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映画「くも漫。」はほのぼの闘病ドラマ!ネタバレと感想

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恥ずかしい実体験を面白おかしく描いた、ちょっといい話。インパクトは薄いけれど、気軽に見れる作品です。50点(100点満点)

映画「くも漫。」のあらすじ

長きにわたりニートだったものの、父親のコネで教育現場で働き始めた29歳の中川学(脳みそ夫)は、ようやく将来の展望が開けたことでテンションが上がり、札幌ススキノの風俗店に向かう。ところが、店で一番人気の風俗嬢のサービスにより絶頂を迎えた瞬間、くも膜下出血を発症してしまう。完治するのが難しい病から奇跡的に生還する学だったが、どこで倒れたのかは家族に隠しており……。

シネマトゥデイより

映画「くも漫。」はちょっと笑える実話

小林稔昌監督による、実体験を基にした同名漫画の実写化。臨時教師の男が大晦日に風俗に行ったところ、サービスを受けている最中にくも膜下出血を発症し、病院にかつぎこまれて闘病生活を送るはめになった様子をコミカルに描いた作品です。

くも漫。 (torch comics)
リイド社
¥ 950(2018/10/26 10:28時点)

決して大袈裟な演出をせずに起きた事を淡々と語っていくほのぼのドラマで、格好付けてもなければ、泣かそうともしてこない、最後まで見ても感情の起伏がほとんど起こらない、不思議な家族ドラマです。

闘病ものといえば、たいがい「死」をネタに泣かそうとしてきますがこの映画は違います。それよりも主人公の間抜けな行動と不運を自虐的にあざ笑っているかのような雰囲気があって嫌味がないです。

登場人物たちは個性的でもなく、どこにでもいそうな人たちばかりで、態度も姿勢もニュートラルです。感情的な人は一人も出てきません。それがまたすごく日本人っぽくて、日本を感じさせる映画でした。

俳優たちはセクシー女優のような雰囲気を持った素人っぽい女優がちらほらいるものの、主人公を演じたお笑い芸人の脳みそ夫をはじめ、家族のメンバーを演じた俳優たちは結構なはまり役でした。

また、歌手の沖ちづるが妹役で出演しています。彼女はエンディングテーマも歌っています。

さらっと描いているけど、いくつかいいなぁと思えるエピソードがありました。検査の結果、後遺症がないことが分かったときに主人公がほろっと涙するワンシーン。

周囲を巻き込まず、本人だけでしんみり「良かったあ」と噛みしめる短いシーンでしたが、あのあっさりとした描写が好きです。

入院中、自分に優しくしてくれる看護婦に主人公は好意を抱き、退院したら元気な姿を見せに戻ってくると約束して意気揚々と病院を訪れます。ところがその看護婦が非番でいなかった下りもいいですね。

あれで恋愛に発展なんかしていたらできすぎたエピソードになっていましたが、病院側が忙しくて退院した昔の患者になんてかまっていられないといった冷たさがリアルでした。

なんといっても最高の決め台詞はお父さんのセリフでしょう。息子が風俗で倒れたことを妻に打ち明けるとき、お父さんはまず自分の過去の風俗体験から告白します。

そうやって自分の恥をさらしてから息子の恥をできるだけ和らげようとする、なんとも男らしい息子思いの行動に出るのでした。

「いいんだよ。男なんてみんな恥をかいて生きていくんだから」

確かにそうだよなぁ。男の人生なんてそんなもんだよなぁ。そう思えたから原作者もこのネタであえて漫画を描いたんじゃないのかなぁ。

風俗店で発作を起こすとか想像しただけでも恥ずかしいですよね。下手したら腹上死という可能性もあるし、本人はもちろん家族まで恥をさらすことにもなりかねない大事件です。

劇中にもあるように、患者がどこで倒れたかを病院のスタッフが家族に隠そうとしたり、周囲に変に気を使わせることにもなりますね。

やたらと倒れた場所にこだわる家族と仲間たち。必死で記憶の曖昧さをアピールする主人公。ああいうときに野暮なこと追求しようとする奴いるよなぁ。そんな奴にはなんて言ってやるのが正解なんでしょうか。セックスが絡むとなんでこんなに面倒になるんですかね。

ふと、性交中に突然死ぬことは果たして幸せなのか不幸なのか、ということにまで考えが及んでしまいました。

残された者としてはいい迷惑だろうけど、本人は絶頂のときに気持ち良く死ねるから幸せだよなぁ、と考えられなくもないです。でも本当に気持ちいのか、それとも痛いのか。うーんどうなんだろう。

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