2018/01/28

シェイプ・オブ・ウォーター(原題THE SHAPE OF WATER)

ストーリーと会話がつまらなすぎるファンタジックな駆け落ちドラマ。なんでもかんでもうっとりできるメルヘン女子向けの作品です。15点(100点満点)

シェイプ・オブ・ウォーターのあらすじ

1962年、米ソ冷戦時代のアメリカで、政府の極秘研究所の清掃員として働く孤独なイライザ(サリー・ホーキンス)は、同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)と共に秘密の実験を目撃する。アマゾンで崇められていたという、人間ではない“彼”の特異な姿に心惹(ひ)かれた彼女は、こっそり“彼”に会いにいくようになる。ところが“彼”は、もうすぐ実験の犠牲になることが決まっており……。

wikipediaより

シェイプ・オブ・ウォーターの感想

「パンズ・ラビリンス」や「クリムゾン・ピーク」などで知られるギレルモ・デル・トロ監督による、美女と野獣の人魚版みたいな安っぽい恋愛ファンタジードラマ。口のきけない女と両生類の生物によるロマンの欠片もない話です。

物語は、口のきけない清掃員の女がある日、職場の研究所で謎の生物と出会い、政府の実験台にされている彼を救出して、駆け落ちする様子を描いていきます。

わずか二、三行の文章で説明できるほど中身のないストーリーのくせにテンポが悪く、無駄が多いせいで、2時間を超える、ダラダラの長尺映画になっています。

最初の30分はほとんど何も起こらず、ヒロインのイライザが同僚と喋ったり、友達のおじいちゃんと交流するだけです。

その会話がまたユーモアもなければ、後につながる伏線もなく、ただただつまらないです。寝ますよ、これ。

途中、突然ミュージカルシーンが入ったり、世界観がめちゃくちゃで、笑いを狙っているのか、ダークファンタジーにしたいのか、ベタな恋愛ドラマにしたいのかもよく分かりませんでした。

別に時代設定を冷戦にする必要がないし、冒頭のオナニーシーンはもっといらないです。オナニーする女=孤独って言いたいの?すごい偏見だな。

なにがひどいってキャラクターのデザインですよ。本作の鍵となる、アマゾンからお越しのアクアマンがこちらです。またまた仮面ライダーの敵キャラみたいなのが出てきたじゃん。誰のデザインよ、これ?

どうでもいいけど、腹筋割れすぎてない? アマゾンの川から連れて来たっていうのが馬鹿ですねぇ。珍しい動物はなんでもアマゾンに生息してるみたいな設定がいかにもハリウッド的で笑えます。

こいつがまた二足歩行で、風呂上りのおっさんみたいにビショビショの体でその辺をうろうろするんですよ。控えめに言っても気持ち悪いじゃないですか。どこに惚れる要素があるんだよ。

それでもヒロインのイライザは口がきけず、日々強い孤独を感じているため、彼に特別な感情を抱きます。別に優しくされたわけでもないのに勝手に盛り上がっちゃって、差し入れにゆで卵を持っていきます。魚人ってゆで卵食べるんですか?

もう好きで好きで仕方なくなったイライザは自分の仕事を忘れて、彼をなんとしてでも救わなくちゃと思い、仲間と手を組んで脱出作戦を図ります。

そしていざ施設から、腹筋モンスターを逃がすことに成功したイライザは風呂場に水を溜めて、あろうことか彼と裸で抱き合うのでした。史上初、両生類とのセックスシーンです。

一体、どれくらいの視聴者が笑わずにこんな話に付き合えるのか統計を取ってもらいたいぐらいです。案外、こういう話でうっとりしちゃう女子いるのかもなぁ。

しかしそんな女子でもさすがにこれには降参でしょ。イライザとモンスターによるペアダンス。こいつ川で暮らしてたくせに、なかなか踊れるからね。

これで笑わずに、なお頬を赤くしているようだったら、もう僕には何も言うことないです。どうぞそちらの世界で幸せにやってください。

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