ベルリン・シンドローム(原題BERLIN SYNDROME)

旅行者の女の子が男と知り合い監禁されるシチュエーションスリラー。大都市ベルリンで、他に住人のいない廃墟と化したビルに住んでる奴いるのかよっていう話です。30点(100点満点)

ベルリン・シンドロームのあらすじ

オーストラリア人のクレアは、建物の写真を撮りながらドイツのベルリンを一人旅していた。ある日、彼女は道でドイツ人の英語教師アンディと出会う。

意気投合した二人は別の日に再会し、男女の仲になる。素敵な時間を過ごした二人は離れにくくなるものの、クレアは旅を続けようと考えていた。

ところがアンディはクレアにずっと一緒にいてもらいたいと考え、彼女を家に閉じ込めることに。自分が監禁されたことに気づいたクレアは窓もドアも開かないアパートから脱出を試みる。

ベルリン・シンドロームの感想

さよなら、アドルフ」などでお馴染みのケイト・ショートランド監督によるサスペンススリラー。狙いとしては監禁ホラーにしたかったのかもしれないけど、緊張感がなく、怖さがないです。これなら「アニマルズ 愛のケダモノ」のほうがおすすめ。

加害者と被害者の行動が意味不明だし、なんでもっとこうしない、ああしないと言いたくなる内容でした。

物語は、海外を一人旅する女の子が爽やかな男子に街で声をかけられ、ひょこひょこ付いて行ったら、サイコパスだった、という話の流れになっています。

実際に海外を一人旅する女の子には起こりうる話でリアリティーはあります。旅行中って気が緩みっぱなしだし、自分探しの旅をしている女子なんかは結構簡単に知らない人に付いていっちゃう人もいるからね。

一見、いい人そうな男で、ちゃんと仕事もしているから大丈夫だろ、みたいな感じで警戒を解いたら、実は頭のおかしい人だった、なんていうのはありがちですよね。

リアリティーはあって恐ろしいシチュエーションなのに演出が下手なせいか恐怖を感じなかったです。アンディのキャラに迫力がないのが原因のひとつでしょう。

普通に弱そうだし、頭のおかしい人特有の危険なオーラが全くないです。

いい人キャラと悪い人のキャラのときの表情もそんなに変わらないし、二重人格風な役作りができていないから、スクリーンを通じて狂気が伝わってきません。

監禁する以外は案外普通で、料理はするは、毎朝起きてちゃんと仕事に行くは、ただの健康な人じゃんって感じですよね。歪んだ性的趣味もなく、精神異常者の感じが上手く表現できていなかったです。

最初こそベッドにクレアを縛り付けて監禁していたけれど、途中から自由に部屋の中を歩かせていた警戒心の無さにも呆れました。

ヒロインが監禁されるまで、なかなかの時間をかけて前置きを長くしてから本題に入るため前半は、結構ダラダラしますよ。

さも恋愛ドラマかのようなフリで入って意外性を出したかったんでしょうが、フリが長くてテンポが悪いです。

いざ監禁生活が始まってもそれほどハプニングがなく、中盤からラストまでもダラダラで、ヒロインが気を許した素振りをして普通に生活し始める下りがまた長いです。

評価できるのは、二人の最初のセックシーンぐらいでしょうか。服を着ているときは分からないけど、クレアは脱いだらすごかったです。ただ、そのためにこの映画を見るべきかと言ったら、別に見なくてもいいよね。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。
30点台の映画ドイツ映画
映画批評ブログ、ただ文句が言いたくて | レビュー|ランキング

コメント