見られなくなるでしょう。

お金をかけているせいか戦闘シーンはそれなりに迫力があります。空からの援護射撃と自分たちのスキルと戦略を武器に戦うアメリカ軍。手榴弾、ミサイル、ロケット弾、タンクなど様々な武器を使って攻撃を仕掛けてくるタリバン。

終始、善と悪がはっきりしていて、見たまんまラスボスみたいなキャラも一応用意してあって事実や状況を伝えるよりも戦争アクションを見せるための映画でしたね。ストーリーもそのフリでしかないし。

兵士たちが馬に乗って移動していた、というエピソードだけで企画が通った、という気がしないでもないです。現代において馬で戦うなんていうのがネタ的にも絵的にも最高の材料だったんでしょう。

宣伝ではわずか12人で戦ったみたいな印象を与えますが、実際は12人ではなく地元の反タリバン勢力もかなり頑張っています。

特にリーダーのラシッド・ドスタムは後にアフガニスタンの副大統領にまで上り詰めているというのだから驚きですね。馬に乗って最前線で戦っていたような人が政府のナンバー2まで上り詰めるっていつの時代だよって。

僕的にはラシッド・ドスタムのストーリーのほうが好奇心をくすぐりましたが、やっぱりハリウッドはアメリカ人を英雄にしないと気がすまないみたいです。

そうそう、当時のタリバンの中にはアメリカ人の兵士がいたそうです。アメリカ生まれのタリバン。彼のストーリーも気になるけど、この映画では触れていません。彼の映画は作らないんですかね。

こちらは実際にオペレーションに参加した人たち。

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