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映画「バイバイマン」の元ネタとネタバレ明かします(辛口感想)

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この記事は 約3 分で読めます。

根拠のない怖い話を実話として売っているホラー映画で何も怖いことないし、どこも面白くないです。17点(100点満点)

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バイバイマンのあらすじ

1969年、男が近所に住む住民を複数射殺する事件が起きる。男は殺害前に被害者たちに誰に”名前”を漏らしたかを聞いてまわっていた。

それから月日が経ち、大学生のエリオット、サーシャ、ジョンの三人は大学近くにある古い一軒家を借りて共同生活を始めようとしていた。

ところがいざ引越しを終えると、変な物音が聞こえたりと様々な怪奇現象に見舞われる。ある日、エリオットがナイトテーブルの引き出しから、「考えるな、言うな」といった落書きを見つける。そしてそこには「バイバイマン」といった名前が添えてあった。

その名前を知ってからというものエリオットの周囲では次々と人が命を落していく、、、、

バイバイマンは実話でもないし、怖くもない

ステイシー・タイトル監督による、へなちょこホラー映画です。「実話」を売りにしていますが、作家ロバート・デーモン・シュネックのいわゆる「本当にあった怖い話」をまとめた本「The President’s Vampire」のショートストーリーを基にしただけで、実際に事件が起きた記録も証拠もない、人から聞いた話を映画向けにアレンジしたストーリーです。

タイプでいえば「ライト/オフ」のような室内ホラーと「イット・フォローズ」のような憑依ホラーを足したような代物です。

家の中で物音が聞こえ、見えないはずの何かが見えたかと思うと、今度は誰かが発狂し始め、人を殺し出すといった感じで、物語の核となる「バイバイマン」とは一体何なのかを最後まで教えずに延々と引っ張っていく演出がダメです。

一度バイバイマンの名前を知ってしまうと、その人には幻覚、あるいは霊が見え始め、被害妄想に陥って周囲の人々を殺害していきます。もし名前を他の人に言ってしまったら、その人まで同じ運命に陥り、バイバイマンの霊が感染していく、といった設定になっていました。

なにより肝心のバイバイマンのネーミングがダサすぎることがいけません。響きが可愛いですもんね。アンパンマンのキャラみたいで。アメリカ人にとっても「THE BYE BYE MAN さよなら男」って決して怖い響きじゃないと思います。

名前もそうだけど、バイバイマンのキャラクターデザインもかなりしょぼいです。ローブを着たおっさんで、一緒に連れている犬みたいなのがいるんですがなぜかフルCGになっていました。絶対怖くならないじゃないですか、お化けがCGだったら。

バイバイマンのラストのネタバレ

ネタバレも何もただみんなが死んでいくだけの話なんですが、大学生三人組は頭が完全におかしくなってお互いに殺し合いになります。

唯一、生き残った黒人青年ジョンが救急車に運ばれようとするとき、女刑事が近づいていって「何が言いたいの? お願いだから(誰の仕業なのか)言って」と質問をしてしまいます。

すると刑事の耳元でジョンがバイバイマンの名前を言ってしまい、呪いがまた広がっていくといったオチになっていました。

言っちゃダメ、言っちゃダメとは言うけれど、そもそもそんなダサい名前を口にするのも恥ずかしくて誰も言わないから。

コメント

  1. ホラー嫌いなのに観る人 より:

    結構今更な話ですが、ByeByeManについて少し興味深い情報を見つけたので。
    この映画は「ボディ・アイランドへの橋」という小説が原作と聞きましたが、それとは関係ありません。(この小説の情報も調べてもあまり出ませんでしたし)

    しかし、H.P.Lovecraftの世界観によって作られた「クトゥルフ神話」の怪物の一体にByeByeManを確認しました。
    正確にはNyarlathotepという架空の神格の化身ですが…ともかくWikipedia(英語版)によると、乳白色の瞳、青白い肌に外套を纏った人型の怪物と説明されています。また、彼は犠牲者の精神を蝕み頽廃させる能力を持っています。
    これらの特徴は、作中に登場する怪人と一致する部分があります。ただ、映画のByeByeManは犬を連れているのですが、それについては関係性が見つかりませんでした。

    正体が分からないというのは、この怪人が「千もある無貌の神の化身の一つ」だからじゃあないかと(少しゴリ押しでですが)。まあ、ByeByeManにはコズミックホラー的要素はなかったので、この説に確信は持てないんですけどね。

    長文失礼いたしました。