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映画「聖の青春」は松山ケンイチが太っただけ!ネタバレと感想

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森義隆監督による、20代でこの世を去った天才棋士、村山聖の人生を描いた伝記映画。演出は悪くないけど、いまひとつ主人公の姿を伝え切れていないのが残念です。44点(100点満点)

聖の青春のあらすじ

幼少期から難病を患う村山聖は、入退院を繰り返す中で将棋と出会い、15歳で森信雄に師事する。10年後、名人になる夢をかなえるべく上京した聖(松山ケンイチ)は周囲に支えられながら将棋に全力を注ぎ、七段に昇段したころ、同世代で名人のタイトルを獲得した羽生善治に激しいライバル心を抱く。さらに将棋に没頭する聖だったが、がんが彼の体をむしばんでおり……。

シネマトゥデイより

聖の青春の感想

村山聖と羽生善治との交流、対局をメインにした、将棋と闘病の人間ドラマ。村山聖が難病を患った幼年時代からプロになり、東京に拠点を移し、打倒羽生を目指し、苦しみもがいく姿をつづったスローな話で、インパクトは薄めです。

大げさな演出がないのはいいんですが、将棋界の異端児の人生をつづっているわりには面白いエピソードが少なく、村山聖を知らない人は結局映画鑑賞後に原作を読むか、ネットで調べる必要に迫られるでしょう。この映画で知られることは彼が少女マンガファンで童貞だというぐらいです。

おそらく製作者側の一番の売りは、太った松山ケンイチでしょう。この映画を見ていなくても、その話題だけは知っているという人も少なくないはずです。僕もその一人でした。ただ、そこを売りにしちゃったら完全にアウトですね。

日本の映画界って体重の増減を役者根性だと勘違いしている人が多くてむかつきます。やれこの役のために~キロ痩せた、太ったって話で盛り上がって何になるんですか?

何キロ太ろうが痩せようが、パフォーマンスがいいか悪いかだけなんですよ。パフォーマンスする前の段階で評価しちゃってるんだもん。

この映画に関して言えば、そもそも松山ケンイチを起用する必要がないんですよ。物語の中で瘦せたり、太ったりするシーンがあるなら松山ケンイでもいいけど、最初から最後まで太っているなら太った役者を使えばいいじゃないですか。

それでも彼を起用したのは、彼が人気があるからで、人気俳優が太ると話題になるからでしょう。ところがふたを開けてみると、松山ケンイチは髪の毛を掻いてボソボソ喋ってるだけで、羽生善治役を演じた東出昌大に完全に主役の座を食われていましたね。

ストーリー上では、村山聖が子供の頃から難病持ちで、いつ死ぬかも分からないという状況なのに、普段からジャンクフードばかり食べて不摂生ばかりしているのが気になりました。

酒飲みで、食事は吉野家の牛丼とかカップラーメン、夜はマージャンしたり、将棋の研究に明け暮れるという生活をしていたら、そりゃあ長生きできないよ。

そういう生活をすることに彼なりの哲学があったのかもしれません。どうせ短い人生なんだから、食べたいものを食べて、やりたいことをやる、というのも人生でしょう。

将棋以外のことで時間を奪われたくなかったのかもしれません。しかしそうした彼の考えが何も描かれていないので分かりようがなく、ただの不健康な人にしか映っていませんでした。

村山聖を知っている人なら、それなりに懐かしさがあって、凄みが伝わるのでしょうか。でも彼を知らない人には村山聖の人柄がこの映画を見ただけではほとんど掴めないです。

人物描写や主人公の掘り下げ方は明らかに監督の力不足でしたね。すると、どういうことが起こるかというと、村山聖の名前が出てこない人はこの映画のことを「松山ケンイチが太った映画」と呼ぶことになるのです。

>>「聖の青春」はdTVで視聴できます

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