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ハーフネルソンはリアルで悲しい!ネタバレと感想

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人生の泥沼にはまっていく教師と生徒の悲しい運命を描く人間ドラマ。スローで、リアルな大人向けの作品です。65点(100点満点)

あらすじ

ニューヨーク・ブルックリンの中学校で歴史の教師をしているダン・デューン(ライアン・ゴズリング)は、ドラッグの常習者だった。ある日、学校のトイレでドラッグを吸っているところを女子生徒のドレイ(シャリーカ・エップス)に見られてしまう。ドレイは、ドラッグディーラーが身近にいる環境で生活しており、薬物を売った兄は刑務所に入っていた。ダンは秘密を知られながらも、何とかしてドレイを救おうとするが……。

シネマトゥデイより

文句

ライアン・フレック監督による学園ドラマ。ドラッグ中毒の教師とドラッグディーラーをしている大人たちに囲まれて育った女子生徒による悲劇の物語です。

イケメンカナダ人俳優のライアン・ゴズリングが主人公の歴史の教師ダン・デューンを演じているので、女性ファンにはもってこいの作品でしょう。彼のキャラがまた先生としてはフレンドリーなとてもいい先生で、でも私生活はだらしないという母性愛をくすぐるキャラになっています。

イケメンで、根はいい奴なんだけど、薬に溺れたり、寂しくなったら行きずりの女に甘えてはまた突き放すチョイ悪男。そんな彼を愛おしい、あるいは守ってあげたいという女性がいても不思議ではないです。

そんなダン・デューンはあるとき、学校のロッカールームで薬でハイになっているところをクラスの黒人の女生徒ドレイに見られてしまいます。

ドレイはしかしダン・デューンのことを咎めることなく、逆に優しく介抱してあげます。父に捨てられ、兄は刑務所の中。そして兄のドラッグディーラーの友達と普段から一緒にいる彼女にとってドラッグは日常だったというのもあるのでしょう。

そのことがきっかけで二人の間には妙な友情が生まれ、ダン・デューンはドレイを自宅に招いたり、車で彼女の家まで送るようになります。

ところがダン・デューンがどんどん麻薬にのめり込んでいくと同時にドレイもまた悪い大人に言われるがままにドラッグディーラーの仕事に手を染めていくようになり、二人は麻薬使用者と売人という悲劇を辿っていくストーリーになっています。

学校の先生と生徒の友情の物語となると、恋愛や性的な関係に発展しそうなものですが、あえてそういうイメージを与えないようにするためか、少女役の子は色気のある大人っぽい生徒ではなく、年齢よりも幼く見えるボーイッシュな黒人の生徒を起用しています。

ベタな映画だと美少女を起用して可愛らしさで売りそうなもんですが、黒人少女のキャスティングが意外性があってとても良かったです。

もっというと、あの子と先生を恋愛させたらさらに意外なことになっていたでしょう。そしたらダメ男のダン・デューンはどう対応していたのかを見てみたかったですね。

ドレイのセリフに「先生は結婚してるの?」というのがあったので気になっていたのは気になっていたんでしょう。でも異性として好きかどうかといわれると微妙で、好きな先生ぐらいにしか思っていなかったんじゃないかな。女性目線で見たらどうなんでしょうか?

奇しくも麻薬によってつながってしまった悲しい二人に共通するのは孤独です。ダン・デューンは猫と一緒に暮らす独身男で、元彼が結婚し、余計に強い寂しさを感じるようになります。

そこで売春婦や同僚の先生に手を出しては寂しさを紛らわせようとするけれど、すぐにまた独りになりたくなるという躁鬱の中をさまよいます。

同僚の先生なんて美人でいい感じだったのに、セックスした翌日のダン・デューンの冷たい態度といったらなかったですね。でも女性なら男にあんな態度を取られたことは一度や二度はあるはずです。セックスした後、急に熱が冷めて現実に戻される瞬間の男を説妙に描いていました。

あんなに冷たい態度を取っておきながら、別の日にまた会いに行くところがいいですね。女性たちは男のああいうところをどうか許してやってください。

一方でドレイは父親が蒸発したせいで母子家庭で育ち、母親も仕事で夜遅くまで帰って来ないという一人ぼっちの生活を送っています。

そんな彼女に目をつけているのがドラッグディーラーの男で、何かと面倒を見てくれる彼に結局上手い具合に利用されてしまう、そんな環境に身を置いています。

いずれにしても二人に未来があるのかは分かりません。ラストの終わり方も色々な解釈が出来そうです。あの終わり方には希望を感じてもいいんでしょうか。それとも結局はまた同じことの繰り返しなのか。いずれにしても悲しい話でした。

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