2012/10/21

マネーボール(原題Moneyball)

62点(100点満点)

ストーリー

メジャーリーグの野球選手だったビリー・ビーンは、引退後オークランド・アスレチックスのゼネラル・マネージャーとなる。しかし、財政が苦しいアスレチックスでは、せっかく育てた有望選手を、強豪球団に引き抜かれるという事態が続いていた。チームの立て直しを図るビリーは、統計データを使って選手の将来的価値を予測するという「マネーボール理論」を導入。イェール大卒のピーター・ブランドと共に、チームの改革を進めていく。

(goo映画より)

文句
スポーツ映画とも経営映画ともいえる一本。あらゆるデータを基に選手の価値をお金で換算し、チーム作りを進める様子が斬新。野球チームの経営側の視点で進む物語がエキサイティングだった。

電話一本でトレードの話がまとまったり、シーズン中に選手が急に首になったりととにかくフロントの仕事ぶりが慌ただしいんですが、実際もあんな調子でポンポン話が決まっていくのでしょうか、それともあの部分は過剰演出なんでしょうか。ゼネラル・マネージャーと監督の力関係も10対0ぐらいで、監督がもうちょっとチーム作りに意見しそうなものですけど、アメリカのチームはもしかしたらあんなものなのかなと思わせる映画でした。

ブラッド・ピットも悪くなかったです。傲慢ゼネラル・マネージャーの貫録もあって役にはまっていました。最近、妙にブラッド・ピットが昔のロバート・レッドフォードに似てきて、そろそろ監督とかし始めそうな雰囲気すらあります。今年アカデミー賞なんて獲ってしまったら、次は監督でアカデミー賞狙いにいったりして。

演技は終盤まで良かったんですが、最後に欠点を見せてしまいました。ブラッド・ピットは泣かないといけないときにちゃんと泣けてないことが結構あって、この映画でも重要なラストシーンで重要な仕事をやり残しちゃいました。顔をくしゃくしゃにして目を赤くするまではいくのに肝心の涙が出ない。泣けない。どうしても泣けない。この部分だけでいえば日本の米倉涼子に近いです。記者会見ではおんおん泣けるけど、本番では泣けない。実生活ではしょっちゅう感動してそうですけど、本番ではやっぱり泣けない。それは俳優として致命的な欠点といえるかもしれません。それでも監督は「まあブラピだからいいっか」と大目に見てるんでしょう。もし、彼が今年アカデミー賞を受賞したとしたらそれは審査員までも「まあブラピだからいいっか」とヒイキしたものだと思ってまず間違いないです。

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