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映画ラディウスは途中で話変わりすぎ!感想とネタバレ

この記事は 約4 分で読めます。

なんでそうなるんだよっていう終わり方をする前半だけ面白い映画。いいアイデアもあるだけに惜しいです。38点(100点満点)

(r)adius ラディウスのあらすじ

交通事故で意識を失い目覚めたリアムは記憶をなくしており、助けを求めた町で大量の死体を目撃する。ウイルスが原因ではないかと不安になりながらようやく生存者を見つけるが、近付こうとした途端に死んでしまう。困惑するリアムだったが、自分に近付いても死なない記憶喪失の女性ジェーンと出会う。

シネマトゥデイより

(r)adius ラディウスの感想

カロリーヌ・ラブレシュ&スティーヴ・レオナール監督によるシチュエーションスリラー。序盤は楽しくなりそうな期待を持たせるものの、中盤からボロが出てきて、ラストになんだそりゃで終わるB級寄りの作品。

物語は、交通事故に遭ったリアムが助けを求めて道路沿いをウロウロするところからスタートします。ところがリアムが車に近づこうとすると、運転手は突然白目をむいて死んでしまいます。

リアムに近づくと、人間だけでなく鳥も空から落下し、命を落します。リアムは最初ウイルスが原因で空気を吸い込むことによって動物が次々と死んだのだろうと考えますが、原因が自分にあることを突き止めます。

そんなとき、リアムに近づいてくる一人の女性ジェーンの姿がありました。ジョーンはなぜかリアムに近づいても命に別状がなく、まもなく二人は同じ交通事故の現場にいたことが分かります。

しかし交通事故で記憶を失くした二人は自分の身に何が起きたのか検討がつかず、そのうちテロリストとして警察に追われるようになる、というのがストーリーの流れです。

物語の特徴は大きくわけて3つです。

  • 主人公の男女が雷に打たれて記憶喪失になる
  • 男に近づくと死ぬ
  • 女が男の近くにいるときは男に近づいてもOK

男に近づくと死ぬ、という設定は確かに新しいかもしれません。触ったら死ぬとか、噛まれたら死ぬとかじゃなく、半径数メートル以内に近寄ったらダメというアイデアはなかなか面白いです。

タイトルの「radius」は「半径」を意味していて、タイトルからしてもいい線を行ってそうな予感がしたものです。しかし面白いのはそれだけで、そこからダメな方向にどんどん話が拡大していくのでした。

まず主人公二人を記憶喪失にしたのは大失敗ですね。記憶喪失って映画においては絶望的につまらなくなる要素ですよね。酔っ払ってやらかして翌日全然覚えてないっていう奴ぐらい無責任な話になってくるんですよ。

だいだいが都合のいいことだけ忘れて、あるタイミングで急に真実を思い出す、というパターンじゃないですか。自分の名前も覚えていないほど重症なのになんでお前らはそんなにすらすら喋れるんだよって思うし、会話で使うボキャブラリーの記憶はどこから来てるんだよって。

記憶喪失であるのと、男に近づいたら死ぬというダブルの設定を導入したことによって、両方の効果が薄くなってしまった感がありますね。どっちかでよくない?

さらに途中からはリアムの近くにジェーンがいたら中和されてリアムに近づいても死なないという新ルールまで投入したもんだから、どんどん物語が、あるいは登場人物たちがその世界の中で窮屈になっていくようでした。

色々ともったいないですね。もっとシンプルにしたら絶対面白かったのに。あーあ、やっちまったな。

(r)adius ラディウスのネタバレ

終盤からラストにかけてはさらにひどい展開が待っています。記憶を失くしたジェーンには実は双子の妹がいて、妹は行方不明になっています。

妹が行方をくらましてからというものジェーンは鬱になり、ある日、ジェーンが自殺を図ろうとしたとき命を救ったのがリアムだったのです。

ところがリアムはジェーンの命を救ったのではなく、実は彼女を狙おうとしていたのです。そう、ジョーンの妹を殺害したのもリアムの仕業だったのです。

自分もリアムに殺害されそうになったことを突然思い出したジェーンはリアムを銃で撃とうとしますが、ちょうどそのとき不良たちがどこからともなく集まってきてはテロ容疑がかかっているリアムを拉致します。

しかしリアムに近づいたため全員即死。ところが逃げようとしたジェーンが不良に撃たれて倒れます。リアムはジェーンを無事病院に送り届けると、自分の犯した罪を思い出し、またこれ以上自分の特殊能力によって被害を拡大しないためにも病院で自分の頭を撃ち抜く、というオチになっています。

ジェーンがリアムをかばった理由も分からないし、これじゃあ最後はまるで犯人探しのオチだよね。「近づいたら死ぬ」っていうSFスリラーの設定はなんだったのよ?

>>「ラディウス」はU-NEXTで視聴できます。

コメント

  1. てす より:

    知る人ぞ知る名作アニメ映画の「最臭兵器」がすぐに思いつきました(近づくと死ぬ、本人には自覚がない)、あちらは老人Zとか好きな人ならハマりそうなドタバタコメディ

    この映画についてはやはり女が近づくと中和という設定が色々台無しにしている。尺を伸ばすためのストーリー追加のための後付感が強い

    でも男一人だと話が作れないから仕方ないかもね
    彼女と一緒に車に乗ることも一緒に逃亡することもできないから
    必然的に最初から最後まで男一人で物語を作ることになる
    彼女を病院に運んで自殺したけど、それが無いと悪人であるにしろ内にしろ最後は警察から逃げ切れなくなり逮捕される前に自殺かわざと殺されるっていう結末が決まった話にしかならないから

    やはりこの中和彼女設定は仕方ないかなと

  2. b より:

    記憶喪失の説明、とても納得できました。確かに、確かに、確かに、その通り!
    記憶喪失を扱うのは確かに難しいですね。

    ところで、この映画と同様にプラス極とマイナス極の男女を扱っているウィル・スミス主演の『ハンコック』の批評が無いみたいですね。
    どのくらいの点数差が生じているのか知りたいと思いました。

    それと、この映画と類似のテーマで、この映画よりはこっちのが面白いぜ。みたいなご紹介があると、嬉しいです。

    • 映画男 より:

      機会があれば『ハンコック』の感想も書きますね。類似テーマはぱっと思いつくときは紹介していますが、そうじゃないときは紹介してませんでした。

      • b より:

        返信ありがとうございます。

        「古今東西、この映画だけは見ておけ!」的などこかからの受け売りの順位紹介サイトは複数存在しますが、時間の都合や情報収集の得手不得手が理由で知らないままの映画が沢山あります。

        観る人の背中を最後に押すのは、他人の批評もありますが、知っているかどうか。

        配給会社の大人の都合で日本で上映されないものも数多くあるので、数多くの紹介情報は助かります。

  3. おこげ より:

    書いてあることは大体納得できたけど、記憶とちしきは別で
    実際記憶喪失になっても(外的要因で脳に障害が発生してる場合は別)言語能力が停学しないようにまた知識も失われないんだよ
    だから、すらすらとかボキャブラリーとかはお門違いかな

  4. ゆー より:

    記憶喪失と言語は直接関係ないと思います。つまり記憶がなくても言葉は普通に話せると思うので、その描写についてはなんら違和感はないです。