フィフティ・シェイズ・ダーカー(原題FIFTY SHADES DARKER)

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の続編であり、誰も得しないお馬鹿官能映画。ソフトSMとソフトセックスシーンだけが売りで、他には何にもない超駄作です。9点(100点満点)

あらすじ

恋愛初心者の女子大生だったアナ(ダコタ・ジョンソン)は、大企業CEOのグレイ(ジェイミー・ドーナン)に恋するが、その倒錯した愛に応じることができずに彼の前から去っていく。その後、大学を卒業したアナは出版社で働き始め、グレイは別れた後に今まで誰にも抱いたことのないアナへの感情に気付くのだった。復縁を求める彼に、アナはある条件を提示する。

シネマトゥデイより


文句

前作から何の改善も反省もしていない、しょぼしょぼ官能ドラマで、映画史上に残る低評価を受けた作品です。それでもヌードがあるだけで、見に行く人がいるからすごいです。

この映画をめぐって人生で初めてこんな現象に出くわしました。

大手映画批評サイト「Rotten Tomatoes」においてプロの批評家による支持率がなんと「9%」(2017年3月現在)です。ありえねぇ。

たいがいどんなひどい作品でも50%は超えるんですけど、この作品に関してはほぼ満場一致で批評家がマイナス点を付けていて笑えました。ここまでボロクソに言われてる映画には出会ったことがありません。

僕的には、前作のこともあるし、この程度のひどさには結構慣れているので、そこまで内容に関しては驚きはしませんでした。ただ、褒めるところはまず見つからなかったですね。

ストーリーは、SM行為に耐え切れずに別れたはずのアナとグレイが再会し、また寄りを戻して今度はノーマルな関係を築いていく、という普通の恋愛物語になっていました。

二人が再会してから寄りを戻すまでのスピードといったらウサイン・ボルトの100m走り並みで、その間の葛藤もへったくれもありません。

二人は久しぶりに会ったかと思ったらディナーを食べに行き、あれよあれという間にまたセックスしていた、という不自然な展開に始まり、グレイの前の女が銃でアナを脅しに来たり、おばちゃんがアナを邪魔しに来たり、グレイのヘリコプターが墜落したり、といった大して効果のないハプニングを詰め込んでいました。

そしてお約束のセックスシーンが20分に一度くらいの割合で入ってきて、それが今にも席を立ち上がりそうな映画館の視聴者たちをなんとか足止めしようとしているかのようでした。

前回のSM行為がアナを傷つけたから今回はソフトにやろうね的な話をしておきながら、ほぼ前回と変わらない、手足を紐で縛ったり、手錠をつけたりといったプレイに終始するのがコメディーです。アイデアがなさすぎて悲しくなってきますね。

レストランでパンティーを脱がせたり、銀の玉をあそこに入れたままパーティーに参加させたり、といった下りはベタだけれど、まだ頑張ったほうじゃないでしょうか。

突っ込みどころはかなり多いです。多すぎてどれを挙げようか迷ってしまうほどです。僕のお気に入りは、早朝グレイが自宅のスポーツジムで汗を流しているシーンです。

体操選手でもヨガのインストラクターでもないのに朝っぱらからこんなことやってる奴、嫌だなあ。それができたからなんなのよ? その姿を恋人のアナが見てうっとりしてる、という大変気持ち悪いシーンでした。

それとヘリコプターの事故から涼しい顔で生還したグレイが爆笑です。ニュースでは行方不明って言っていたのに何食わぬ顔で無傷で家に帰ってきては、事故のことはほとんど説明しないのがよかったですね。

それにしてもこんなに色気のない官能映画も珍しいです。そもそも論をしてしまうと、主演のダコタ・ジョンソンが全然エロくない気がするのは僕だけでしょうか。

>>前作の「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」はTSUTAYA TVの動画配信で視聴できます

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